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東部中たより「東風」

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東部中学校通信 Vol.20
平成31年1月 野呂一彦
「大気の成分」

 明けましておめでとうございます。
 むかしむかし、今から六千七百万年ほど前、地球上にはたくさんの恐竜たちが歩き回っていました。みなさんがよくご存じのティラノサウルスはこの時代の代表的な肉食恐竜です。やがて恐竜の時代は終わりをつげ、哺乳類の時代となります。人間の出現はそのずっとずっと後になります。地球の長い歴史の中で、生物はその時々にどんな空気を吸って活動していたのでしょうか。
 現在の地球の空気は、窒素が八割弱、酸素が約二割、その他微量の気体で構成されています。窒素はとてもおとなしい気体です。これが空気の大部分を占めているので、地球の大気はとても安定しています。酸素は、ものを燃やす働きがあります。私たち生物の多くは呼吸によってこの酸素を取り込み、活動のエネルギーを得ています。微量成分の中には、二酸化炭素などの温室効果ガスがあり、これらが少し増えただけで温暖化が進みます。侮れません。
 私は、地球の空気の中には、気体検出器では測定できませんが、「理性」や「節度」、「寛容」などの成分が含まれていると思っています。これらを取り込んで心の活動エネルギーに変えられるのは人間だけです。無限にあると思われたこれらの有益成分も、人間が地球上に誕生してから、これを消費し続けて減ってきているように思われます。逆に、「煩悩」、「邪悪」、「疑念」などの有害成分が微量ながら増えています。
 世界中が目標を決めて大気汚染物質の削減に取り組んでいます。これに協力しなければならないのはもちろんですが、一方で私たちは、心の有益物質の増加にも取り組んでいかなければなりません。笑顔でいましょう。挨拶を交わしましょう。整理整頓しましょう。いい言葉を使いましょう。そうすればきっと心の有益成分が増えてきます。大人も子どももきれいな空気の中で生活したいですからね。今回はちょっと難しい内容になってしまいました。ここまで読んでいただいてありがとうございました。今年も良い年でありますように!
2月 行事予定
4日(月)3年実力テスト
7日(木)県立高校前期選抜試検 〜8日
13日(水)4限、給食後一斉下校
16日(土)土曜授業、
20日(水)1・2年生期末テスト〜22日(金)


東部中たより「東風」

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東部中学校通信 Vol.19
平成30年12月 野呂一彦

「人は見た目で判断する!?」

 なんとひどい題でしょう。誤解を避けるために解説をしますので、題だけ見て、なんじゃこれはと思わず、どうぞ最後までお読みください。
 人はいろいろな材料から情報を得て物事を判断しています。人によって違いはありますが、五感と言って、視覚、味覚、聴覚、嗅覚、触覚が一般的です。第六感が非常に敏感だという人もいるようです。中でも視覚と聴覚からの情報は大きなウエイトを占めています。会話をするときは、言葉以外に相手の顔色や表情、声のトーンや大きさは特に重要です。それに比べると、文字によって伝えることができる情報量は非常に少ないのです。試しに、西郷隆盛という人を大まかに説明した文章を書いてみました。
○幕末から明治時代初期の政治家。薩摩藩(今の鹿児島県)の下級武士の家に生まれ、大久保利通らとともに、薩摩藩を公武合体から倒幕運動へと動かし、薩長同盟を作りました。彼は常に庶民の生活を第一に考えて行動していました。その後、王政復古というクーデターを指導し、新政府軍の総参謀として戊辰戦争に勝利して、犠牲者を出さずに江戸城の無血開城を実現しました。目的のためには手段を選ばない厳しい一面もあったようですが、明治新政府では参謀となり、廃藩置県を成し遂げた背景には西郷の率いる軍事力が大きな力を発揮しました。征韓論をめぐる争いに敗れたのち、職を辞して鹿児島に帰り、私学校で若者の教育をしました。1877年、西南戦争を起こしましたが、新政府軍に敗れ、鹿児島で自決しました。今でも彼を慕う人は多く、維新の三傑の一人と言われています。
 前の文章の一部分をカットしてみました。
 ○幕末から明治時代初期の政治家。王政復古というクーデターを指導し、新政府軍の総参謀として戊辰戦争に勝利しました。目的のためには手段を選ばない厳しい一面もあったようです。明治新政府では参謀となり、西郷の率いる軍事力が大きな力を発揮しました。征韓論をめぐる争いに敗れたのち、職を辞して鹿児島に帰り、1877年、西南戦争を起こしましたが、新政府軍に敗れ、鹿児島で自決しました。
 どうでしょうか?西郷どんのイメージがずいぶん違ってきませんか?
SNSをお使いの皆さん、文字による情報伝達には限界があることを知っておいてください。使い方を間違え、噂話を拡散させると、大きな誤解やトラブルを生んでしまうことがあります。道具は上手く付き合って便利に使いましょう。良いお年を。
1月 行事予定            
4日(金)学校閉校日
9日(水)3年実力テスト
16日(水)1・2年4限給食後下校、
3年期末テスト〜18日(金)
19日(土)土曜授業
31日(木)2年みえスタディチェック

東部中たより「東風」

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東部中学校通信 Vol.18
平成30年11月 野呂一彦
「無邪気」innocence
 今どきの中学生は、昼休憩の時間にかくれんぼをして遊びます。それがまたとても楽しそうなのです。これを無邪気と言わずして何を無邪気というか?
「無邪気」とは
1. あどけなくて、すなおな・こと(さま)。
2. 悪気やねじれた気持ちのない・こと(さま)。
3.深い考えのない・こと(さま)。 【大辞林】
文化祭をやりきる姿は頼もしくもあり、休憩時間に無邪気に遊んだり、笑ったりしている子どもたちのなんと幸せそうなことか。心で感じるままに泣いたり笑ったり素直に行動している様子が羨ましくさえ思います。
 大人になるにしたがい、頭で考えることが多くなります。それを私たちは成長と呼び、安全で有意義な生活をする上でとても大切なことです。しかし、頭で考えるときには、意味があるとかないとか、損だとか得だとか、役に立つとか立たないとか、認められるとか認められないとか、そういった価値にとらわれてしまいがちで少し寂しい気がします。
 尾畠春夫さんという人がいます。9月に山口県周防大島町で行方不明となっていた2歳男児を発見し、一躍「時の人」となりました。彼を取り上げた記事によれば、彼は15歳の時に『俺は50年働く。そして、65歳になったらやりたいことをしよう』と決めていたそうです。彼が選んだやりたいことが被災地におけるボランティア活動だったのです。評価や報酬を期待するわけでもなく、ただやりたいからやる。心の感じるままに人としてなすべき行動ができる彼の姿勢に頭が下がります。
 複雑な社会になっていくほど、「頭で考え」なければならないことが増えていきます。でも、勉強して賢くなればなるほど、あなたのどこかに「心で感じる」部分を残しておいてほしい。無邪気に遊んだ友を忘れないでいてほしい。尾畠さんが好きな言葉は「かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め」だそうです。
かくれんぼする者この指とまれ! Let's play hide-and-seek!

12月 行事予定
7日(金)東部中校区人権フォーラム
10日(月)3年三者懇談会→11.13.14日
12日(水)4限、給食後下校
15日(土)土曜授業

東部中たより「東風」

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東部中学校通信 Vol.17
                             平成30年10月 野呂一彦
                  「抗体検査」

 B型肝炎という病気の抗体検査を受けました。「抗体」というのは、ある種の病原菌やウィルスを身体から追い出すために作られる物質のことです。人の身体は学習機能を持っています。一度かかった病気の病原菌に対しては抗体の作り方を知っているので、すぐに病原菌をやっつけることができます。これは、「免疫」と言って、たくさんの病原菌やウィルスが存在する環境でたくましく生き抜いていくために身体に備わった防御システムなのです。
 私の抗体検査の結果は(−)つまり抗体はありませんでした。私はB型肝炎にかかったことがないので、そのウィルスの弱点を知らないのです。そこで、ワクチンの接種をします。弱らせたB型肝炎ウィルスを注射して、身体にやっつけ方を練習させるわけです。こうやって練習をしておけば、本物のウィルスが入ってきても大丈夫。重症にならずに治すことができます。
 友だちと喧嘩、失恋、親や先生に叱られる、試合に負ける。遠足の日に雨が降る。お兄ちゃんに私のケーキを食べられた。妹が大事なノートに落書きした。せっかくやった宿題を家に忘れてきた。いざという時のために隠しておいたヘソクリがない。ショック!やることなすこと上手くいかない。けっこうきついことありますね。でも、それも練習。経験が力になります。知らず知らずのうちに、ストレスや上手くいかないことの多い世の中を楽しく生き抜いていくためのパワーが身についていくものです。あきらめないで move ahead.
 9月から1か月おきに3回の予防接種があります。B型肝炎と練習試合をやるわけです。若いうちに心のワクチンも経験しておくといいと思います。予防接種は、チクっとするけどちょっとの我慢。
30年間の統計によれば三重県の晴れの日数は年間225.5日だとか。なんと半分以上晴れてるやん。晴れりゃいいってもんじゃないけど、明日天気にな〜れ!

11月 行事予定
2日(金)文化祭
8日(木)後期中間テスト→9日(金)
14日(水)4限授業・給食後下校
17日(土)土曜授業
27日(火)3年進路相談→30日(金)

東部中たより「東風」9月

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 東部中学校通信 Vol.16
平成30年9月 野呂一彦
「かっこよく生きる」
 
 私の家の近くに、無農薬で野菜を育てている人がいます。日照り、多雨、台風や霜など、気象現象は野菜の栽培には厳しく、そのうえアオムシや鹿が、丹精込めて育てた美味しい野菜を食べに来ます。このように難しい条件ながら、夏の暑い日も冬の寒い日も黙々と誠実に土に向かっています。そのせいか、彼が作った野菜には、生きるエネルギーが満ち満ちているように感じます。まるで彼の農業魂が乗り移っているかのようです。自らの信念に従って一生懸命働き続けている彼を私は「地味にかっこいい」と思っています。
 彼から愚痴や自慢話、人の悪口を聞くことはありません。人を馬鹿にする言葉もありません。いつも物静かに笑っています。そのくせ気さくで話しやすい人柄です。
 夏に訪れた京都のお寺の境内に「十善戒」という看板がありました。これには、人として正しく生きるための十の戒めが書かれています。それにならって、かっこよく生きるための十条件を考えてみました。
 ・爽やかであること
 ・妬(ねた)まないこと
 ・蔑(さげす)まないこと
 ・一生懸命生きること
 ・落ち着いていること
 ・親切であること
 ・寛容であること
 ・礼節を心得ていること
 ・謙虚であること
 ・粋であること
 「恰好」とは、本来は姿かたちのことですが、外見にはその人の内面がにじみ出るものです。恰好の良し悪しは、見た目ではなく生き方なのだと野菜作りに励む隣人の姿に教えられた気がします。私も少し頑張ってみようと思います。

10月 行事予定
3日(水)三者講談会 〜5日(金)
16日(火)3年生進路説明会
17日(水)2年生わくわくワーク 〜19日(金)

東部中たより「東風」7月号

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東部中学校通信 Vol.15
平成30年7月 野呂一彦
「二つのスプレー」
 5月の大会は風の強い日だった。その試合中に、グランドに舞い込んだゴミをタイムを取って拾いにいった選手がいた。特にゲームの進行に影響するようなゴミではなかったし、最初はなぜ彼がタイムを要求したのか分からなかった。彼は、舞い込んだゴミに駆け寄って、拾い、ポケットに入れた。「ありがとうございました。」と審判に言ってプレーが再開された。
 アメリカンフットボールの試合での悪質な反則行為が話題になった。立場によって見解は異なると思うのだが、スポーツとは何か?ルールとは何か?を改めて考えさせられる事件だったと思う。
 かつてサッカーのドイツ代表にオリバー・カーンという名ゴールキーパーがいた。ドイツ代表はこれまでに数々の名ゴールキーパー(GK)を生み出してきたが、中でもオリバー・カーンは、2002年W杯の闘志あふれるプレーで日本でも知られる存在になった。ブラジルとの決勝では好セーブを連発しながらも、自分のミスからゴールを決められて優勝を逃し、試合後にポストにもたれてうなだれる姿は多くの人の胸を打った。カーンの「頭の中のカバン」には、「クールダウンスプレー」と「防護スプレー」の2つのスプレーが入っているそうだ。もちろん、イメージでの話なのだが、ファウルを受けた時など、頭にカチンときたときに使うのが「クールダウンスプレー」、失点してしまったときなど、ネガティブな気持ちから自分を守るために振りかけるのが「防御スプレー」だ。彼は、これら二つのスプレーをうまく使って、自分の感情をコントロールし、その冷静なプレーでドイツの守護神となっていったのだ。
 試合の中だけでなく、私たちは普段の生活の中でも、いろいろな状況に出くわすものである。いかなる状況においても、自らの感情をコントロールし、落ち着いて冷静な判断ができる人は魅力的である。ゴミを拾ってくれた選手のチームは、残念ながら負けてしまったが、種目に対する真摯な気持ちや、その気持ちを行動に移した彼の勇気が感じられた。何でもない一瞬の出来事であったが、とても爽やかな空気が流れた。
9月 行事予定
3日(月)3年実力テスト
12日(水)前期期末テスト 〜14日(金)
22日(土)松阪地区新人大会 
〜29日(土)30日(日)
27日(木)社会見学

東部中たより「東風」

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東部中学校通信 Vol.14
平成30年6月 野呂一彦

「虹」
 今朝、虹を見ました。久しぶりです、あんなにはっきりとした虹を見たのは。子どものころは、虹を見ると、虹の麓はどの辺りなのだろうか?とか、虹の麓に行くとどんな景色が見えるのだろうか?と真面目に思っていました。やがて学校で、太陽光線に含まれる光は、その色によって光の波長が異なり、大気中の水滴を通り抜けるとき屈折の程度が違うため、色が分かれて虹ができるということを学習しました。大人の私は、テストに「虹はどうしてできますか?」という問題が出たら、教えてもらった通り答えるでしょう。決して「神様が作った。」とは書きません。でも、私は、心のどこかで虹は神様から私たちへのプレゼントだと思っています。そして、虹を作ってくれた神様に感謝しています。
そういえば、最近空を見上げることが少なくなりました。昔は、雲の形が何かの動物の形に見えて、それを見つけるのが面白くて飽きもせず眺めていたものです。時間がたつと雲は流れて、場所と形が変わっていきます。季節によって、いろいろな形の雲が現れます。夏の入道雲は豪快です。秋のうろこ雲は好きでした。夕方になると空の色がだんだん変わっていきます。一番星も見つけました。
ネアンデルタール人も北京原人もおそらく雲の形を見ていたでしょう。アメリカに住む人も中国に住む人も月が満ち欠けすることを知っています。カーペンターズもゆずも虹を曲にして歌っています。
「Some day we’ll find it. The rainbow connection.♪」
「越えて、越えて、越えて、流した涙はいつしか一筋の光に変わる。
虹色の明日へ続く…雨上がりの空にそっと架かる虹の橋♪」
自然にある物には、私たちを癒し、あるべき形に戻してくれる力があります。なぜなら、人間も自然の一部分だからです。
いろいろ便利な物ができて、手元が忙しくなって、うつむいている時間が長くなりました。液晶画面ばかり眺めていないで、背筋を伸ばし胸を張って空を見上げてほしい。特に青年には。

東部中たより「東風」

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東部中学校通信 Vol.13
平成30年5月 野呂一彦
「騙されておきたい嘘と騙されてはいけない嘘」
 「嘘をついてはいけない」と小さいころから言われて育ちました。でも、こんな温かい嘘に出会いました。あなたは、この嘘をどう思いますか?
 アメリカの、とある地方に野球観戦の大好きな、でも、目の見えない少年がいました。 
少年は大リーグ屈指のスラッガーである選手にあこがれています。少年はその選手へファンレターをつづりました。
「ぼくは、目が見えません。でも、毎日あなたのホームランを楽しみにしています。
 手術をすれば見えるようになるのですが、怖くてたまりません。
 あなたのような強い心がほしい。ぼくのヒーローへ。」
少年のことがマスコミの目にとまり、二人の対面が実現することになりました。
カメラのフラッシュの中、ヒーローと少年はこう約束します。
今度の試合でホームランを放てば、少年は勇気をもって手術に臨む、と。
そして、その試合、ヒーローの最後の打席。2ストライク3ボール。テレビや新聞を見た多くのファンが、スタジアムで 固唾をのんで見守り、少年自身も、テレビの中継を祈る思いで聞いています。
ピッチャーが投げた最後のボールは、大きな空振りとともに、キャッチャーミットに突き刺さりました。
全米から大きな溜め息が漏れようとした、その時、スタジアムの実況が、こう伝えました。
   「ホームラン! 月にまで届きそうな、大きな大きなホームランです!」
【いい話より】
昨年「フェイクニュース」という言葉をよく耳にしました。いわゆる根拠のない噂です。今、この世の中はネット社会と呼ばれるようにたくさんの情報が飛び交う社会です。中には騙されてはいけない嘘も含まれています。事件に巻き込まれる人もいます。身近なところでも何気ないつぶやきがSNSやネットを通じて拡散してしまい大きなトラブルになることがあります。情報の中には人をつなげるものと、人のつながりを断ち切ってしまうものがあります。学びの基本は「本当やろか?」「確かめてみよう」「なるほど」です。騙されておきたい嘘と騙されてはいけない嘘が判断できるように、大切な人との関係を守るために学びましょう。
6月行事予定
1日(金)体育祭
7日(木)前期中間テスト→8日(金)
19日(火)3年生進路説明会

東部中学校学校たより

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 東部中学校通信 Vol.12
平成30年4月 野呂一彦
「与えられるものは有限、求めるものは無限」

梅の花が咲いて、卒業式がありました。桜の花が咲いて、入学式をしました。
東部中学校の生徒にはびっくりさせられることが度々ありますが、今回も驚かされました。「卒業生が卒業式という最後の授業を完成させる最高の場をみんなで作ろう」「新入生が気持ちよく入学してこられるような場を作ろう」と言って準備を始めました。
式場準備はもちろん、教室や廊下、トイレの掃除をしました。担当の先生からは、グループの役割は支持しますが、あとは生徒が自分で考えて動きます。体育館ではモップが走ります。凄い速さで椅子が並んでいきます。ざら板の裏までピカピカです。トイレでは必死のモップ掛け。しかもキラッキラの笑顔です。さて、トイレ担当が最後の仕上げに行ったのは何だったでしょう。
「トイレットペーパーの・・・」でしたね。
 突然ですが、ノミは30センチほどジャンプできるそうです。ノミの体長は2ミリほどですから、なんと体調の150倍のジャンプ力です。これを人に置き換えるととてつもないハイジャンプになります。このノミをコップに入れてガラスの蓋をしておくと、飛んでも、飛んでも、蓋にぶつかって落ちてしまいます。しばらくすると、そのノミは高く飛ぶことをあきらめ、蓋をとってもコップから飛び出さなくなるそうです。これは負の学習によるものです。本当は飛べるのに、自分で限界を決めてしまうのです。「だめだ、飛べねぇ」と思い込んでしまいます。
 これを元に戻す方法は、別のノミと一緒に入れることだそうです。なかまが飛んでいるのを見たノミは「よ〜し自分も!」とポジティブな気持ちを取り戻し、挑戦するようです。自信を取り戻したノミは、努力を重ねれば以前よりもっと高く飛べるようになるかもしれません。学問でも、運動や芸術でも、指示や教えなど、与えられるものには限界があります。でも、自分の中にある可能性は無限です。東部中生徒の無限は、式場準備で確信しました。一人ひとりの中にある無限を引き出し、みんなで東部中を動かせ!

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松阪市立東部中学校
〒515-0128
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