始業式後は、各学級で冬休み前の個人目標を振り返り、その延長となる３学期の目標を立ててください。節目ごとにこれまでの歩みを振り返る習慣をつけて、自分で自分を育てる力を身に付けていきましょう。他人を気にせず、前に向かって自分らしく進む心を大切にしましょう。３学期は、１年で一番寒い時期です。まず全校生の第１のめあては、予防マスクや手洗い、体力づくり等、自分の健康管理に取り組むことです。自分の身体を大事にしてください。
　年明けにふさわしいお話を２つします。中学校に進学した先輩が、何事においても想像力を働かせ、自分の考えをもってがんばっているといううれしい便りを耳にしました。卒業式の式辞で「あなたたちの背中を後輩が遠くから見つめていることを忘れずに、努力する人になってほしい」と伝えました。誠実に努力すること、がんばることは、もちろん自分自身のためですが、このように周囲の人にもいい影響をもたらせてくれます。自分のがんばりは、みんなの成長にもつながるのですね。それが集団で学ぶ意義です。
　また、東京オリンピックに向けていろいろなニュースが報じられています。坂出市には、アムステルダムオリンピックにマラソン選手として参加した山田兼松さんという方がいらっしゃいました。山田さんは、塩田の浜子として毎日鍛えた足腰をマラソンに生かし、途中まで１位を走り、４位でゴールしました。山田さんの偉業を称えて、丸亀ハーフマラソンでは、「山田兼松章」を表彰しています。
　皆さんも卒業生や山田さんのように、自分の得意なことや学んだことを生かしてさらにステップアップする３学期にしましょう。