最新更新日:2023/05/20
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府中っ子の合い言葉「ほんきで取り組む・げんきをつくる・しょうじきに生きる」

「ふるさと・夢・チャレンジ」

       「ふるさと・夢・チャレンジ」
                      校長  富永 雅明
 昨年度に引き続き,本校の教育目標は,「ふるさとに誇りをもち,夢に向かってチャレンジする子どもの育成」です。香川県教育基本計画の基本理念が「夢に向かってチャレンジする人づくり」であり,坂出市教育大綱の基本理念が「未来を拓く力をはぐくむ人づくり」であり,一貫した目標になっていると思います。
 今から1300年前の奈良時代,讃岐の中心は,開法寺池の近く(今発掘が行われているところ)にあり,讃岐国府として500年以上讃岐の中心として栄えていました。全国的に有名な菅原道真(845〜903)や崇徳上皇(1119〜1164)もここで過ごされたということです。教育目標の「ふるさと」には,歴史と伝統のある「国府の里」で生まれ育った誇りをもってほしいという願いを込めています。
昭和41年に建設された府中ダムが50年を迎えました。4月18日には,記念植樹・記念碑除幕式が行われ,福岡太宰府天満宮より恵与された道真ゆかりの紅白一対の梅の木を,6年生が植樹させていただきました。これから6年生は,府中ダムの歴史について調べていきます。
 また,「夢・チャレンジ」は,本校の子どもたちにとっても最大の課題です。
 なぜ,夢に向かってチャレンジできないのか。それは,失敗のとらえ方に一つの原因があるのではないかと考えます。誰でも失敗したことを自覚して体裁悪く感じたり,他人が優れていることに気おくれしたりして,自分を恥ずかしく思うことがあります。思い描いている「自分」と現実の「自分」にギャップがあり,やる気がなくなってしまうのです。でも,意外にも他人は何とも思っていなくて,本人だけがそれをいつまでも引きずっているようです。そのことで失敗を繰り返したくないという感情が次のステップに挑戦することを妨げているのです。私もこれまでに何度も失敗をし,その度に次への一歩が踏み出せないことがありました。このような中では失敗もないけれど成長もありません。不要なプライドを捨て,新しく踏み出す勇気が必要だと感じます。
 選抜高校野球で活躍した高商の長尾監督の座右の銘は「失敗と書いて成長と読む」だそうです。おそらくこのチームが急に強くなったのは,この言葉が浸透したからに違いありません。
 また,松下幸之助は,「悩んでも悩まない」という言葉を残しています。考えることはいいことだけれど,考えすぎは禁物。力を入れすぎず,楽な気持ちでよく考えることが肝心だということでしょう。
 自分にとって少し難しいことや苦手なことにも失敗を恐れず,昨日の自分を超えることを目標に,アクティブに挑戦する子どもを育てたいと思います。

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