最新更新日:2023/05/20
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府中っ子の合い言葉「ほんきで取り組む・げんきをつくる・しょうじきに生きる」

「生きがいをもって働くこと、生きること」

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      「生きがいをもって働くこと、生きること」
                      校長  富永 雅明
 阪神甲子園球場の近くに「キッザニア」という、100種類もの仕事やサービスを小学生が楽しみながら疑似体験できるキャリア教育支援施設があり、年間700校以上の小学校が利用しています。10月27日、本校の6年生も修学旅行で訪れ、それぞれの仕事のおもしろさや難しさなどにふれたり、仕事をやり遂げた達成感を味わったりすることができました。中学2年生になると、実際に職場体験学習を行うことになります。本校にも今年は2名が3日間やってきて、「教えること」を少しだけ体験できました。
 今、キャリア教育の更なる充実が求められており、子どもたちが「夢や希望」をもち、目標達成に向けて努力することのできる粘り強さやたくましさを身に付けていくことになっています。
 11月に実施した3〜6年生対象の香川県学習状況調査では、「将来の夢や目標をもっていますか」の問いに対して、91.9%の子どもたちが「もっている」と答えました。特に6年生は、4月に実施した全国学習状況調査より10%も上がり、本年度の様々な取組の成果が現れてきたのではないかとうれしく思いました。これから現実と重ねながら自分の夢と目標を持ち続け、徐々に人生設計をしていってほしいと考えております。
 最近、過労による精神疾患や過労死、自殺、家庭崩壊なども大きい社会問題となっています。ワーク・ライフ・バランスが大切とされ、仕事にやりがいをもち、責任を果たすとともに、自分の生活においても充実した日々を過ごすことが必要だと言われています。皆さんも仕事の効率を高めることで時間を生み出し、休憩をしっかり取った後、フレッシュな脳で新しくスタートしてみては・・・。仕事と生活の相乗効果で、パフォーマンスが高められ、生きがいを見い出すことができるのではないでしょうか。身近な親や教師の人たちの働く姿が子どもたちに与える影響は大きいと思います。今日も笑顔でさっそうと仕事に臨みたいと思います。
 さて、11月11日、「50年前がよみがえる府中湖再発見ツアー」があり、地域から28名の方に参加していただきました。6年生は4月から府中湖のことを主体的・協働的に探究してきました。水道局の方のご厚意で、ダムの底にある「監査廊」と呼ばれる地下道やダムの最上部の操作橋(写真)もご案内することができました。「こんな美しい風景の広がる府中が大好き」「ここでずっと働き、生きていきたい」と思えた瞬間だったようです。

      <シェイクアウト訓練ありがとうございました。>
 11月7日,南海トラフ巨大地震を想定した「シェイクアウト訓練」を実施しました。地震発生時の対応に続き,西校舎3階への避難訓練・保護者引き渡し訓練・搬送訓練等を行いました。30年以内に起こる確立70%と言われ,いつ起こってもおかしくありません。日本各地でも大きな地震が増えてきました。こらからも訓練を重ね,その日に備えたいと思います。たくさんの保護者の方に参加していただき,ありがとうございました。

「結果を今後に生かすこと」

          「結果を今後に生かすこと」
                       校長  富永 雅明
 10月には、市陸上記録会、カヌー大会、市教育文化祭(科学体験発表会、音楽会、展覧会)など様々な校外的な行事が行われ、子どもたちは素晴らしい体験ができました。その結果への気持ちは、それぞれ「うれしい」「満足」「残念」「悔しい」「悲しい」など、さまざまあるとは思いますが、私が子どもたちに常に話しているのは、それまでの努力の過程が貴重なのであって、もし失敗したとしてもがっかりしないでその結果を今後の成長に生かすことが大切であるということです。
 さて、本校では、保護者アンケートを年間2度させていただいていますが、その結果については、真摯に受け止め今後の教育活動に生かすようにしています。
 7月末の「家庭・地域で挨拶ができているか」についてアンケートでは、「できていない」が2%、「どちらかといえばできていない」が11%でした。他校へまいりますと、本校の子どもたちは挨拶が比較的できていると感じますし、横断歩道を渡り終えた後、丁寧にお辞儀をする様子を見て「すがすがしい気持ちになった」と、時々連絡をいただくこともあるのですが、最近、地域の方からも「挨拶を返さない子がいる」とおしかりを受けており、学校・家庭・地域が連携しながら育てていく必要性を感じます。
 4月に全国一斉6年生対象に行われた、全国学力・学習状況調査の結果が最近発表され、本校の教育目標である「夢に向かってチャレンジする子どもの育成」に関する項目について興味深い結果が得られました。それは、「自尊感情」(自分を価値ある者だと感じる感覚)に関するものです。「むずかしいことにも挑戦する」については、これまで全国平均より低い結果でしたが、本年度は大きく10.5ポイント上回りました。しかし、「将来の夢や目標をもっている」については、全国平均より12ポイントも低くなっていました。挑戦する意欲は育ってきていますが、新たな夢や目標をもつことまで結びついていないのです。今後、具体的な方策を再度検討し、将来の夢に向かって一つ一つチャレンジしていく子どもを育成したいと思います。

「50年前がよみがえる〜府中湖再発見ツアー〜」

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     「50年前がよみがえる〜府中湖再発見ツアー〜」
                       校長  富永 雅明
 地方創生への人づくりが求められています。本校でも,地域に関心と愛着を持ち,地域で自己実現を図るとともに,地域に貢献することを喜びとする活動を進めています。6月17日,6年生は,府中ダム建設50年記念事業と連携し,地域の方々のご指導いただきながら「府中ダムの歌」の作詞に向けたフレーズづくりをしました。完成した「ぼくらの府中湖」の歌は,10月2日の水フェスの開会式で瀬戸フィルの伴奏で合唱します。その後,5・6年生はドラゴンカヌーに挑戦し,1〜4年生は学習の成果をステージで発表し,地域の皆さんに元気をお届けしたいと思っています。
 6年生が国府の里学習(総合的な学習の時間)の中で企画している「府中町を元気にするツアー」は4年目を迎えました。今年は,府中ダムが完成したのが昭和41年7月で,本年はちょうど50周年あたり,「50年前がよみがえる〜府中湖再発見ツアー〜」をテーマに,調査してきたことを発表します。この工事のために104戸の家屋が沈んだという悲しい事実など,いろいろな歴史の上に今があることを学んでいるところです。また,香川県水道局県営水道事務所のご厚意で,めったに体験できないダムの底にある「監査廊」と呼ばれる地下道やダムの最上部の通路も見学できる予定です。その後,調べたことを説明しながら府中湖周辺をご案内します。子どもたちは,この体験活動を通して,主体的・協働的に取り組む態度を養うとともに,府中に生まれ育った喜びを感じることができればと考えております。地域の方々にも府中湖について再発見するよい機会となるのではないでしょうか。

1 日 時  平成28年11月11日(金)午前10時 〜12時
2 日 程  集 合      10:00水道局事務所3階研修室
       挨拶・日程説明  10:00〜10:05
       調べたことを発表 10:05〜10:30
       府中ダム見学   10:30〜11:00
       府中湖周辺散策  11:00〜11:55
       終わりの会    11:55〜12:00
3 参加費用 無料
4 募集人数 保護者・地域の方 30人(定員になれば締め切ります)
5 申し込み締切 11月4日(金)
6 問い合わせ・申し込み(名前・住所・連絡先の電話)
 坂出市立府中小学校(坂出市府中町1193―3)奴賀教頭まで
        TEL 0877-48-0610   FAX 0877-48-1617

「メダリストから生き方を学ぶ」

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         「メダリストから生き方を学ぶ」
                       校長  富永 雅明
 4年に1度のオリンピックが開催されました。私は,試合を見るのも好きですが,試合後,メダリストや監督が何を語るのか,とても興味があります。
 ほとんどのメダリストは,感謝の言葉を口にします。女子200m平泳ぎの金藤理恵選手は,「コーチを信じ続けてきて本当に良かった。コーチや仲間,家族に応援してもらえたから世界の頂点を狙ってこれた。」と語りました。何度も挫折しそうになりながら,どん底から8年ぶりにはい上がってきた金藤選手は,涙を流しながらそれまでを振り返りました。
 体操男子個人総合2連覇の内村航平選手は,「絶対にミスがなかった練習を信じ,いつも通りにやることしか考えなかった。最後は運が味方してくれた。もう何も出ないところまで出し切って金メダルがとれたので幸せです。」と努力の一端を語りました。
 柔道の井上康生監督は,「世界のJUDOに勝つために世界の柔術を学び,対応することで今回の成果が生まれた。選手との対話を重視し,基本的規範を身に付けさせた。貫いたことは,選手を信じることだ。試合後,会場をみんなが掃除して回っている姿や負けた者も辛い立場であったにもかかわらず次の選手たちの応援をしている姿を見たとき,我々が究極の目標にしている『最強かつ最高の選手』に一歩近づいたと感じる。」
 また,水泳,体操,柔道など,基本的には個人競技ですが,「チームとして」という言葉がいたるところで聞かれました。今,学校でも最も大切にしていることです。
 さて,「暑い夏にチャレンジしよう!!」を合言葉に,学習,読書,早寝・早起き,健康・安全,集団宿泊学習,全国カヌー大会,市連合児童会,県水泳大会,そして,人数不足のため今年で最後となる鼓笛隊パレード(上図)など,いろいろな場でいろいろなことにチャレンジしたようです。2学期に一人ずつ聞いてみたいと思っています。
メダリストになることは難しいでしょうが,人に感謝したり,自分なりに努力したり,立派な人になろうとしたりすることはできるはずです。そのために子供と対話をし,子供の力を信じることは大切なことです。
 さあ,2学期のスタート。リオオリンピックのさわやかな感動を胸に,子供たちと共に精一杯取り組んでいきたいと思います。

「これからも校歌をずっと歌い続けていくために」

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     「これからも校歌をずっと歌い続けていくために」
                       校長  富永 雅明
 本校の校歌については,「S23年に公募した」との記述が残っていますが,いつ完成したのかは定かでありません。また,作詞者は脇太一さん,作曲者は不詳です。同じ頃つくられた府中中学校の校歌が〔脇太一作詞,山崎正一作曲〕ということですから,小学校の校歌もこのお二人によって作られたのかもしれません。もし,このあたりのところをご存じの方がおいでましたら,ぜひ教えていただければと思います。
 さて,校歌を公募したS23年の児童数は527名ですが,その前のS16年〜S21年は600名を越えて(ピーク時はS19年に725名)いましたから,『健児600つどいあう』と作詞されたようです。その後,少しずつ減少し,S63年には400名以下(398名)となり,その頃から『健児400』と歌われ始めました。そして,H10年には300名以下(294名)となったことから『健児300』と歌われるようになり,今も続いています。
 しかし,『健児300』という数字も見直す時期にきていると言わざるを得ません。本年度の児童数が154名だからです。おそらく作詞をされた脇太一さんも全く想定していなかったことでしょう。H20年〜H28年の8年間に120名減ということで,いつの日か100名以下になることも想定しなければなりません。それでは,『健児100』と歌うのか?少し寂しい気がします。そこで,府中町の有識者の方々やPTA役員会で相談しましたところ,そのフレーズだけ新しく作詞をしたらどうかということになりました。子どもたちには,夏休みの宿題で,家族と相談しながら考えてくるように伝えてあります。地域の皆様もこれからの子どもたちが歌うのにふさわしいフレーズをお考えの上,ご応募をお待ちしています。後日,選ばれたフレーズにつきましては,学校・地域全体で考えたものとしてご了承いただければ幸いです。

「しつけは,実に難しい!!」

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         「しつけは,実に難しい!!」
                       校長  富永 雅明
 北海道の山中で,親が小学校2年生の男の子を置き去りにした後,すぐに引き返したものの見つからず,6日ぶりに保護されたという事件がありました。父親は「しつけの意味を込めて置き去りにした」と説明しているものの,「虐待」ではないのかとの批判も上がっていました。
 尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さんは,「しつけで7歳の子を山中に放置するでしょうか!?悪いしつけの見本です。」と,ブログで述べています。
 児童虐待の防止等に関する法律によると,「虐待」とは,暴行を加えること,わいせつな行為をすること,著しい減食,著しい暴言,著しい心理的外傷を与える言動など,と定義されており,児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は,速やかに福祉事務所や児童相談所へ通告しなければならないとされています。県内では,27年度,760件の相談が寄せられたとのことで,年々増える傾向にあります。
 この事件は連日ニュースを騒がせましたが,欧米では“置き去り”ということに対して敏感なので大変ショッキングな事件として大きく報道されたようです。それは,アメリカでは「子どもを一人にさせない」という考え方があり,一人にさせておくと,それだけで 児童虐待とか,育児放棄と見なされ,逮捕されることも珍しくないということです。「はじめてのおつかい」を見た欧米の方々が,「日本人はクレイジーだ!」と大騒ぎするらしいのです。ただ,日本も欧米並みに治安が悪化してきているのも事実で,この方法が決していいしつけとは思えません。
 「しつけ」は,「物事の善悪を教えるために親が行う行為」ということですが,これが実に難しい!!親が思っているように子どもはすぐに動いてくれないものだから,何度も注意しているうちに余裕がなくなってイライラしてしまうのは,日常的にあることです。あるアンケートによると,そのイライラの原因の1位が「行儀・マナー」,2位が「勉強」,3位が「片付け」だそうで,思い当たるところがあるでしょうか。
 6月8日のPTA人権・同和教育講演会では,講師の元香川県校長会長の作花典男先生から講演をいただきました。その中で「しつけ」に関して,「自分で決めて」「長い時間をかけて」「仲間とともに」「不安を越えて」「きばる」という取り組みを仕組むことが大事であるというお話がありました。
 「子育てをするのに,愛情をもって5つのこと(上記)を実践したいと思います。」(1年保護者)
 「置き去りはいけませんが,愛情があったはずです。私はいつも怒ってばかりの母ですが,娘には愛情をもって怒っていることをわかってほしいと思います。」(5年保護者)
 「子どもに口出しばかりをしていましたが,見守ることの大切さを改めて感じました。子ども自身が決めたことに親として見守り,応援していこうと思います。」(5年保護者)
 褒めたり,叱ったり,認めたり,励ましたり,導いたり。しつけは,実に難しい!!

「元気で安心できる学校をめざして」

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        「元気で安心できる学校をめざして」
                       校長  富永 雅明
 内閣府の調査によると,「自分の健康に不安を抱えている人」が,1981年37%,2000年44%,2015年49%と,年々増加しているということです。ところが,「健康状態は?」というと,1980年が「非常に健康」23%,「まあ健康」60%,2006年にも「非常に健康」24%,「まあ健康」61%というように,増加することなく8割以上の人が「健康である」答えているということです。つまり,健康状態は変わらないのに,不安だけが増大し,もっと健康になりたいという意識が強くなっているようです。このことについて,香川大学名誉教授の上杉正幸先生は,「異常がない状態」になりたいという追求が,さらに別の異常の発見につながり,いつまで経っても「異常がない状態」に行き着かないのではないか,と述べています。「異常がない健康」では,あれダメ,これダメの生活になり,誰も健康な気持ちになれないので,「異常を受け入れた健康」への変換を図り,生のエネルギーがあふれた元気を発揮することが大切だということです。もちろん子どもたちにとりましても「健康と安全」は最も大切にしたいことです。
 さて,本年度も運動会を盛大に行うことができ,本当にありがとうございました。「府中っ子魂〜元気・協力・笑顔〜」のテーマのもと,子どもたちは,協力し合い,地域に元気と笑顔をお届けすることができました。また,各学年のリズムや競争遊技,たてわり対抗競技など,一人一人が全力を尽くして取り組み,充実感や満足感を味わうことができました。閉会式の入場行進でも手を大きく振って足を高く上げ,堂々と行進する姿があり,最後まで感動溢れる運動会になったと思います。
 運動会での組体操が社会的に問題になっています。年間8000件を上回る(その内小学校は6300件)医療費支給を伴う事故が発生し,死亡事例も報告されており,平成26年度には,タワー1241件,ピラミッド1133件の事故があったということです。体育に限らず,学校においては学習指導要領に基づいて授業を実施することになっています。体育の目標には,「健康・安全に留意して運動する態度を育てる」や「健康で安全な生活を営む資質や能力を育てる」などが示されており,それがあっての表現や団結や挑戦でなければならないのです。本年度の5・6年生の組体操は,新しいジャンルに挑戦したもので,リズムと融合したみごとな演技を見せてくれたと思っております。
 今,学校現場にもさまざまな苦情や要望が飛び込んできて,それが訴訟に発展することもあります。したがって,これまで同じようにやってきたんだからと,なあなあに済ませていたことも,当然,見直しや修正に迫られますし,万一,事故やトラブルが発生し,学校の責任問題を問われる場合を想定しますと,安易にゴーサインが出せないわけです。まずは,子どもたちや教職員の健康や安全を最優先することが求められます。そして,みんなの笑顔が見たいと思っております。
 「元気で安心できる学校」は,本校のめざす学校像の一つです。
 「今日も元気だ,笑顔いっぱい!」元気なときは,自然に笑顔が溢れてくる私です。「今日も元気だ,○○○。」さて,皆さんなら「○○○。」にどんな言葉が入りますか?

「ふるさと・夢・チャレンジ」

       「ふるさと・夢・チャレンジ」
                      校長  富永 雅明
 昨年度に引き続き,本校の教育目標は,「ふるさとに誇りをもち,夢に向かってチャレンジする子どもの育成」です。香川県教育基本計画の基本理念が「夢に向かってチャレンジする人づくり」であり,坂出市教育大綱の基本理念が「未来を拓く力をはぐくむ人づくり」であり,一貫した目標になっていると思います。
 今から1300年前の奈良時代,讃岐の中心は,開法寺池の近く(今発掘が行われているところ)にあり,讃岐国府として500年以上讃岐の中心として栄えていました。全国的に有名な菅原道真(845〜903)や崇徳上皇(1119〜1164)もここで過ごされたということです。教育目標の「ふるさと」には,歴史と伝統のある「国府の里」で生まれ育った誇りをもってほしいという願いを込めています。
昭和41年に建設された府中ダムが50年を迎えました。4月18日には,記念植樹・記念碑除幕式が行われ,福岡太宰府天満宮より恵与された道真ゆかりの紅白一対の梅の木を,6年生が植樹させていただきました。これから6年生は,府中ダムの歴史について調べていきます。
 また,「夢・チャレンジ」は,本校の子どもたちにとっても最大の課題です。
 なぜ,夢に向かってチャレンジできないのか。それは,失敗のとらえ方に一つの原因があるのではないかと考えます。誰でも失敗したことを自覚して体裁悪く感じたり,他人が優れていることに気おくれしたりして,自分を恥ずかしく思うことがあります。思い描いている「自分」と現実の「自分」にギャップがあり,やる気がなくなってしまうのです。でも,意外にも他人は何とも思っていなくて,本人だけがそれをいつまでも引きずっているようです。そのことで失敗を繰り返したくないという感情が次のステップに挑戦することを妨げているのです。私もこれまでに何度も失敗をし,その度に次への一歩が踏み出せないことがありました。このような中では失敗もないけれど成長もありません。不要なプライドを捨て,新しく踏み出す勇気が必要だと感じます。
 選抜高校野球で活躍した高商の長尾監督の座右の銘は「失敗と書いて成長と読む」だそうです。おそらくこのチームが急に強くなったのは,この言葉が浸透したからに違いありません。
 また,松下幸之助は,「悩んでも悩まない」という言葉を残しています。考えることはいいことだけれど,考えすぎは禁物。力を入れすぎず,楽な気持ちでよく考えることが肝心だということでしょう。
 自分にとって少し難しいことや苦手なことにも失敗を恐れず,昨日の自分を超えることを目標に,アクティブに挑戦する子どもを育てたいと思います。

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