先週は,ふれあい講演会そして記念植樹を行い,古知野南小学校が１５０回目の誕生日を迎えるときが近づいていることを話しました。今朝,一年生の教室前に植えたその「山桜」の苗木を見にいくと,枝の先にはたくさん葉の出てくる芽〈葉芽（ようが）〉が観察できました。これは,木が元気な証です。まだ,志を咲かせるまでには数年はかかるそうですが,私たちの木として温かく見守っていきましょう。いずれ「山桜」は古知野南小学校のあらたな自慢になることでしょう。
さて,今日も古知野南小学校の歴史について,少し話します。玄関を入って左側には自慢できるたくさんの盾が飾られています。その中には「花いっぱい優良小中学校コンクール」優良賞や特別賞の盾があります。昭和４６年（１９７１年）の新聞記事を読むと,この年は１年生が朝顔,２・３年生がサルビア,４・５・６年生は菊を一人一鉢,咲かせていたようです。その鉢を児童会が話し合って市役所や駅などに届けて,みんなに楽しんでもらうおうとしたことが紹介されていました。みんなで草を取り,水をまき, 花を育てていた古知野南小学校の活動。その優しい心は,今も 受け継がれています。昨日も休み時間に花壇の花にいっぱい水をあげている子たちの姿がありました。なんだか,心がとても温かく感じられました。
こうして考えてみると,古知野南小学校の今,そしてみなさんの心はさまざまな形でずっとつながっていて,これからも「山桜」とともにつながっていくのでしょうね。
さあ,少しずつ気温が下がってきました。かぜをひかないように,元気もりもり「笑顔のニコちゃん」を一人一人が続けてください。