最新更新日:2024/09/21 | |
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南風あったかげん記−366−今日封切りの映画「チーム・バチスタの栄光」を見てきました。 この映画は、2006年第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞の現役医師 海堂 尊 さんの同名ベストセラーを映画化したものです。 東城大学医学部病院の誇る心臓手術「左心室縮小形成術」通称創始者R.バスチタ博士の冠した俗称「バスチタ手術」。アメリカの心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生(吉川晃司)を臓器制御外科助教授として招聘し構築された「チーム・バスチタ」。成功率60%といわれるこの手術を、連続26例させた後、続けて3例失敗したことで、主人公の田口医師(竹内結子)と、厚生労働省の白鳥捜査官(阿部寛)が捜査に繰り出すというストーリーです。原作のしがない田口公平は、映画では美人の田口公子になっていました。このあたりが映画ですね。 これ以上は書けませんが、映画を見ていて思いました。 映画では多くの医師が登場しますが、メインは桐生外科助教授と田口不定愁訴医師、いわゆる心療内科の医師です。同じ医師でも、全く仕事の内容が違うのです。外科医は直接見えるものを治す手工業的な臭いがしますし、心療内科は患者の見えない部分を見ようとします。その間にある内科医は、直接見えないけれど、間接的に見えるデータ等を活用します。 これは学校でも似ていると感じました。音楽や美術、体育、技術家庭は、直接見えるもの(技術)を相手にする外科医的です。国数社理英は、直接見えると言うよりは、間接的に表れる生徒の解答(能力)を見ます。内科医的です。そして生徒指導や学級経営は、見えないものが対象の心療内科的です。 学校の教師は、そのすべてを担当するのだ…と思いながら映画を見ていました。もっと純粋に楽しめばいいのに…。 |
岩倉市立南部中学校
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