最新更新日:2024/09/21 | |
本日:621
昨日:332 総数:1739970 |
南風あったかげん記−号外−今日は第8回岩倉市ジュニアオーケストラ定期演奏会へ行って来ました。会場の総合体育文化センターは、立ち見が出るほどの超満員でした。 今年はせり出し舞台でなく、弦楽器や木管楽器をフロアに降ろしたため、いつもと異なる雰囲気でした。 前にも書きましたが、オーケストラの運営はとてもたいへんです。日本アマチュアオーケストラ連盟に加盟しているのは、全国で145団体しかいません。全日本吹奏楽連盟は14,000団体を越えていますので、吹奏楽団の1%程度と考えればよいでしょう。 ましてやジュニアオーケストラは数十団体。そのほとんどが大きな都市に限られます。人口5万人足らずの岩倉市にあるのは驚異といえるでしょう。岩倉市民みんなで応援したいものです。 吹奏楽団に比べて、オーケストラはなぜ少ないのでしょう? 難しいからです。弦楽器の数がそろわないのです。 管楽器は、3年間みっちりやれば、ソロコンテストに出られるぐらいの技術は身に付くのですが、弦楽器は3歳から始めてもソロができるようになるには10年以上かかります。学校の部活動でオーケストラがあるところもありますが、聴かせるレベルまでもっていくだけでもたいへんな苦労がいります。 「吹奏楽に比べて人気がないからだよ」という声も聞こえてきそうですが、そうではありません。なぜならプロオーケストラは(たぶん)29団体あるのに対して、プロ吹奏楽団は片手もありません。 余談が続きましたが、今日の演奏は…。 今日は岩倉ジュニア出身のソリストがブルッフのVn.協奏曲を演奏しました。管楽器ならともかく、反響板で生きる弦楽器のソリストをフロアに降ろしたのは気の毒でした。会場は今後も大きな問題です。 「音楽のあるまちづくり」が浸透するには、今の子どもたちが大人になってからだと思っています。それまで、地道に活動することが大切です。 |
岩倉市立南部中学校
〒482-0003 愛知県岩倉市曽野町江毛1 TEL:0587-66-3181 FAX:0587-37-9517 |