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最新更新日：2024/09/21 |
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南風あったかげん記−２４７−
今日の学校保健委員会は、「ＩＴ社会の落とし穴」をテーマに、サイバー犯罪の実例と対策について取り上げました。 今日の話で強く感じたのは、「知識が自分の身を守る」ということです。知識があれば、被害者にも加害者にもならずに済むのです。ただ、ある程度ＩＴを使いこなせないと、本当の知識は身に付きません。正しく有効に使わせながら、正しい使い方を指導していかなければならないと思いました。 人間は包丁などの刃物がないと生活できません。使わないと使い方が身に付きません。しかし使い方を誤れば凶器にもなり得ます。ＩＴも同様ですね。 ここでは、今日のお話しの中で出てきたサイトを紹介します。 警視庁 サイバー犯罪対策 http://www.npa.go.jp/cyber/index.html 出会い系サイトの危険をわかりやすく解説したものや、ビデオ「サイバー犯罪事件簿１〜３」を見ることもできます。また、今日の会で配付したパンフ（写真中）をpdfで見ることができます。 インターネット安全・安心相談 http://www.cybersafety.go.jp/ 困った時の対応策がわかります。 今日の会の終了後、写真右のチラシを全員に配付しました。（まだ配られていないクラスもあります。）ぜひご覧ください。 南風あったかげん記−２４６−
☆★☆ 名古屋分散学習 ☆★☆
名古屋から写真が届いています。好天に恵まれ、順調に進行しているようです。 今回の目的の一つは、来年の修学旅行に向けて、班員で協力して行動できる力をつけることです。以前この場でも紹介しましたが、東京でも、課題に応じて、班別にいろいろなところを回ります。 よく「生きる力」と言いますね。次のように説明されています。 「いかに社会が変化しようと、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力であり、また、自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性である…」 抽象的な言葉なのですが、私はわかりやすくするために、「円滑に社会生活を送るための力」とも説明しています。社会生活を送るためには、生じる問題を自分で解決しなければなりません。人間関係にも気をつけなければなりません。 さらに言えば、初めての土地でも、交通機関を乗り継いでたどりつかなくてはいけません。約束の時刻までに到着し、挨拶をして、目的を果たさなければいけません。道を尋ねたり、遅れそうなときは事前に電話を入れたりすることもあるでしょう。 こうした「円滑に社会生活を送るための力」は、教室の勉強だけでは身に付くものではありません。今日のような社会での実体験を経て、改めて挨拶の重要性に気づくのです。地図の見方、人への尋ね方など、教室で学ぶ意味に気づくのです。仲間と協力する大切さがわかるのです。 今回は、多少の失敗は仕方がないと思っています。失敗して学ぶものも大きいと思うからです。こうして得たものを、次で生かすことが「生きる力」になっていくのです。 南風あったかげん記−２４５−
☆★☆ 愛知県社会科教育研究大会 ☆★☆
今日は愛知県社会科教育研究大会のために三好町へ行ってきました。 午前中は、東海地区社会科研究協議会。東海４県（愛知・岐阜・三重・静岡）と名古屋市の代表が、それぞれの社会科の研究内容について紹介し、情報交換を行う会です。尾張の理事して初めて出席しましたが、それぞれの取り組みがよくわかり、参考になりました。 午後が愛知県社会科教育研究大会。初めに、三好丘中学校での授業公開を参観しました。創立２年目のピカピカの学校で、校務主任の先生に特別に学校案内をしていただいたのですが、すれ違う生徒の誰もが笑顔で「こんにちは」と挨拶するのには感心しました。以前にも書きましたが、挨拶の出来る学校はたくさんありますが、気持ちのこもった挨拶をされることはめったに出来ない経験です。（まだ２度目です。）これは指導して出来るものではありません。お尋ねすると、やはり「挨拶の指導はしたことがありません。」と言われました。南中生もいい線をいっているのですが、あと一歩かな？というところです。 セキュリティ、屋上緑化、採光、強化ガラスの使用など、最新の校舎建築を取り入れた設備を見せていただきました。授業も工夫されており、学び合いの姿も標準以上でした。 続いて、三好北部小学校での全体会と分科会に参加しました。この学校も改装されたばかりで、とてもきれいな校舎でした。 分科会では、中学校・歴史分科会に参加しました。３名の実践発表があったのですが、印象に残った実践を紹介しましょう。 日米修好通商条約って、ご存じですか？ １８５８（安政５）年に、江戸幕府とアメリカ合衆国との間にむすばれた日本最初の通商条約です。外交代表の交換や、神奈川・長崎・新潟・兵庫の開港、領事裁判権の承認、関税自主権の否定など、不平等条約といわれるものです。 この条約を結んだのは井伊直弼と言われていますが、実際は下田奉行井上清直と愛知設楽出身の岩瀬忠震がほぼ独断で行いました。その岩瀬忠震の置かれた状況と当時の情勢を考えながら、岩瀬の判断に賛成か反対かを考える実践でした。まるで、ＮＨＫ「その時歴史は動いた」を彷彿させるような場面で、「歴史は人が動かしたんだ。」と言うことを実感させるような授業報告でした。機会があれば、後日に詳述します。 その後、今年開講したばかりの黒笹小学校を見学しました。http://www.hm9.aitai.ne.jp/~kurozasa/ 小学校とは思えない施設でした。 南風あったかげん記−２４４−
☆★☆ 特別支援教育 ☆★☆
今日は特別支援教育に係る管理職研修会に参加しました。 「特別支援教育」って何？それまでの「特殊教育」とどう違うの？と思われる方が多いと思います。 特別支援教育とは、障害のある子どもたちの自立を支援するために、子どもたち一人一人の力を高め、生活や学習上の困難を改善するため、適切な指導や支援を行うものです。この４月から、「特別支援教育」が学校教育法に位置づけられ、すべての学校において、障害のある子どもたちの支援をさらに充実していくこととなりました。 まだわかりにくい？ 平成17年に「発達障害者支援法」が施行されました。原文の一部を紹介します。 第二条 この法律において「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。 そうです。「特殊教育」より「障害」の範囲が広がったのです。文科省は、「知的な遅れのない発達障害は６％前後いる」と示しています。 日本は、障害のあるなしに関わらず、地域や家庭で普通の暮らしが出来る社会を目指しているのです。 講師の都築繁幸愛知教育大学教授は次のように言われました。 その学校の特別支援教育が充実していくかどうかは、管理職のリーダーシップによるところが大きい。 ・その子どものよさを「知り隊」の隊長となる ・気になる子どもの「見守り隊」の隊長となる ・こんな授業を「考えてみ隊」の隊長となる ・子どもの活動を「喜び隊」の隊長となる ・保護者が我が子の「夢を描き隊」の隊長となる 私もぜひ隊長になりたい思いました。 本日の進路説明会では、教頭より、先の全国学力・学習状況調査について、質問紙調査からわかった本校の傾向について説明しました。比較の対象とした全国のデータは下記のサイトでご覧頂けます。 http://www.nier.go.jp/homepage/kyoutsuu/tyousak... 特に、質問紙調査と成績の相関関係を表す「クロス集計表［生徒質問紙−教科］」は興味深いデータです。ぜひご覧ください。 南風あったかげん記−２４３−
いつものように花の話から。今日は「菊」です。花言葉は「高貴」。天皇家の紋章であり、春の桜と並んで、日本の花の象徴とされています。観賞用として実に多種多彩で、大輪、ダルマ、福助、懸崖、千輪咲き、盆栽など、いろいろ仕立て法があります。今はまさに菊の盛りです。各地の菊花展を見学してみてはいかがでしょうか。 続いて、矢戸川清掃など昨日の生徒の活躍を紹介した後、今日のテーマは「気持ち」です。 気持ちは、「気」を持つこと。それでは、どんな「気」を持てばよいのでしょうか。 ここで実験をしました。二人で手をつないで、一人の子に初めは「振りたくないな」と思いながら振ってもらいました。２回目は、「振りたいな」と思って振ってもらいました。それを、相手の子がどう感じたかを語ってもらいました。 「振りたくない」；重い感じ、元気がなく振りが小さい 「振りたい」 ；軽い感じ、元気で表情が明るい この「振りたい」「振りたくない」が気持ちです。気持ちは、体の動きや表情にすぐに表れ、相手にも伝わります。 これは簡単な例ですが、勉強や部活動、清掃など、どんな気持ちで臨むかで結果にすぐに表れます。 「気持ち」を作るのは、自分なのです。 南風あったかげん記−２４２−
まさに秋晴れという日、半田市民マラソン大会に行ってきました。半田運動公園陸上競技場スタート・ゴールの起伏がある１０�劼離魁璽垢鯀�ってきました。 今シーズンの初レースでしたが、目標タイムに届きませんでした。その原因は、２０�卍兇鬚罎辰�り走る練習が続いていたので、スピード練習が不足していたのです。疲れは少ないのに、脚が動かないのです。実は、身体がゆっくりとしたペースを覚えてしまっていたのです。 これは、何にでも言えますね。栄養があるからといって、それだけ食べていたらバランスを崩します。勉強も、好きな教科だけやっていると、脳の使用部位が偏ってしまいます。 走るのも同じなのですね。ジョグやインターバル、ペース走などを組み合わせないとタイムは伸びません。わかってはいましたが、今日実感することが出来ました。 来週は、稲沢で１０�劼鯀�ります。 写真右は、すいとぴあ江南で開催されている菊花展です。懸がいの見頃はまだまだで、来週あたりがそろそろと思われます。１１日までですので、ぜひお出かけください。 南風あったかげん記−２４１−
以前にも紹介しましたが、私（土井）はＮＰＯ法人「元気な学校を支援し創る会」を仲間と共に運営し、そこで「教師力アップセミナー」というのを開催しています。 http://school55.net/kyoushi/ 今日はその第５回、講師はメンタルトレーナーの加藤 史子先生でした。テーマは、「教育現場に活かすメンタルトレーニング」 加藤先生は、「新しい時代の対人関係スキル」「メンタルトレーニング」「感情のコントロール」など、独自の心の教育プログラムを開発し、全国の学校や企業などでワークショップや講演活動を行いその普及に努めています。現在、妊娠８ヶ月で東京から来ていただきました。 「目標を見つける魔法の質問」「夢実現プロジェクト」「心の声」など、いくつかのワークを行いました。 最後に、落ち込んでいたり、マイナスに考えたりする子をどうプラスの方向へ働きかけるかをグループで話し合い、その発表会を行いました。人が集まるといろいろなアイデアが出るものです。そこで出たものの一部を紹介します。 格言・名言を利用した言葉かけ、成功体験を話す・聞く、スモールステップの目標を設定し自信をつけさせる、とにかく褒める、シールなどの見える形での賞賛、暗示、気合い、慰めと励まし、話を聞いてあげる、カウンセリング、新しい夢・目標の設定、周りの大人が前向きに、イチローなど有名人・偉人のエピソード、手だてを明確に示す、合唱する、みんなで遊ぶ、メンタルトレーニングをする、まずやってみる、成功したことを思い出させる、結果の出やすい課題を与える、具体策を示す、決意表明、認め合う、マイナス面をまず肯定してやる、元気が出る映画を見る、など。 実際にはケースによって対処も異なりますが、こうした方策のストックがあれば、次の手が打てます。学び合いの大切さを実感しました。 加藤先生のＨＰは「こころ元気ネット」http://www.kokoro-genki.net/です。ご覧ください。 南風あったかげん記−２４０−
☆★☆ 探求心 ☆★☆
前回、脳科学の話を紹介しました。ある本によると「１５０億ぐらいの大脳皮質細胞は、誕生直後から分裂は中止され機能だけ発達しますが、途中２０歳を過ぎてからは少しずつ死滅し始めます。脳細胞は生まれてから1つも再生されず、死滅していくだけなのです。」だそうです。 こうやって書くと、夢も希望もなくなるかもしれませんね。「やっぱりそうか…。」と、心当たりのある方がいるかもしれません。私自身も、ど忘れが増え、記憶力も弱くなった気がします。 ところが、１週間に次のような新聞記事がありました。 「名古屋大大学院で最高齢７６歳博士誕生 尾張旭市の７６歳の男性が名古屋大大学院文学研究科の博士号を取得した。（中略）森井敏晴さんは、６８歳で一線を退いたものの、「勉強したい」との探求心が衰えず、２０００年に名大ホームページで比較人文学研究室が設置されることを知った。筆記と論文の試験を受けて合格。翌年４月、７０歳で入学した。孫にあたる年代の学生らと机を並べ、７２歳で修士課程を修了。さらに研究を続け、今年５月に博士論文を完成させた。（後略）」 元気が出ませんか？ ７０歳で入学するだけでも驚異的なのに、博士号まで取った人がいるのです。脳も、トレーニング次第によっては、７０代でも十分伸びるのです。 まずは意欲です。「勉強したい」という探求心が森井さんを動かしたように、私たちも常に意欲的でありたいと思います。 南風あったかげん記−２３９−
昨日は扶桑東小学校で研究発表会があり、ＰＴＡからもご参加いただきました。グループでの学び合いや先生の話に集中する児童の姿を見ることができました。 研究発表後には、「人とかかわり 学ぶことの大切さ」という演題で、南山大学人文学部心理人間学科教授の津村俊充先生の講演がありました。 その講演のなかで、最新脳科学により、「切れる」子どもの原因と対処法という話がわかってきたという話がありました。簡単に紹介します。 人間の脳には、感情を表に表す扁桃体と、それに適度なブレーキをかける前頭連合野という部分があります。アクセルとブレーキの関係です。 「切れる」ことを防ぐためには、感情を豊かに感じることができる扁桃体を刺激しその部位のシナプスがたくさんとつながる（アクセル）こと、また感情をコントロールする部位としての前頭連合野の中央にある「４６野」が働く（ブレーキ）のであり、いかにこの両方の部位を刺激することができるかが重要な課題になるとのことでした。 幾つかの実験が紹介されたのですが、笑顔などを見ると扁桃体が刺激されるということがわかりました。また、４６野は、コンピューターゲームでは刺激されなかったのが、直接対面のゲームをやることで刺激されたということもわかりました。 脳は、直接人とコミュニケーションすることで育つのです。人間を、「人」の「間」と書くことを考えた人は偉大だと思いました。 南風あったかげん記−２３８−
南フェスの生徒の感想を読んでいると、いろいろな思いに出会うことができます。なかには、私の心が洗われるようなもの、涙腺を刺激するものなどにも出会います。 本人の承諾が得られたので、実名入りで紹介します。３年生４組森紗也加さんの感想です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 私は、“歩歩”の人たちの演奏の時、すっごく感動しました。本当に涙が出ちゃいました。“障害を乗り越えて生きていく”そんな事を感じました。あと、もう一つ感動したことは、みんなからの心温まる手拍子、そして、とっても大きな愛で包み込んだような惜しみのない拍手…。そんな、ささいな行動だと思うかもしれないけれど、ものすごく自然で、ものすごく温かい拍手。それに応えるかのような楽しげな演奏。すべてにおいて感動しました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この感想文は、アンケート用紙に一気に書かれたものです。素直な文章だからこそ、感動が読み手にストレートに伝わってきます。 すばらしいのは、演奏に涙が出るほど感動しただけでなく、聴き手である南中生の様子に感動していることです。「みんなからの心温まる手拍子、そして、とっても大きな愛で包み込んだような惜しみのない拍手」と、一段高い次元から、全体を見ているのです。この感受性、意識の高さと視野の広さには、驚かされずにはいられません。 生徒からは、学ぶことばかりです。 南風あったかげん記−２３７−
今朝の朝礼の様子を紹介します。 保健委員会は、１０月の目標「目を大切にしよう」にちなんで、利き目、目の錯覚などについて、楽しく説明してくれました。 校長の話は、先週に続き、今週も「インド式計算」を紹介しました。 今週は、「３６×７６」 十の位が足すと１０になり、一の位が同じ数の場合のかけ算についてです。この場合は、３×７に、一の位の６を足した数が百の位に来るのです。下二桁はかけるだけです。すなわち、（３×７）＋６＝２７、６×６＝３６。答えは２７３６。 わかりましたか？ 練習問題 ２４×８４＝？ （２×８）＋４＝２０、４×４＝１６ 答 ２０１６ となるのです。 南フェスが終わり、勉強モードに変えていきます。 南風あったかげん記−２３６−
昨日は、たいへん多くの方にご来校いただきありがとうございました。何しろ、地域の方に来ていただくことが前提で成り立っている行事です。天候にも恵まれたとはいえ、まずは学校へ足を運んでいただかなくてはなりません。ご来校いただいた方、ご協力いただきました方々に厚く御礼申し上げます。 昨日、最後に「歩歩」の方が職員室へ挨拶にみえました。歩歩は、音楽教室へ通っている子どもたちと、障害があり養護学校や授産施設へ通っている子どもたちがいっしょになって音楽活動をやっているグループです。 子どもたちのお母さんが「この学校はいい。」とおっしゃったそうです。確かに、生徒は演奏に集中し、笑顔で温かい手拍子を送っていました。おそらく、歩歩はこれまでいろいろな学校で演奏されたのでしょう。「学校の雰囲気はすぐにわかる。」と言われました。 障害のある子どもたちに温かい手拍子を送ってくれた生徒たち。その手拍子に答え笑顔で演奏してくれた歩歩の子どもたち。何ともいえない空気・空間を共有することができて、幸せな気分でした。 写真左は５組の「手作り器やさん」で買った焼き物と、みのりの里のクッキーです。どちらも素晴らしい出来で、ずいぶん得した気分でした。 写真右は小学生の子にやさしく接している１年生です。こうした場面を、校内至る所で見ることが出来ました。「中学校って、なんとなく怖そう…。」そのようなイメージすら持たれかねない昨今ですが、おそらく、「来年も来ようかな…。」と思ってくれたのでは？と感じています。ほのぼのとした気分になりました。 昨日の余韻が残っていますが、明日からは気持を切り替えて臨みたいと思います。特に３年生は…。 南風あったかげん記−２３５−
「ふれ愛フェスティバル、恐るべし！」これが素直な印象です。 私もこれまでいろいろな行事を経験してきましたが、ここまで大規模なものは中学校では記憶にありません。しかも、短期間の間に、よくぞこれだけ準備ができたと思います。 その最大の要因は、“伝統”にあるのではないでしょうか？ ふれ愛フェスティバルを日曜日に開催するようになったのは、今から９年前の平成１１年度からです。これにより家族を始め、地域の人が参加しやすくなりました。それに伴い、出し物も自分たちが楽しむものから、地域の人が楽しめるものへとシフトしていきました。９年前といえば、今の３年生が小学校へ入学した年です。 今年も行いましたが、近年は曽野・東の両小学校へＰＲに出向いています。そのために、数多くの小学生が南中へ来校し、楽しんでいきました。４年生以上の子は子どもだけで、低学年の子は保護者同伴で来ていたようです。おそらく、毎年のように来てくださっているのでしょう。 案の定、何人かの生徒に「今日のアイデアはどうやって考えたの？」と尋ねたら、「小学校の時に見に来たらやっていた。」と答えました。今日の成果は、小学校時代からの経験の上にあるのです。 こうして南フェスに来てくれた子が小学校を卒業して南部中学校へ進むとき、いわゆる中一ギャップはかなり縮小されるのではないかと思うのです。 南フェスは、小学生からすでに始まっていたのです。そう考えると、やはり南フェス恐るべし！ 南フェス中継！
南風あったかげん記−２３４−
いよいよ明日が南中最大のイベント、“南中ふれ愛フェスティバル”です。内容をご紹介しましょう。 第一部は体育館で行います。オープニングは、地域の音楽グループ「歩歩」のみなさんの演奏です。続いて、ＰＴＡコーラスが「千の風になって」を、有志合唱団が日本の歌を、そしてＰＴＡコーラスと有志合唱団がいっしょに「Ｉ believe」を歌います。次が生徒会執行部と議員の有志が、劇「それ行け、南たま君!!」を演じます。生徒会長の演技が見物です。続いて有志応援団の応援です。新調した半被を披露します。最後に吹奏楽部が２曲演奏します。 第２部は団体企画です。各クラスが趣向を凝らした企画を行います。 １年生；１組は「Dream Ramp」５種類のゲームを準備しています。２組は「ウォンテッド〜人を探せ〜」いろいろな衣装を着た人を探します。３組は「パーフェクトボディー マッチョ マッチョ」を体育館で行います。４組が「コスプレ The Search」人探しゲームです。 ２年生；１組はバンドとトランプゲームを第１音楽室で行います。２組は「呪い遊び」被服室のお化け屋敷です。３組は「三丁目の映画館」自作映画を上映します。４組は「アミューズメント萌えパーク」視聴覚室でゲームをします。 ３年生；１組は「ホット ＣＯ２」理科の実験を楽しみます。２組は「霊道−君と僕の歩く道−」第１理科室のお化け屋敷です。３組は「いいともパラダイス」バンドや劇、ゲームなど。４組が「LOST WORLD」南館３Ｆすべて使ったお化け屋敷です。 ５組は「手作りの器屋さん」手作りの陶器を販売します。５組ではみのりの里も出店します。 この他、給食委員会が「給食いろいろ」、美化委員会は「クリーンチェック岩南」、図書委員会は「南中ブックウォークラリー」、保健委員会が「いざ！Body チェック」、造形部は「はり絵作品集」、科学部は「おもしろ実験室」、茶花部が「ふれあい茶席」、中庭では自遊倶楽譜のみなさんによる演奏会が行われます。 武道館では、バザー、リサイクルバザー、喫茶コーナー、写真販売があります。 好天が予想されます。ぜひお出かけください。 南風あったかげん記−２３３−
☆★☆ メディアリテラシー ☆★☆
今日は１日総合教育センターへ出張です。行きの電車の中で、新聞を読みながら新聞の見方について考えてみたいと思います。 PISA型学力は、テキストを批判的に読むべきだと考えていますが、みなさんは新聞をどう読みますか？ 私は、かつては新聞に書いてあることは正しいと思って読んでいました。しかし、今は見方が変わりました。なぜなら正しいことと真実は必ずしもイコールではないと思うようになったからです。 昨日の各紙の学力テストについての社説の見出しです。 「これならもう要らない」（朝日新聞）、「そして文科省は何をするのか」（毎日新聞）、「“宝の持ち腐れ”にしてはならない」（讀賣新聞）、「テスト結果だけにこだわるな」（日経新聞）、「データを有効活用せよ」（中日新聞）、「競争封ぜず学力の向上を」（産経新聞） 社説なので、内容が異なるのは当然です。しかし、学力テストに対する価値観の大きな違いがあることがこの見出しだけでも読みとれます。これは、記事の中でも具体的に表れています。 このように、情報メディアを批判的に読み解いて、必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のことをメディア・リテラシーいいます。 新聞については、複数紙に目を通すことが基本です。多様な意見を聞き、自分で考え判断することがメディア・リテラシーの考え方なのです。 次のサイトは各紙のコラムや社説のリンク集で、たいへん便利です。ご活用下さい。 http://www.ne.jp/asahi/sec/eto/NewsPaperLink.html 南風あったかげん記−２３２−
昨日は尾西地区学校保健大会で、麓 聡一郎氏の記念講演がありました。麓 聡一郎氏は、あのクレペリン検査を開発した故 麓暢の子息で、後を継いで(株)エスケイケイの代表を務めている臨床心理学・行動学の専門家です。話術は巧みで、１００分間があっという間に過ぎました。その内容の一部を紹介します。 ○ 勉強はできるが「人間力」が育っていないために社会に出て挫折する人が急増している。人間力とはストレス耐性、情緒安定性、社会性などで、家庭で育てるべきことである。 ○ 検査では大きく４つのタイプに分けている。Ａ 適材随所、Ｂ 適材適所、Ｃ 適材局所、Ｄ 適材極所。昭和３０、４０年代はＡが多かったが今は最低だ。 ○ 今の人は、叱って「何くそ！」と思う人が減って、しょぼんとなる人が増えた。どうしてこうなったか？家庭のしつけのなさである。「がまんするときゃがまんする、理屈じゃないの。」というしつけがされていない。がまんできることが大切。 ○ 問題行動を起こす少年は、善悪の区別は皆できている。ただ、がまんができないだけ。それなのに、すぐに道徳教育を強化しろというのはわかっていないから。 ○ 交流の質が変化した。感情交流ができなくて、情報交流している。感情交流できれば、簡単に鬱にはならない。 ○ 無気力な人はなぜそうなのか。不適切な人間関係と評価が無気力をつくっている。無気力は後天的につくられている。 ○ 叱り方のワースト５ １ 水戸黄門型：問答無用の屈服、みせしめ。プライドを傷つける。 ２ 星一徹型：這い上がって来い。雑草魂。 ３ 印鑑型：聞くみみなしの決めつけ ４ ミスタースポック型：理屈・正論・規律一辺倒 ５ おとぎ話型：自分の過去を引き合いに出す ○ 叱り上手になる基本 １ 比較しない：他人と比較して叱らない。 ２ 禁止は禁止：「静かに歩きましょう」と「走ってはいけません」は、後者が３倍よく走る。 叱ると怒るの決定的な違いは、叱るはアドバイスで理知的な行為。 ３ 逃がす ：「そういうなら信用してやるよ」この言葉が子どもにはきつい ４ 絞る ：新鮮なネタをあっさり。叱り足らない程度がちょうどいい。 ○ 人間の本当の気持ちは笑顔に出る。笑顔は心の充電である。 以上です。参考になれば幸いです。 南風あったかげん記−２３１−
☆★☆ バッテリー ☆★☆
昨日は「バッテリー」の鑑賞会でした。私は出張で見ることができなかったのですが、あさのあつこさんの大ベストセラーの原作に、滝田洋二郎監督作品なので、よい映画に違いありません。滝田監督の作品には、「病院へ行こう」「僕らはみんな生きている」「壬生義士伝」「陰陽師」など、タイプの違う作品がありますが、「病院へ行こう」のような軽いタッチの方が秀作が多いと思っています。 ２年生の感想を見せてもらいました。 「人間関係はとても大切だと思いました。一人がいい加減だと、それは全体に広がってしまうから、野球はある意味難しいと思いました。」 「仲間の一つひとつの言葉でチームがバラバラになったり、一つになって絆が強まっていったりしていくと感じました。一人の言葉で動きや、時には勝敗までが変わってしまうので、人間関係をつないでいきながら学んでいくんだとわかりました。自分のためでなく、人のためにやる野球はとてもかっこよくて、すばらしいと思いました。」 この映画が、心の栄養になってくれることを期待します。 南風あったかげん記−２３０−
私の住んでいる江南市には、毎週土曜日発行の「尾北ホームニュース」というミニコミ紙があり、さらに月に１回特集号として「You Net」を発行しています。岩倉以外の丹葉地方は網羅しており、犬山、江南、大口、扶桑の地域情報が満載です。 その「You Net」に、私が南中に赴任する直前まで（H18.2〜Ｈ19.3)、社会科のネタを毎月連載していました。それが、「ようこそ社楽人！」です。これまで朝礼で紹介してきたネタのいくつかは、そこで紹介したものです。 ここで紹介されています。 http://www.mirai.ne.jp/~homenews/younet/shagaku... まだ、朝礼で紹介されていないものもあります。身近なネタばかりですので、ぜひお目通し下さい。 南風あったかげん記−２２９−
中庭の花‘酔芙蓉’を紹介した後、「３月２日の五条川マラソンに部活動単位で参加しよう。」という呼びかけをしました。また、ただ参加するだけではなく、自分の目標を立ててトレーニングをしようとも言いました。その努力は、夏の大会できっと生きると思います。 今日の授業は、２桁×２桁のかけ算です。 １７×１３＝ 、４２×４８＝ 、５９×５１＝ ７６×７４＝ 、９５×９５＝ これらの計算を３秒で解く方法を紹介しました。これが今話題の「インド式計算」です。 これらの式は、２つの特徴があります。「十の位が同じ」、「一の位を足すと１０になる」 この場合は、十の位の数字と、それに１を足した数字をかけたものを百の位に書きます。一の位の数字はそのまま書くだけです。 例えば、４２×４８は、４×（４＋１）で２０。２×８で１６。答えは「２，０１６」なのです。 同様に解くと、１７×１３＝２２１ 、５９×５１＝３，００９、７６×７４＝５，６２４、９５×９５＝９，０２５になるのです。 わかりましたか？ |
岩倉市立南部中学校
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