最新更新日:2024/05/29 | |
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南風あったかげん記−276−昨日は、1・2年生のプレ合唱コンクールが開かれました。このところ、各クラスとも急速にうまくなっています。まさに上り調子という勢いを感じました。 3年生の時(269号)と同様、こうしたら?という点を書いてみます。269号で書いたことは省きました。併せて読んでください。 ☆ 曲の流れ(フレーズといいます)の途中が切れる時があります。ブレスをするからです。ブレスの場所を変えるか、もっと息を吸って我慢するか、ブレスをできるだけ短くするか、このどれかでつなげる練習してみましょう。 ☆ 曲の表現に関係のない動きは「目で見える雑音」です。歌の途中はもちろん、歌う前、歌い終わった後に、余分な動きをしないように注意してください。 ☆ 1年生に女声の地声が目立ちます。ハミングをして、鼻から眉の間を十分響かせてみましょう。声は、のど(声帯のまわり)、口の中、鼻の穴の奥で共鳴(響くこと)します。 ☆ 場面転換のある曲では、声の色や、息のスピードを変えてみましょう。自転車や自動車のギアチェンジのように心のギアを変えて歌いましょう。 ☆ もし、「感情が伝わってこない。」と言われたら、「顔・表情に気持ちを出す」と心がけてください。曲に表れますよ。 ☆ 二分音符以上の音は、音程を確認しよう。低音から順番に重ねて、響きを耳で覚えましょう! ☆ 指揮者は、ダンサーと同じです。体で曲を表現しましょう。伸ばしている音は終わりをわかりやすく切ってあげましょう。 ☆ 歌う人は、指揮者だけを見るようにしましょう。集中できます。お客さんを見ると緊張してきますよ。 ☆ 母音(A,I,U,E,O)の口をはっきり開けましょう。歌詞がはっきりします。 ☆ 最後に、よりよく聞こえるように、みんなで作戦を話し合いましょう。お手本のCDも聞いて、どんな作戦をとっているのかを考えてみるのもいいですよ。 精一杯歌うことは、精一杯生きるということです。残り期間、がんばってください。 南風あったかげん記−274−
☆★☆ 心理療法カウンセリング講座−2− ☆★☆
前号に続きます。いただいた資料の中に、「家庭で見せる子どものSOSサイン22」というのがありました。ぜひチェックしてみてください。 1 学校の話題・友だちの話題をしなくなる。 2 妹・弟をいじめるようになる。 3 メールが来ても、親の前で見なくなる。携帯が鳴っても親の前で取らなくなる。 4 成績が急に下がる。 5 親が話しかけても「ボー」っとして他のことを考えていることが多くなる。 6 学校用品をなくすことが多くなる。 7 親のお金に手を出すようになる。お金の使い方が荒くなる。 8 学校用品に落書きや破損の跡が見受けられる。 9 髪の毛が不自然に切られていたり、体に見慣れない傷、痣がある。 10 大笑いすることがなくなる。または、顔が笑っていても引きつるようになる。 11 食欲がなくなる。 12 不眠が続く。または寝ていてもうなされることが多く、朝、寝汗でびっしょりになることが多くなる。 13 よく炭酸飲料を飲むようになる。 14 微熱・吐き気・腹痛・頭痛を訴えることが多くなる。 15 休みの日に親と外出したがらなくなる。 16 朝、なかなか起きてこなくなる。 17 朝、トイレにはいるとなかなか出てこなくなる。 18 友だちが家に遊びに来なくなる。 19 ため息が多くなり、親と目を合わせるのを避けるようになる。 20 今までと雰囲気の違う友だちとつきあうようになる。 21 妙に暗くなったり、切れやすくなる。 22 年賀状が全く来なくなったり、または嫌がらせの年賀状が来る。 ぜひお子さんを観察してみてください。ご心配な点があれば、学校にお知らせ下さい。 南風あったかげん記−273−今日は、名古屋港湾会館で「2007心理療法カウンセリング講座」を受講してきました。講師は、全国Webカウンセリング協議会理事長・心理学者の安川雅史氏。話術と中身の濃さで、休憩もない150分間があっという間に感じました。会場の約300名の受講生は、学校の教師のほか、不登校やひきこもりのお子さんを持つ保護者の方も少なからずいたそうです。 内容は、ネットいじめの実態、子どものSOSを見逃すな、ひきこもりへの対処法と具体的事例、問題のある子への対処法、不登校と退行などの話でした。 講座の内容は、近日中にまとめて報告します。 ここでは、安川氏の著書より、どんな学校・クラスにいじめが多いのか?20のチェックポイントを自戒の意味を込めて紹介します。5つ以上当てはまると、何らかの問題がある可能性が高いそうです。 ○ 担任が生徒の人気取りをする馴れ合い教師 ○ 担任が特定の生徒だけをひいきする ○ 教師たちが威圧的 ○ 学校生活への不満を感じている生徒が多く、授業中も騒がしい ○ 担任がほとんどの時間職員室で過ごしている ○ 担任が生徒を注意することが出来ない ○ 教師が生徒といっしょになって特定の生徒の悪口を言ったり、冷やかしたりする ○ 生徒数が少なく、クラス替えのない学校 ○ 教師同士の関係がギクシャクしている ○ 授業より自習時間が多い ○ 問題があるとすぐに隠蔽したり、責任逃れをする学校 ○ 担任が生徒のことを真剣に考えないで教育にあたってる ○ 過去に校内暴力で問題になったことがある ○ クラスの中に言いたいことが言えない雰囲気がある ○ 担任が保護者の相談を親身になって聴いてくれない ○ 担任が精神的に弱く、よく体調を崩して休む ○ 担任がいじめの重大さを理解していない ○ 学校内で横の連携ができていない ○ 生徒のプライバシーに関することや、生徒からの相談を他生徒にばらしてしまう ○ 教室内がいつも散らばっている どうぞ、南中をじっくりと見ていただき、気になることがあればご相談ください。 南風あったかげん記−272−昨日の続きです。 国際理解とは何? 文部科学省は、(おそらく)「国際理解」を定義していません。しかし、「国際理解教育」については、2005年6月に発行した「国際交流パンフレット」第3項「(1)学校教育における国際理解教育」に次のようにあります。 「国際化が著しく進展する中にあって,広い視野をもち,異文化を理解し,これを尊重する態度や異なる文化をもった人々と共に協調して生きていく態度を育成することは極めて重要です。」 どうやら、「広い視野をもち,異文化を理解」が狭義の、「国際化が著しく進展する中にあって,広い視野をもち,異文化を理解し,これを尊重する態度や異なる文化をもった人々と共に協調して生きていく態度」が広義の国際理解の考え方のようです。 以上は定義ですが、私はどう考えているか…。 ある英語の先生が言っていたのですが、英語に「国際理解」という概念を表す単語はないそうです。確かにそうでしょう。歴史的に、もともと多くの民族・多くの文化が共存しており、「国際理解」するまでなかったのでしょう。 同様に、日本にも「国際理解」という概念がなかったことは前回述べました。ほぼ単一民族だったために、また、異民族からの侵略や支配を経験していなかったために、欧米とは逆の意味で、「国際理解」する必要がなかったのでしょう。 それでは、国際理解のポイントは? 昨日の「マレーシアの夕べで」見つけました。 それは…、−3−で紹介します。 南風あったかげん記−271−今日は、マレーシアの夕べ IN 岩倉へ行ってきました。そこで感じたこと… 「国際理解」という言葉をよく耳にします。 現行の「学習指導要領」にも、総合的な学習の時間の内容の例示として、「例えば国際理解,情報,環境,福祉・健康などの横断的・総合的な課題」として真っ先に出てきます。 さらにGoogleで「国際理解」を検索すると、約2,230,000件と出てきます。 それでは、そもそも「国際理解」って、どういう意味でしょうか?この先を読む前に、ぜひみなさん、考えてみてください。 私が授業でよく使う手です。 「国際理解ってどういう意味でしょうか?小学校3年生にわかるように説明してみてください。」 さあ、説明できましたか? みなさんに投げかけた以上、模範解答を示さないといけません。わが家にある、講談社の『日本語大辞典』、小学館の『日本語大辞典』、三省堂の『大辞林』、広辞苑(電子手帳)、『哲学辞典』(平凡社)で調べてみました。 答えは共通していました。 「載っていない」のです。 驚きの事実でした。教育界では普通に使う言葉なのですが、単語として認知されていない?かもしれないのです。 それでは私の考える国際理解について…。明日にしましょう。一晩考えさせてください。 |
岩倉市立南部中学校
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