最新更新日:2024/06/09
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第2ステージ(〜8月26日)が始まりました。テーマは「継続・自信」です。これまで積み重ねてきた努力を継続し、自信をもって定期テストや中体連夏季大会に挑みましょう。

9月の全校朝礼

 7/26から始まった37日間の夏休みが終わりました。今年もいろいろなことがありましたが、本日皆さんの元気な顔を見て安心しました。
 中体連では普段とは違った皆さんの戦いに挑む真剣な眼差しを見て、とても頼もしく思いました。結果はそれぞれでしたが、私たちは成功や勝利から学ぶよりも、失敗や敗戦から学ぶものの方がとても大きいということを知りました。一つの成功にはたくさんの失敗で支えられており、一つの勝利はたくさんの敗戦で支えられています。
 この夏、中体連以外にもインターハイやインターカレッジ、パンパシフィックの水泳大会、女子バレーボールのワールドカップ、高校野球の甲子園大会とたくさんの負けとわずかな勝利が見られました。皆さんもこの中体連やコンクールの結果からたくさんのことを学んだと思います。負けや失敗で終わってしまえばそれが結果となります。しかし、そこから学んで次につなげることが成功や勝利へのプロセスになります。ぜひ、次につなげてほしいと思います。
 さて、今月は南中最大の学校行事であります「清流祭」が開催されます。すでに準備が始まり、今年初めて導入される「カラー対抗戦」の練習も始まっています。私は、清流祭を通して今の君たちが、清流祭を終えたときに大きく成長してくれることを願っています。
 清流祭は、まさに学級の協力、学年の協力、カラーの協力、学校全体の協力が必要とされる行事です。特に3年生にとっては、中学校最後の清流祭となり一生の思い出にもなります。学級のために、学年のために、カラーのために、学校のために何ができるかを探し求めてほしいと思います。
 夏休み中、私は試合の応援で富士東高校の体育館に行きました。その際トイレを借りました。するとトイレには次のような詩が張られていました。
『はきものをそろえると心もそろう 
心がそろうとはきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたらだまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと世界中のひとの心もそろうでしょう』
 この詩は長野県篠ノ井町の円福寺の藤本幸邦和尚が、「脚下照顧」の教えを、分かり易い詩として表現されたものだそうです。
 自分の履物を確認してみて下さい。乱れてはいませんか。もし乱れていたら直しておきましょう。まずは自分の心をそろえます。
そして、「だれかがみだしておいたら、だまってそろえてあげよう。」
「そろえてあげたんだから」ではなく、何も求めることなくただそろえてあげる。
これが大事なことなのです。
これは、今日からでもできることです。こんな些細なことですが、それを積み重ねていけば世界中の人々の心がそろう。そして世界を変えることもできるのではないでしょうか。
「自分ひとりがやっても変わらない。」という言葉を聞きますが、自分がやらなければ何もかわりません。一人ひとりがそう思わなくてはいけません。まずは自分が実践しましょう。
こうしてみますと、「はきものをそろえる」ということは、ただそれだけのことではなく、奥の深いものがあります。
自分の足元をしっかりと見つめ、自分の行動にはしっかりと責任を持ち、できる限り他の人に対しても思いやりを持って接していく積み重ねが、大勢の人々にも広がっていくに違いありません。
「脚下照顧」とは、「自分の足元をしっかりと見つめよう」ということです。
はきものをそろえることも自らの足元をよく見つめることからはじまります。
 清流祭で南中の全生徒の心を一つにするため、清流祭に向かってがんばるとともに、些細なことですが皆さんがトイレのスリッパをそろえ心を一つにしてくれることを期待しています。

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清水町立南中学校
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