最新更新日:2024/05/24 | |
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3.19 卒業式 式辞
厳しい寒さも徐々に和らぎ、日差しに春のおとずれを感じます。
ただ今、卒業生の皆さんに卒業証書を授与しました。卒業おめでとうございます。 卒業証書には、17文字「小学校の課程を卒業したことを証する」とだけ書かれています。今、手にしている卒業証書には?、およそ十二年間生きてきた皆さんの人生の半分がつまっています。大切にしてください。 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。これまで大切に、大切に育ててこられた月日。ともに喜び、ともに悩んだ日々。病気で心配したこともあったと思います。さまざまなことが思い起こされ、感慨もひとしおのことと拝察いたします。 特に、2年生の3月以降は、それまでにない制約を受ける生活となりましたが、皆様には温かく見守り、お支えをいただきました。皆様のお力と温かさがあったからこそ、私たち職員も子どもたちの成長を支えることができ、子どもたちは大きく成長することができました。本当にありがとうございました。 ご来賓の皆様には、たいへんご多用の中、ご臨席を賜り、誠にありがとうございます。 卒業生は、保護者・学校だけでなく、地域にとっても大切な子どもたちです。将来、この地で活躍する子もいれば、広い世界に飛び立って行く子もいるかもしれませんが、地域で育てた子どもたちの活躍を期待し、今後も温かく見守り、励ましていただけたらと思います。併せて、本校に対する変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げます。 さて、卒業生の皆さんに、私から二つの贈り物をしたいと思います。 一つは、「言葉」の贈り物です。皆さんに贈る言葉は、これです。 ・Chance(チャンス) ・Challenge(挑戦) ・Change(変わる) 今日を迎えるにあたり、私自身の小学校・中学校時代を思い起こしてみました。意外かもしれませんが、小学校時代の私は人前で話したり、発表したりするのがとても苦手な子で、授業中に手を挙げることもあまりありませんでした。でも、そんな私が「中学校に入ったら、授業中にがんばって発表しよう」と思ったことを思い出しました。小学校卒業、中学校入学は、挑戦するチャンスです。変われるチャンスです。 しかし、そうは言っても、「失敗したら」という不安もあるかもしれません。でも失敗しない人はいません。アメリカの大リーグで活躍している大谷選手も「失敗と成功」について次のように言っています。 「失敗を失敗だと気づいて、違うことに取り組めば、そこで一個発見があって、それがどんどん成功につながっていくのかなと思うので。僕自身まだ成功したと思ってないですし、むしろ失敗と成功を繰り返している段階なんです。 そう言っています。失敗を恐れず、勇気をもって、卒業・入学のChanceを生かし、Challenge、Changeしていってください。 もう一つは、「音楽」の贈り物です。以前聴いてもらった「まあるいいのち」の歌を、今日はトランペットの演奏で贈りたいと思います。 ♪ 「まあるいいのち」の贈り物 ♪ ここにいる全ての人が「大切な命」をもっています。皆さんは全て、一人一人が「かけがえのない存在」です。「命」を大切にしてください。演奏した「まあるいいのち」の歌詩は、ホルダーに卒業証書と一緒に綴じてあります。将来、もしも悩んだときや、壁に立ち向かうときに、思い出して見てもらえたら、そして勇気をもって進む手助けになったらいいなと思っています。自分も人も大切にして、力強く生きていってください。 卒業生の皆さんの輝かしい未来を願い、式辞といたします。 令和6年3月19日 常滑市立常滑西小学校長 齋田強一 |
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