最新更新日:2020/05/11 | |
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3月5日 卒業式 1校長式辞(抜粋) 卒業生の皆さん、おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。 今年度で68回目を迎えた本山中学校の卒業式は、平成最後の式となります。 本日、立派に中学校の課程を終えた皆さんが本山中学校に入学したのは平成28年4月7日でした。 その日、私は皆さんに、お願いをしました。 それは、「言葉と友達を大切にしてほしい」というお願いでした。「たった一つの言葉で、友達を勇気づけることができます。でも、たった一つの言葉で誰かを本当に傷つけてしまうことがあります。言葉には、自分の魂やエネルギーが宿っていると言われています。プラスの言葉をできる限り使うことを心がけてください。」というお願いでした。入学式でお願いをしたプラスの言葉を、この3年間、沢山、使うことができたでしょうか。中学校卒業後も言葉と友達を大切にし続けていってほしいと思います。 今年度は新入生が一人もいない本山中学校の船出となりましたが、皆さんは2年生と力を合わせ、「少人数だからこそできること」、「本山中学校だからこそできること」を次々と実行し、最高学年としての責任を果たしてくれました。 修学旅行では、富士五湖でのフォレスト・アドベンチャーや夜の樹海ツアーなどの新しい試みにチャレンジしました。西湖から見る美しい富士山が今でも目に浮かんできます。 スポーツフェスティバルや文化祭の合唱では、それぞれのクラスや紅白対抗で大いに盛り上がりました。さらに生徒会では、学校全体が活気にあふれるようにするため、アイディアを出し合って、新たな行事として「進級を祝う会」や「球技大会」に取り組みました。 この1年間、「本山中学校3年生」としての伝統を守り抜くとともに、新たなことにも挑戦し続け、多くの感動を創り出してくれました。ありがとう。 朝の集会で、皆さんに「レジリエンス」についてのお話をしたことがあります。「レジリエンス」の意味は「回復力」とか「バネの力」とか「しなやかさ」です。そこから「逆境を乗り越える力」とか「折れない心」とも訳されています。 皆さんは、部活動の大会で控え選手が少ないためフル出場しなければならないことがありました。作品づくりをするときは、一人一人が描いたり、作成したりする枚数や量が他の中学校よりも増えてしまうこともしばしばありました。しかし、それらをバネにして、弱音を吐かず、また誰かに押しつけることもなく、皆さんは、それぞれ置かれた場所で見事にやり遂げてくれました。 どんな人でも、失敗はするし、挫折しそうになったり、もうあきらめようかなと何度も思ったりします。そこで本当に辞めてしまったら、終わりです。もうだめだと思うことなく、今日まで行動できたのが皆さんでした。 皆さんは、この1年で「レジリエンス」のエネルギーを蓄えることができました。これからは、自分のやりたいことは何かを見つけ、夢や志を持って生きていってください。 これからの人生の中で、多くの人に出会い、楽しいことや嬉しいことが沢山あると思います。もちろん、苦しみや悲しみを抱える時もあると思います。困った時は、本山中学校で、過ごした日々を思い出してみて下さい。本山中学校は、これからもずっと皆さんの「心のふるさと」です。 本日をもって、MTC48(フォーティーエイト)は解散です。 しかし、皆さんが、創り出した本山中学校の新しい伝統は、しっかりと2年生の本山フィフティーンズが受け継いでくれます。また応援にぜひとも来てください。 最後になりましたが、本日、無事、義務教育を終えましたお子様を、温かく育ててこられた保護者の皆様、誠におめでとうございます。これまでの3年間、本山中学校に対するご理解、ご協力、ご支援に全職員とともに感謝申し上げます。ありがとうございました。 卒業生の皆さんのこれからの健やかな成長と、より一層の活躍を、心からお祈り申し上げ、式辞と致します。 平成31年3月5日 瀬戸市立本山中学校長 勝田拓真 |
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瀬戸市立本山中学校
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