最新更新日:2024/05/29 | |
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今日の五条川今日の部活動−2−今日の部活動南風あったかげん記−421−江南市民文化会館で行われている、「生駒家文書展」に展示されている古文書を読んでみましょう。 その前に、生駒家というのは、小折(江南市布袋)の生駒屋敷(小折城)に居を構えた豪族です。奈良の生駒山麓に住んでいましたが、戦乱の中、尾張国丹羽郡小折村に移り住み、染料・油の商いと馬借(現:運送業)で財を蓄え、大きな勢力を持つようになりました。3代家宗の娘「吉乃(お類)」が織田信長の側室となり「信忠」・「信雄」・「徳姫」を生み、織田家に対し重要な地位を占めるようになったことは有名です。(生駒家は現在も続いています。) この古文書は、尾張徳川家の徳川綱義(後の3代藩主・綱誠)が、その守役であった、生駒家6代生駒利勝に宛てたものです。次のように書いてあります。 露月死去 可為力落候 謹言 五月十日 綱義(花押) ここでの、「露月」とは、利勝の父(5代利豊)のことです。「可為力落候」は「力落としたるべきそうろう」と読みます。あなたのお父さんが亡くなり、私も力を落としましたという内容のお悔やみです。 尾張徳川家の跡取りが、家臣にこのような書状を渡すことは珍しく、生駒家を重視していたことがわかります。 他にもいろいろ古文書があります。ぜひ、江南市歴史民俗資料館へお出かけください。 南風あったかげん記−420−
☆★☆ 燃え尽き症候群 ☆★☆
昨日の続きです。 連続殺傷事件の金川真大容疑者について、情報が次々と明るみになってきています。全国規模のゲーム大会で準優勝するなどゲームではかなりの実力者で、「ゲームオタク」という表現も多く見られます。 しかし、私は、弓道部に所属し全国大会にも出場したことに注目しています。どの競技でも、全国大会には相当の練習を積まないと出られません。この頃は、スポーツマンとして優秀な人物だったことが想像できます。 これが引退を機に変わるのです。もともと大学志望であったのが、弓道部を引退すると就職希望に変えました。出身高校の教頭は「部活動を引退して気力がなくなったのではないか」と話しています。いわゆる、燃え尽き症候群かもしれません。結局、就職もしないで引きこもっていきました。 今回の事件の直接原因は、統合失調症などの精神障害があったのかもしれませんが、その背景に、部活動に没頭していた人が、引退で目標を見失ってしまい、生活のリズムが崩れたことがあったことは確かでしょう。 高橋尚子選手が、来季に東京国際、大阪国際、名古屋国際の主要三大会にすべて出ると宣言しました。短期目標は北京出場でしたが、以前よりさらに大きな目標、いや、「夢」があったのです。ですから、先日の名古屋での惨敗にはあまり悔しさは見せませんでした。 例えば「○○高校合格」という短期目標を持つのはよいでしょう。しかし、合格してから何をしたいのか、高校を卒業してからどうしたいのか、さらにその先は…と、長期の目標がないと、いざ合格した時に何をしてよいのかわからなくなってしまい、結局中退してしまう生徒が少なからずいるのです。 私たちは、将来を見すえて自分の生き方を考え、その夢の実現のための進路を選ぶ生徒を育成していきたいと考えています。燃え尽き症候群にさせないためにも… 吹奏楽部スプリングコンサート今日の五条川今日の部活動−3−今日の部活動−2−今日の部活動−1−今日はスプリングコンサート!日時:3月26日(水)PM1:30〜 場所:南部中学校体育館 曲目:犬夜叉、PEACH、宙船、ラプソディ・イン・ブルーほか もちろん入場無料 今日の部活動今日の五条川南風あったかげん記−419−
☆★☆ 第2の附属池田小事件 ☆★☆
私がこれまでに最もショッキングだった事件は、2001年6月に起こった小学校乱入無差別殺傷事件です。大阪教育大学附属池田小学校に侵入した当時37歳の宅間守が児童8名を殺害しました。 その事件が、再び起こったかもしれないのです。 土浦市の連続殺傷事件の金川真大容疑者は、3月19日、男性殺害前に「自分が卒業した小学校を襲う予定だったが、卒業式だったのでやめた」と供述しています。実際に、近くの母校、土浦市立中村小学校に文化包丁を持ってマウンテンバイクで向かっています。卒業式で保護者や教職員が大勢いたため、母校襲撃は断念したらしいのですが、もしも卒業式でなかったら、と思うとぞっとします。 学校がどんなに塀を高くしても、悪意のある乱入者を防ぐことは100%可能かといえば、首を横に振らざるを得ません。可能にするためには、大がかりな設備が必要であり、また、そうすることによって失うものも大きいでしょう。もちろん、学校ではさすまたなどを常備していますが、限界があります。 それよりも、なぜそういう人物が出現したかについて解明し、予防するのが、教育学者や心理学者、脳神経学者の課題となるでしょう。 マスコミでは、断片的な情報が飛び交っています。恣意的な情報も多く、そのまま鵜呑みにするのは危険ですが、コミュニケーション能力が弱いという印象をもちました。今後の分析を待ちたいと思います。 今日の五条川家庭の日の呼びかけ「親と子の 対話がつくる よい家庭」 前期生徒会役員任命式南風あったかげん記−418−今日は平成19年度の修了式でした。その中での式辞を紹介します。おおよそ、次のような内容でした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−− 本日をもちまして、平成19年度の課程を修了いたします。ただいま、1年生140名、2年生151名に修了証を渡しました。 この1年間、みなさんは、いろいろな方々の生き方に触れてきました。 例えば、1年生は、杉原千畝の勇気、ホロコーストの恐ろしさやユニバーサルデザインを広めようとしている方、福祉実践教室で障害に負けずに頑張っている方や支援している方々など。 2年生は、職業体験の体験先で働く人たち、ドブロギターの稲冨さん、助産士さんのお話も良かった。若狭でのカッター漕艇の先生も素敵でした。 その他、カルチャー講座の先生方、ボランティア活動で出会った方々など地域のみなさん。何より、学級の友達や先輩・後輩、先生方。 その時々に、それぞれの生き方にふれてきたと思います。 卒業した稲川さんが、文集に次のように書いていました。 私は、この3年間でたくさんの人と出会い、成長してきた。部活での講師の先生。職業体験でお世話になった人たち、マレーシアであった人たち、先生方・・ 一人ひとりが違う生き方をしていらして、とても刺激になった。 稲川さんは、部活動や行事で巡りあった人の生き方を感じて、自分の力にしていきました。 みなさん。自分の人生は自分で決めなければなりません。どうか、その前に、いろいろな体験を積んで、少しでも多くの人と関わり、その人の生き方に触れてみてください。 直接関わらなくても、例えば伝記を読んで感銘を受けた人、スポーツ選手でも構いません。 自分にとってあこがれる生き方のイメージをつくってください。 次に、自分を見つめて、どんな生き方が向いているのか、自分を良く知ってください。そして、将来のよき道を考えていってください。 大丈夫。夢や希望は、変わっても構いません。今は、よりよい夢や希望を考えることが大切なのです。 4月から、新しい出会いが待っています。新しい友達、新しい先生、後輩が入ってきます。 それぞれの良いところを見つけて、良いところを出し合って、高め合うことのできる集団を作っていって下さい。 そして新しい南中の伝統を作っていきましょう。 南風あったかげん記−417−江南市歴史民俗資料館では、4月6日まで、生駒家文書展(6)という企画展が開かれています。タイトルは、「生駒家中興の祖 第6代生駒利勝の業績をたどる」です。 私は、新卒以来17年間布袋に勤務していたので、その間、布袋の歴史についていろいろと調べていました。布袋の小折城は、尾張北四郡を支配した岩倉城から見ると、いわゆる支城です。ただ、岩倉城なきあとも続き、現在も生駒氏の子孫はご健在です。 今回の企画展では、注目の文書が展示されていました。 「露月公死去につき悔状」;露月とは5代利豊のことで、尾張の徳川家がその守役であった生駒利豊の死を悔やんで出した書状です。殿様が家臣にそこまでの書状を出すことはまれです。 「遺書」生駒利勝から、その子宗勝への遺書です。遺書というのは、当時では「家訓」といった方がよいでしょう。そういった家訓の実物を見るのは初めてだったのですが、あっと驚きました。それは… 見てのお楽しみです。ぜひ、江南市歴史民俗資料館にお出かけください。江南市民文化会館内にあります。 南風あったかげん記−416−お知らせした中川信子先生の講演会へ行って来ました。 講演の前に、言語聴覚士の國島典子さんが率いる、障害のある子の和太鼓チーム、五条桜の演奏がありました。(写真左) そして講演です。テーマは『こどものこころとことばの育ち』。とてもわかりやすく、またやさしい語り口で、2時間あまりがあっという間に過ぎました。 ・ 子どもは球根;どんな花になるか子ども自身もわからないし、成長には個人差もある。しかし、伸びる力は持っている。 ・ 「ちょっと気になる子」は、少し丁寧に見ていってあげたらいい子のこと ・ 幼児期の心配は、大ききくなるにつれて気にならなくなる。問題をなくそうとするのではなく、健全な部分を増やそうという関わり方をする。 ・ 可愛がられ度 = 可愛がりたい度 −(手がかかる度+理解不能度) ・ 言葉は水鉄砲と同じ。話せるということは、先から水が出ている状態。タンクの水は、language。言葉がわかるということ。そのためには体験が重要。そして、引き金を引くということがコミュニケーション意欲。伝えたいという気持ちがあれば、伝えることは実現可能。この気持ちを育てるには、理解してやろうという大人がそばにいること。子どもの中にコミュニケーションを育てるのではなく、周りの大人がその力があるかどうかが大切。 などのお話が続きました。脳と言語についての研究成果を生かした、説得力のある話ばかりでした。また、後日ふれたいと思います。 |
岩倉市立南部中学校
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