最新更新日:2024/09/26 | |
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南風あったかげん記−680−今日の朝礼の内容を紹介します。 矢戸川清掃、有志合唱で活躍した生徒に感謝した後、昨日のピーター・フランクルさんの講演の内容を紹介しました。 彼は、「新たなる国の主人公は国民一人一人であり、自分自身。それでは、主人公としての生き方をしているか?」と投げかけました。「自分の人生の主人公は自分自身です。」と。 そして、こう述べました。 「北京オリンピックを1分も見ないことに成功しました。」そのわけは? 「12年前のアトランタオリンピックは、地球の裏側なので一生懸命見ていたけど、今は覚えていない。ということは、あのオリンピックは今の自分に生きていない。自分には必要のないことだった。そうならば、テレビを見ている時間を、自分のために有意義に使いたい。」 「テレビは魔法の箱。すぐに時間は過ぎてしまう。30秒だけ考えてみよう。自分にとって必要な内容かを。」「ニュースは初めの一つか二つを見てスイッチを切ろう。そして、そのニュースに対する自分の意見を考えよう。」 「自分の時間は自分の人生の一部。有意義に使おう。」 テスト習慣に入る生徒にも、大切なメッセージだと思いました。 その後、長丸修一さんを紹介しました。不慮の事故で首から下が麻痺し、口で絵を描くことで失意のどん底から立ち直った人です。下が長丸さんの絵です。 その長丸さんと加山雄三さんの絵はがきなどで、「手足の不自由な子どもを育てる運動」への協力を呼びかけました。よかったら、ご協力をお願いします。 南中植物園南風あったかげん記−679−今日は、フランクル・ピーターさんの講演を聴いてきました。講演前に、フランクルさんの本を買いました。その時の会話です。 私「サインをお願いします」、フランクル「名前は何と書きますか?」、私「謙次でお願いします」、フランクル「けんじのけんは健康の健ですか?」、説明するのが難しいと思った私は「ひらがなでお願いします。」、フランクル「この人はお子さんですか?」、私「いえ私です。」、フランクル「それではけんじさんにしましょう。」、子どものためかどうかまで気を遣ってくれました。 ハンガリー出身のフランクルさん。ハンガリーでは、日本と同じように「姓名」の順に呼びます。 そのフランクルさんは、講演の中で、2人の人の名前を聞き、見事に漢字で書きました。一人は難しい読み方だったのですが、しっかりと理解していました。その時、「しまった、説明すれば謙次なら書いてもらえた」と後悔しました。 数学者で大道芸人のフランクルさんは、ハンガリー最高科学研究機関のメンバーで、日本ジャグリング協会名誉理事、書いた数学の論文は200本以上、大学で講義できる程度に話せる言葉は、なんと11ケ国語(ハンガリー、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、ロシア、ポーランド、英語、中国、ハングル、日本)です。天才とは、こういう人のことを言うのでしょうか。 その内容は、明日お知らせします。 有志合唱団有志合唱団矢戸川清掃 ボランティア扶桑東小学校ホームページ有志合唱団有志合唱団南風あったかげん記−678−
☆★☆ 日本の国技は? ☆★☆
大相撲九州場所も今日で中日。大麻事件や八百長疑惑、暴行死事件など、土俵外での話題が多く、国民の関心が薄らいでいるのが気がかりです。チケットが手に入らなかった、あの若貴兄弟が出てきた頃がなつかしく思い出されます。 さて、相撲は神事といわれていますが本当はどうなのでしょう? まさしく、神事です。日本全国各地の神社で「奉納相撲」が現在も行われています。Googleで検索してその数の多さに驚きました。 Wikipediaには、「健康と力に恵まれた男性が神前にてその力を捧げ、神々に敬意と感謝を示す行為である。そのため礼儀作法が非常に重視されている。従って、力士はまわし以外は身につけない。」と書かれていました。 その起源は古く、『古事記』をはじめ、古代の歴史書に登場するほか、古墳時代の埴輪・須恵器にもその様子が描かれています。 織田信長の相撲好きは有名で、優勝者に与えた弓が今の弓取り式の起源といわれたり、今の土俵の原型は信長が考案したとも言われています。 さて、日本の国技は?実は国が認めた国技はありません。「日本の国技は相撲」というイメージは、明治42年に両国に「国技館」が建てられたことによります。それ以来、国民の間に「国技=相撲」が刷り込まれてきたのです。 大相撲界のニューヒーローの誕生が望まれます。 今日は地域別県民文化大祭典11:00〜 郷土・ゆめ・ふれあいコンサート 13:30〜 記念式典 300人合唱 15:00〜 落合恵子さん記念講演 〈野外ステージ〉 11:00〜 和太鼓他 14:30〜 尾張のどまつり 笑”、あさぎ他 記念式典の300人合唱では、南中有志合唱団も参加します。 いよいよ今日はピーター・フランクルさん11月16日(日)14時より、岩倉市総合体育文化センター多目的ホールにて、ピーター・フランクルさんの講演会が開催されます。大道芸人としても活躍する数学者です。楽しいお話が聞けそうです。入場料は500円。ぜひお出かけください。 私(土井)も出席します。 岩倉南小学校ホームページhttp://www.iwakura.ed.jp/iwakuraminami-e/ 南風あったかげん記−号外−今日は、曽野小学校学芸会へ行って来ました。3年生は、生き物の足の数をテーマにした劇に取り組んでいました。5年生は、「手」をテーマにした群読劇を熱演してくれました。 食料を生産するのも手、作品を創造するのも手、争いや犯罪で人々を苦しめ、逆に人を助けて幸せにするのも手。この手の働きを、いろいろな角度から取り上げ、人はいかに生きるべきかというところまでテーマを深めていきました。感動的な熱演でした。 耐震強度調査土曜教室PTAコーラス数学検定南風あったかげん記−677−
☆★☆ 管理中毒 ☆★☆
昨日(11月14日)付の中日新聞夕刊の「紙つぶて」に、作家の星野智幸さんの「管理中毒」というエッセイが載っていました。引用して紹介します。 −−−−−−−−−以下引用−−−−−−−−−−−− 砂風呂遊びで中学二年生が重態となった事件や、今月初めの、川崎の中学校で一年生が机に飛び乗り、はずみで窓から転落死した事件。いずれも痛ましい出来事であり、二度と起こってほしくはない。 だが、二度と起こらないためにはどうしたらいいのかと考えると、私にはよくわからない。転落事故は授業中に起きており、学校側の責任は免れられないだろうが、日常化する学級崩壊やいじめのことを思うと、教師の努力だけで防げるかと疑問になる。まして、休日に他校の砂場で起きた砂風呂事件は、学校側がどうにかできる問題ではない。 −−−−−−−−−引用中断−−−−−−−−− 星野智幸さんは、かつてイチロー選手の発言についてコメントをしてバッシングを受けたことがありました。その時も、私は、星野さんの方が正しいのではないかと思っていましたが、その頃から星野さんは(おそらく)正しいことだけどマスコミがあまり言わないことを、ずばり指摘してくれる人だと注目していました。 今回の砂風呂事件についての記述はまさに同感です。同様に思った方も多いのではないでしょうか。しかしここから先が星野さんです。 −−−−−−−−−以下再開−−−−−−−−−−−− にもかかわらず、こういう事件が起こると、学校の安全管理不足ばかりが強調される。(中略)ほんの十年ぐらい前までは、学校の過剰管理こそが間題視されていたではないか。いつから、管理が足りないという批判のほうが一般的になったのか。変化したのは学校ではなく、世間だと私は思う。大人達は、自分が厳しい管理下に置かれているうち、中毒症状を呈し始め、自立を放棄して、自ら管理を求めるようになってしまったのではないか。 これらの事故は、学校に限らず大人が、子どもを管理・干渉しすぎる結果、起こったという気がする。何が危険なのかを学ぶのは、子ども自身だ。 大人が安全管理に過敏であるがゆえに、子どもが学んで成長する機会を奪っていると思うのである。まず必要なのは、大人の自立だろう。(作家) −−−−−−−−−引用終わり−−−−−−−−− 「学校の守備範囲の拡大」とかではなく、「子どもが学んで成長する機会を奪っている」から「大人の自立」が必要へと論を展開しています。 みなさんは、どう思われるでしょうか? 南風あったかげん記−676−今日は、小牧市立岩崎中学校で、平成19・20年度文部科学省実践研究事業指定校研究発表会がありました。研究主題は『人間力をはぐくむ教育をめざして』〜素直な心と思いやりを持ち、夢の実現に向けて努力し続ける生徒〜です。 ここでいう人間力とは、サブテーマにある「素直な心・思いやり・ゆめに向かって努力し続ける」こと です。これらを、道徳や教科の授業、その他の活動で「かかわり」「ふり返り」の指導を工夫することで育んでいこうという考え方です。 はじめに、3年生によるすばらしい合唱を披露されました。ただ美しいとか声が出ているというだけでなく、音楽的にも高い表現力でした。 授業も全クラスまわりましたが、サブテーマにあるように、とても素直で、温かい雰囲気で話し合いをしていました。 岩崎中は、朝から1日中コの字の体型で過ごすそうです。そして、時々4人グループを作ります。前を向くのはテストぐらいとか…。そのため、意見は先生に対してではなく仲間に言う、そんな関係性が作られているのを感じました。 聞くところによると、つい数年前には、いわゆる“荒れ”た学校だったそうです。共感的な集団をつくり、学び合いで心の荒れを解決していった手法は、今、南中が取り組んでいることの方向性の正しさを確信させてくれます。 曽野小学校をはじめ、近隣でも同じような方向性を目指す学校が増えてきました。お互い情報を交換しながら、よいところを取り入れて伸ばしていきたいと思います。 |
岩倉市立南部中学校
〒482-0003 愛知県岩倉市曽野町江毛1 TEL:0587-66-3181 FAX:0587-37-9517 |