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校長先生との会食会南風あったかげん記−742−
☆★☆ 公定歩合 ☆★☆
「公定歩合」という言葉、最近耳にしませんね。 公定歩合とは、日本銀行が一般の銀行にお金を貸すときの利子率のことです。かつては、日銀の金融政策といえば公定歩合を上下動させることでした。 また、公定歩合は為替レートにも影響を与えていました。公定歩合が上がると、為替レートは円高/ドル安に、逆に、公定歩合が下がると円安/ドル高になっていくという関係にありました。 しかし、平成6年以降、金融の自由化が進められ、金利が自由に決められるようになり、公定歩合が銀行の預金金利に直接影響を与えることはなくなりました。 さらに日本銀行は、公定歩合に政策金利としての役割がなくなったことから、「公定歩合」という用語を「基準割引率および基準貸付利率」に名前を変更したのです。平成18年のことです それでは現在テレビで使っている「政策金利」とはどういうことでしょうか? これは、無担保で金融機関同士が資金の貸し借りをするときに適用される利子のことです。正式には、「無担保コール翌日金利」と言います。まとめると次のようになります。 ○ 政策金利;金融機関同士の貸し借りの際の利子(無担保) ○ 公定歩合(基準割引率および基準貸付利率);日本銀行が金融機関に資金を貸す場合の利子 この違いがあるのです。 現在のそれぞれの率は?どうぞ調べてみてください。 新着図書紹介アテネ、北京オリンピック、水泳2冠連覇の北島康介選手が水泳だけでなく、子供のころのこと、友達のことについて語っています。トップアスリートの彼にもあなたと同じ一面が発見できるかもしれません。文字も大きく、ふり仮名つきで読みやすい本です。 (中央)『ピーターからの挑戦状 中学入試の算数』 ピーター・フランクル著 技術評論社 請求番号「410」 数学者で大道芸人、テレビでもおなじみのピーターさんの解説コラム付。 中学入試つまり小学六年生が受けるテストが載っています。時刻表が問題だったり、手掛りをヒントに携帯番号を推理したり、一味違った算数に出会えます。 校長先生ご推薦の一冊です。 (右上)『十角館の殺人』 綾辻行人著 講談社 請求番号「し」 断崖絶壁に囲まれた島にある十角形の奇妙な館を訪れたK大学ミステリー研究会の7人。 彼らを襲う連続殺人のなぞ。YA!シリーズから本格ミステリー登場です。 書き初め今日の授業左上 1組 社会科;大正デモクラシーを学習しています。 右上 2組 国語科;「人と人とのつながり」をテーマにした三行詩を考えています。 左下 3組 数学科;「平行四辺形」の問題を考えています。 右下 4組 英語科;Let's Read2 を互いに読み合っています。 2組ではどんな詩が出来上がるのでしょうか… 今日の朝練習南中植物園校長先生との会食会南風あったかげん記− 741 −「二兎を追う者は一兎をも得ず」といいます。欲張るなという戒めですが、人の成長に関してはそうではない場合が多い気がします。 ある保護者の方から次のようなお話を聞きました。 「体育大会などの行事でがんばるようになってから、成績も伸びてきました。」 これはたまたまではありません。実は、一つのことに努力して自己実現を体験した生徒が、その後、他でも成長を見せることを、私たちは経験的に知っています。 だから学校があるのです。人が集まる価値があるのです。学校行事があるのです。 もし、生きる力がいわゆる机上の勉強だけで獲得できるのならば、学校行事は不要でしょう。それどころか、通信教育などを利用すれば、学校へ来る必要もなくなります。 しかし、少なくとも義務教育段階では、学校へ集まり、集団で学ぶことは、未来永劫なくなることはないでしょう。さらに、体育大会のような行事もなくなることはないでしょう。 それは、生きる力は「確かな学力」「豊かな人間性」「健康と体力」の総合的なものだからです。さらに、「豊かな人間性」のなかでも、人と関わる力は集団の中でしか決して学ぶことはできないからです。 部活動でがんばったことで自信をつけ他でも伸びた生徒、委員会の委員長を経験してから伸びた生徒など、これまで多くの生徒を見てきました。 ご家庭でも、「そんなことはいい加減でいいから、しっかり勉強しなさい。」ではなく、「掃除でも、係活動でも、部活動でも、勉強でも、その時にやるべきことをしっかりやろうね。」という励ましをお願いします。二兎を追う子どもが、力を伸ばします。 今日の授業左上 1組 社会科;「ヨーロッパ人の世界進出」の学習です。 右上 2組 数学科;「比例・反比例」を学習しています。 下 3・4組 体育科;サッカーをしています。 明るい雰囲気で学習していました。 南中植物園今日の朝練習PTA広報委員会好評をいただいた2学期号に引き続き、楽しい新聞が出来上がることと思います。 皆さん、お楽しみに! 生活リズムを取り戻しましょう生活リズムを取り戻すコツは「10分早く」です。夜は、昨日より10分早く寝て、朝は10分早く起きるようにしてみましょう。10分なら何とかできそうな気がしませんか?たった10分、されど10分です。さっそく試してみてください。 「春の七草」を知っていますか?春の七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれました。そこで、今日1月7日に無病息災を祈って「七草粥」を食べたのです。お正月のご馳走で疲れた胃腸を休め、冬場に不足しがちな野菜を補うという考えもあります。 「睡眠」「食習慣」を意識して、学校生活のリズムを早めに取り戻しましょう。 今日の部活動今年は丑年南風あったかげん記−740−今日は3学期の始業式でした。式辞ではおおよそ次のような話をしました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− あけましておめでとうございます。 まずは、こうして事故もなく、健康で集まることができたことを喜び合いたいと思います。 さて、すごい時代になってきました。どれくらいすごいかというと、実は、昨年のニューヨーク株式は、77年ぶりの暴落なのです。 77年前とは、この写真を見てください。 2年生の人はこれから習う,1929年に始まる「世界恐慌」です。ウォール街のニューヨーク株式が大暴落し、企業が倒産し、失業者があふれました。昨年は、これ以来の暴落だったのです。 それでは、77年前は、この後どうなったのでしょうか。3年生の人はわかりますね。 すでに植民地を持っていた国は保護貿易に走り、日本やドイツ、イタリアと対立し、ついに第2次世界大戦へ突入。全世界で数千万人とも言われる人が亡くなりました。 それほどではありませんが、その後も大きな危機がありました。 1973年(昭和48年)10月に第四次中東戦争がおこり、これをきっかけにオイルショックが起こりました。 日本国内は大混乱でした。石油に関係のないトイレットペーパーや紙の買い占めが起こり、店頭から消えました。デパートのエスカレータの運転中止、夜のテレビは11時まで。ガソリンスタンドは日曜日休みになりました。 私が中学校3年生の時です。とにかく紙がないため、3学期の学年末テストは、5教科はそれぞれB4裏表に1枚だけ。4教科はB5用紙裏表のみだったことを覚えています。 それでは、今回、戦争が起きるか、トイレットペーパーが買い占められたかというと、そのようなことはどうもないようです。 なぜか、過去の歴史から学んでいるからです。 今は歴史上、かなり大きな動乱期です。将来、間違いなく歴史の教科書に載るでしょう。ぜひ、自分の目で、世の中の動きをしっかりと見てください。そして、大人がどう知恵を出し合ってこの困難を乗り切っていったかを、見定めてほしいのです。 さて、世の中は大変ですが、みなさんはそれに動じることはありません。中学生として、やるべきことをきちっとこなせばよいのです。 3年生は最後の定期テストがあります。どうか、健康に気をつけて、悔いのないように取り組んでください。 2年生は、最高学年のための準備の時です。職業体験があり、将来の夢や希望をふくらませるときです。 1年生は、下級生を迎える準備の学期です。先輩がみなさんを迎えてくれたように、新1年生の人の不安を取り除き、期待をふくらませてあげてください。 それでは、今日から岩倉市立南部中学校の3学期の課程を始めます。 以上で、式辞といたします。 よろしくお願いします!南風あったかげん記−739−新年早々、「ニューモラル」をいただきました。特集は「人は労して成長する」 就職して2年間は順調だった木村さんでしたが、部署を異動してからは職場に違和感を抱くようになり、転職を考えるほどになります。 このような若者は多く、大卒の36.6%、高卒の実に49.4%が3年以内にやめているそうです。 (出展 厚労省「平成20年版労働経済の分析」http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/08/inde... ) その原因には、現状に満足せずよりよいキャリアを求める前向きな人もいますが、多くは心の問題だと断じています。 その通りでしょう。転職する人の多くは、明確な目標もないままに何となく就職し、何となくやめていく人が多いような気がします。 その木村さんは、友人が他人に喜びを与える“喜び”をえていることに驚き、自らの態度を振り返ります。そこでたまたま上京してきた父親から、「本気で仕事に取り組んでいるのか?」と厳しく言われるのです。「全力でとことんまで取り組んで最後に見えてくるものがある。」「何をするにしても覚悟が必要」と忠告されます。 この木村さんの例から、「人が働く目的や意味は、一人ひとり少しずつ違い、さまざまであるからこそ、自らが納得できる答えを見つけなければなりません。」と結んでいます。 南部中学校は、キャリアガイダンスに取り組んでいます。 (本年度重点目標 ☆★☆ 人は労して成長する ☆★☆ 新年早々、「ニューモラル」をいただきました。特集は「人は労して成長する」 就職して2年間は順調だった木村さんでしたが、部署を異動してからは職場に違和感を抱くようになり、転職を考えるほどになります。 このような若者は多く、大卒の36.6%、高卒の実に49.4%が3年以内にやめているそうです。 (出展 厚労省「平成20年版労働経済の分析」http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/08/index.html ) その原因には、現状に満足せずよりよいキャリアを求める前向きな人もいますが、多くは心の問題だと断じています。 その通りでしょう。転職する人の多くは、明確な目標もないままに何となく就職し、何となくやめていく人が多いような気がします。 その木村さんは、友人が他人に喜びを与える“喜び”をえていることに驚き、自らの態度を振り返ります。そこでたまたま上京してきた父親から、「本気で仕事に取り組んでいるのか?」と厳しく言われるのです。「全力でとことんまで取り組んで最後に見えてくるものがある。」「何をするにしても覚悟が必要」と忠告されます。 この木村さんの例から、「人が働く目的や意味は、一人ひとり少しずつ違い、さまざまであるからこそ、自らが納得できる答えを見つけなければなりません。」と結んでいます。 南部中学校は、キャリアガイダンスに取り組んでいます。 (本年度重点目標 <swa:ContentLink type="doc" item="10429">http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2320030/doc/10429/154385.pdf ) 1年生は職業について調べ、2年生は職場を訪問し、この3学期には職場体験をします。そうした経験を積みながら、多くの働く人にふれ、また自分の能力や適性を理解していく中で、夢や希望を育んでいきます。また、働いて収入を得ることは楽なことではないことも体感していきます。そうした段階を経て、卒業後の進路を考えていくのです。 「人は労して成長する」ことを肝に銘じて、今後も生徒の心と体を鍛えながら、夢や希望を育んでいきたいと思います。 3年生学習会 |
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