最新更新日:2024/05/31 | |
本日:51
昨日:343 総数:1705952 |
南風あったかげん記−811−今日は岩倉市郷土研究会 公開講演会へ行ってきました。会場の図書館会議室は満員。講師は、私の大先輩、櫻井芳昭先生です。たとえば次のような内容です。 ☆ 御三家の尾張藩が倒幕側についたのはなぜか。 校長日記の706号でも紹介したものですが、櫻井先生は、尾張藩の役割をさらに積極的に評価しています。黒子役に徹して朝廷と幕府の間を調整し、戦乱を最小限にしたのは尾張藩の成果。一定の評価をして良いのでは。 ☆ 和宮降嫁と尾張藩 和宮降嫁は、東海道を通らずに中山道を選択した。そのコースで尾張領内は6泊7日する。その宿は6カ所。その間の接待と沿道警備を尾張藩が命じられた。しかし、その数が半端ではない。京方が1万人、出迎える江戸方が1万5千人。6つの宿で計15万人分の夜具や食器類を尾張全域から集めなければならない。実際に岩倉では、大地村(当時102戸)から、布団・枕36組、腕80人前、膳24人前などを、木曽まで持って行き、さらに受け取りに行くよう命じられている。岩倉村では500名ほど動員された。一軒に一人の割だ。どの村も大騒ぎになった。 ☆ 長州征伐 長州征伐の総督には、尾張14代藩主の慶勝が就いた。その人足には、岩倉村にも74人が割り当てられた。 このほかにも、黒船対策にも尾張藩が当たっています。櫻井先生はさすがに社会科の先生なので、わかりやすく、資料に基づいて説明していただきました。あまり語られることのない、こうした歴史の裏側にある一般民衆の生活を垣間見ることができました。 また、こうした会があれば参加したいと思いました。 写真上は「木曽を行く和宮の御輿」(「日本五街道」より) 写真下は櫻井先生の著書『幕末の尾張藩』、会場の様子、そして、図書館にいた南中生です。 南風あったかげん記−号外−南風あったかげん記−号外−依頼されたものは、「おもしろ社会科研究:雑記帳」。社会科研究のいろいろな手法を、12回にわたって紹介していきます。 このたび、第1回の4月号が出版されました。テーマは「集う」。どんなことでも同じですが、まず、集うことから始まります。 今日は岩倉市郷土研究会 公開講演会本日3月14日(土)午後1時30分から、岩倉市図書館2階会議室です。 講師は、櫻井芳昭先生、演題は「幕末の尾張藩 その時 岩倉では」 あまり明らかにされていない幕末の岩倉の話を聞くことができる貴重な機会です。ぜひお出かけください。私(土井)も参加します。 有志合唱楽譜をファイルに閉じて、曲を聴いています。 1年生の姿も多く見られ、卒業された先輩の伝統を受け継いでいる様子がわかります。 ただ、女子がまだまだ足りません。音楽が好きな人、歌が好きな人、何かボランティアをやってみたいと考えている人、ぜひ一緒に歌いませんか? 昼放課に第1音楽室で練習しています。どうぞ気軽に参加してください。 各委員会の活動注目されがちですが、各委員会もしっかり活動をしています。 選挙活動や選挙が公平に行われるように活動している選挙管理委員会 今日のざんさい処理の有無を伝える美化委員 お昼の放送を運営する広報委員会 どの委員会も生徒主体となって活動しているようです。 左:選挙管理委員 中:美化委員会 右:広報委員会 前期役員選挙応援演説立候補者の人柄、長所などをあげて、アピールしました。 来週の水曜日まで続きます。 当日の立会演説はもちろんのこと応援演説も判断の材料となりますね。 今日の授業南風あったかげん記−810−本をいただきました。 『私が不登校になった理由』青田 進編著(日本教育研究センター) 青田氏は日生学園の理事長です。日生学園は、中学校時代に不登校を経験した生徒も多く通っており、不登校研究チームを作っています。その研究の成果をまとめたものがこの本なのです。 貴重なのは、不登校や引きこもりを体験した53人の生徒が、その当時を振り返っていることです。 「周りの人が仮面をつけているように感じていた」「みんなの反応が気になって」「悩み苦しんでは朝になっていた」「自分を気にかけてほしかったから」「自分は悪くない、相手が全部悪いと考えていた」「家の中でずっと、私を殺してと思っていた」「夜になると朝がくるのがこわくなった」… 多くの事例を見ていると、個別の内容は異なりますが、共通点もみえてきます。3,000人の不登校生を育てた青木氏は、子どもが考えていること、学校へ行けない理由、子どもの心の中、処方箋の4つの視点から分析しています。 興味のある方は、ぜひご覧ください。 今日の朝練習Bグループ面接今日の昼放課図書館は今日も超満員。 南風あったかげん記−809−今日はBグループの学力検査、明日が面接です。 愛知県は、ご存じのように、卒業式を終えてから入学試験、そして合格発表があります。 実は、このような方式は少数派です。おそらく、愛知・新潟・和歌山・三重・岐阜・兵庫の6県ではないかと思います。卒業式の後にすぐに入試なので、気持ちを切り替えなければいけません。 普通は、入学試験を終えてから卒業式、その後に合格発表が待っているというパターン。多くの道府県はこのパターンです。入学式を終えているので気分的に楽ですが、行き先が決まっていない不安感はあります。 東京や青森は、合格発表を終え、行き先が決まってから卒業式があります。行き先が決まっているので最も感動的になりそうですが、しかし、不合格だった子は複雑でしょう。 このように、所変われば方法が変わるのです。 なお、いくつかでは、問題や解答、採点基準が公表されています。下の3都県は一例で、まだいろいろありました。 青森県問題 http://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/education/21... 東京都問題 http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr090223... 長野県問題 http://www.pref.nagano.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou... ぜひ挑戦してみてください。 各都道府県の高校入試情報ページ http://www.ne.jp/asahi/su/shin/ 南中植物園ふれ愛ギャラリー 今日の「伊勢型紙」今日の授業生徒会役員選挙立候補者・責任者打ち合わせBグループ入試に出発!今日の朝練習南風あったかげん記−808−今日は1年生が福祉実践教室、2年生が職場体験の発表会でした。ご参観いただきありがとうございました。福祉実践教室では挨拶の機会があり、講師のみなさんにお礼を述べたあと、おおよそ次のような話をしました。 前回の朝礼で、水谷修先生が、「人の役に立って、ありがとうといわれて、生きる力がついていく」という話をしたと言いました。今日の講師の方々は、人の役に立つことを専門にしておみえの方々です。今日はその講師の先生とふれあう中で、生きる力を学んでください。また、実際に人の役に立つ体験をして、自分に合うことは何か、人のために何ができるのか、体験の中から学んでください。 「百聞は一見にしかず」といいますが、百回見るより、一回自分でやった方がよくわかります。職場体験はなおさらでしょう。やってみないとわからないことだらけでしょう。 福祉実践教室は、2種目を選択して受講しました。短時間であり、「わかる」という域まではとても達することができません。しかし、1度でもやったことはそれだけの価値がある。なぜなら、食わず嫌いがなくなるからです。 会食会で、食わず嫌いの生徒によく言いました。「好ききらい」は、食べてから判断しよう。食べないで「きらい」というのは、食べられるために奪われた命に対して失礼だよと。 何事も、まずやってから判断するという姿勢は、これからも大切にしてほしいと思います。 |
岩倉市立南部中学校
〒482-0003 愛知県岩倉市曽野町江毛1 TEL:0587-66-3181 FAX:0587-37-9517 |