最新更新日:2024/05/01
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全校朝会

1日(木)全校朝会がありました。スキークロカン大会や作文コンクール入選の表彰の後、校長先生からお話がありました。内容は、以下の通りです。

 春と東日本大震災 
 昇降口前が、朝、雪かきや氷を砕いてくれるボランティアの生徒のおかげで、地面が見えるようになってきました。感謝です。
 春、3月になります。
 春になるとそこそこに花が咲き、樹木は芽吹き、生き物には活力が満ちてきます。空気は和らぎ、山々は柔らかい色合いになります。こんな様子を正岡子規は、「山笑う」と表現しました。
 しかし、私たちの東北は4月か5月にならなければ山は笑わない。
とくにも、今年は「笑う」どころか「悲しむ」状態です。それは、昨年の3・11の大震災が、自然にも人の心にも大きな傷跡を残しました。
 来る3月11日には全国各地で東日本大震災追悼祈念行事が行われます。盛岡地区でも「復興への誓い〜2万個の灯火〜」というメモリアルキャンドルをつかった追悼式が行われます。本校の1年生もこのメモリアルキャンドルの作成に協力し、150個をこえる手作りの灯籠をつくってくれました。
 この大震災の傷跡が癒えるには何年もかかるだろうと言われています。
私たちは、亡くなった犠牲者の死を悼むとともに、これからも被災者の気持ちによりそっていかなければなりません。
 それでも、季節は巡り、悲しみの中にも春はやってきます。春めく季節感に、人は心の片隅にわき上がるようなものを感じながら、少しずつ前に進もうとします。
ところで
春は英語でSpringと言いますが、このSpringには、春という意味の他に「バネ」「泉」「活力」「活気」という名詞。また動詞では「はねる」「飛ぶ」の他に水や風・花の芽などが「出る・生じる」などの意味があります。
きっと春には何かを生み出す不思議な力があるのだと思います。じっとしていられない、そんな気持ちになります。
卒業・進級と新たな未来が始まる季節。
 新しい楽しみを求めて、今年度最後の月、3月を過ごそう。
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