今日は,新聞記事からお話をします。私たちは,新聞を読みながら,いろいろなことを知り,考えたりします。ここでは,二つのことを紹介します。

一つ目の話。6月28日（火）朝刊の一面には「梅雨最短」「東海梅雨明け」の記事が掲載されました。このまま確定すれば,記録的に早い梅雨明けとなり,これから二週間は30度以上の真夏日が続く見通しのようです。ますます熱中症が心配です。私たちは, どうしたらいいのでしょうか。記事では,熱中症対策として,屋外ではマスクを外すこと, のどが渇いていなくてもこまめに水分補給することを呼びかけています。熱中症対策は,みなさんの命にかかわることなので,日傘をさして登下校する子も増えてきましたね。マスクを外し,友だちとの間をあけて一列で登下校することも大切です。高学年の みなさんには,通学班の子たちの様子を見守りながら登下校してください。

二つ目の話。6月27日（月）夕刊から紹介します。「修学旅行 礼は箸袋にあり」という 記事です。京都市内の旅館に宿泊した中学生が,食事のときに箸の入っていた袋にメッセージを書き込んでいたという記事です。「ごちそうさまでした!三日間,おいしくたくさんの料理をありがとうございました」「修学旅行,楽しめました!いい思い出をありが とうございました」先生が指示したわけではありません。泊まった部屋のメモ帳にメッセージを書き残した生徒がいたり,笑顔のイラストつきの感謝の言葉を書いた生徒がいたりもしたそうです。「ありがとう」の気持ちを伝える方法を思いついた中学生たちの心に,とても温かいものを感じました。

みなさんも,家族やまわりの人に「ありがとう」の気持ちを伝える方法を考えてみませんか。きっと,みなさんらしい方法があるように思います。
新聞を読みながら,ニュースを見聞きしながら，感じたことを考えたことを話し合ってみることも大切な学びです。