最新更新日:2024/04/30 | |
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8月14日(土)古池氏の空襲の記録から
明日は終戦記念日にあたりますが,戦時下,たびたび空襲警報が発令され,最初は怖がっていた人々もしだいに警報そのものに慣れてしまったということを聞きます。元栗栖小学校長の古池廣一氏が古知野南国民学校の教師だっ古池廣一氏の空襲記録によると,昭和20年は,以下のような警報の回数が記録されています。
<昭和20年1月1日〜8月15日までの警報の記録> 1月 警戒警報39回 空襲警報7回 2月 警戒警報38回 空襲警報10回 3月 警戒警報16回 空襲警報1回 4月 警戒警報28回 空襲警報4回 5月 警戒警報44回 空襲警報3回 6月 警戒警報39回 空襲警報11回 7月 警戒警報62回 空襲警報22回(7月13日江南空襲にあう,28日 一宮空襲) 8月 警戒警報32回 空襲警報9回 実に8か月あまりの期間で,警戒警報298回,空襲警報67回が発令されていたことが分かります。 現在もまた,新型コロナウイルスの感染者数が日に日に増えて,次第に怖さが薄れて,当時の様子に近いものになっているような気がします。 心理学の言葉で「正常性バイアス」という言葉があります。人は日常生活で自分にとって都合が悪い状況を過小評価する傾向があるますが,重大な局面に直面したときほど,強く働くと言われています。新型コロナウイルスが流行している今,私たちはこの正常性バイアスを正しく理解しておく必要があるように思います。 コロナを極端に恐れすぎるのもよくないですが,昨年の今頃と比べてどうでしょうか?なんとなく自分は大丈夫だ,誰かが何とかしてくれるような気持になっていないでしょうか? 新型コロナウイルスを正しく知って正しく恐れ,自分や自分の大切な人の命を守る行動に努めるように心がけていきたいと感じます。 ※下の写真は一宮空襲の記録です。一宮空襲で,死者727名、負傷者4,187名を出し、り災面積は4.07キロ平方メートルに及び市街地面積約4.96キロ平方メートルの80%が灰じんに帰しました。 |
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