最新更新日:2024/04/30 | |
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南風あったかげん記−667−丹葉管内の学校は、2年計画の研究指定を毎年4校が受けています。1年目の指定が2校、2年目が2校で、その2年目には研究発表会を行います。その発表会の今年度の1回目が、江南市立北部中学校でありました。今日は県の指定も兼ねています。 研究主題は「心と体を鍛え、たくましく生き抜く生徒の育成〜人との関わりを大切にする『みすまる教育活動』を通して〜」で体育教育の研究です。 体育といっても、体育の授業というだけではありません。教育の目的は、「生きる力」を育てることといわれますが、「生きる力」とは、「確かな学力」「豊かな人間性」と共に、「健康と体力」を含めた3つの要素があるのです。いわゆる、知・徳・体で、そのバランスが取れた人を「生きる力」がある人というのです。もちろん、健康は、WHOが「身体的・精神的・社会的に良好な状態」といっているように、心の健康も含みますので、体育の授業に加えて、特別活動や道徳、総合的な学習、部活動など、あらゆる領域にも関係してきます。 今日の北部中学校の発表も、授業公開に続き、早川研究主任先生はじめ各部会から、主題に迫るいろいろな実践が報告されていました。その方法はいたってシンプルで、日々の実践で可能なものばかりです。トイレ掃除やピア・サポートなど、南部中でも取り入れていることもあり、他校でも応用できるという点で、研究の手法としてすばらしいと思いました。 ご指導いただいた、愛知教育大学の森勇示先生は、「健康のためには夢をもつことが大切」と、体を活用しようとする意思の大切さを強調されました。 最後に、北京パラリンピック走り幅跳び2位の山本篤選手による「心と体を鍛えるために〜北京パラリンピックまでの道程〜」と題する講演がありました。 事故による大腿部からの切断からわずか2週間で学校へ通い、1ヶ月後には義足を付け、5ヶ月後にはジョギングを始めるなど、その精神面の回復力の速さは驚異的でした。大きな勇気をもらいました。 来週には大口西小学校の発表があります。 |
岩倉市立南部中学校
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