最新更新日:2024/04/30 | |
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南風あったかげん記−684−
☆★☆ 心臓移植 ☆★☆
11月27日には、西春高校・寺西成夫先生のお話を伺います。寺西先生は、心臓移植を経験された方です。 心臓移植といえば、私たちの世代には衝撃的な思い出があります。今日はその話題です。 その頃の衝撃的な思い出を3つ挙げろ言えば、昭和44年のアポロ11号の月面着陸、そして、その前年の心臓移植手術、そして翌年の三島由紀夫事件です。 心臓移植の事のあらましは次の通りです。 札幌医大付属病院・第二外科の和田寿郎教授は記者会見で、「日本で初めて、世界で30例目の心臓移植手術」を行ったことを発表しました。この発表に日本中は湧き上がりました。新聞やテレビは賞賛の嵐だったように記憶しています。 手術を受けたのは当時18才の宮崎信夫さん。心臓を提供したのは、手術前日に海水浴で溺れた駒沢大学4年生・山口義政さんでした。 この移植手術は成功したかに見えました。しかし、手術から83日目に、宮崎さんは死亡しました。ところが、その後の調査で様々な疑惑が発覚しました。ここでは詳しくは触れませんが、真実はわかりません。 私の中では、鉄腕アトムの心臓=ハート型=心、すなわち、心臓は心と同じ感覚だったので、よけいにショックは大きかったのかもしれません。どんなに医学が進んでも、脳の移植はあり得ません(たぶん)。別の個体になってしまいます。同様に、心臓移植は、私の中ではあり得ない世界だったのです。 この事件以来、日本では途絶えてしまいました。その後の話は、明日お知らせします…。 |
岩倉市立南部中学校
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