少し前のことですが、学校に匿名の男性から電話が入りました。「五条川沿いを歩いていたら、女の子たちが気持ちよくあいさつをしてくれたので嬉しくなって電話した。」とのことでした。自分たちの見ていないところでの生徒のこうした行為は、私たち職員にとっても本当に嬉しいことです。また、それを温かく受け入れてくださる地域の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。あいさつの花をもっと咲かせることができるように、校門では登校してくる生徒と生活委員が笑顔であいさつを交わしています。

　２年生の女子保健で、体育担当者と養護教諭が協力して「RICE処置」の授業を行っていました。応急処置的に必要な４つの処置、Rest（安静）、Ice（アイス）、Compression（圧迫）、Elevation（挙上）の頭文字をとりRICE処置と呼びます。処置を損傷直後に適切に行うことで治癒を早め、競技への復帰を早めることができます。学習の意味を理解した子どもたちは熱心に実習していました。

　６月８日（日）、梅雨の合間の晴れた空の下、尾北支所陸上競技大会が開催されました。本校からは、ほぼ全ての種目に生徒がエントリーし、競技に臨みました。選手は暑さにも、プレッシャーにも負けず、本当によく頑張ってくれました。先週行われた生徒会主催の選手激励会では、部長の岩田信悟君や伊藤汐音さんが「皆の応援を力に変え、最後の最後まで全力を尽くす」と誓っていましたが、まさにその言葉通りの頑張りを見せてくれました。力一杯走り、跳び、投げる姿は本当にまぶしく、そして逞しく見えました。
　今回、表彰状を手にしたのは皆陸上部の子どもたちです。陸上部は私の見る限り、練習の質、練習に対する姿勢が徐々に変わってきていました。それは練習中の表情や足の筋肉の付き方にも現れています。日々の努力は裏切りません。それを実証してくれたことをとても嬉しく思います。なお、陸上部以外から参加した選手も同様に頑張ってくれました。自ら志願し、短期間ではあったものの部活動終了後に熱心に練習しました。その努力にも敬意を表します。