夏らしい厳しい暑さが戻ってきた８月１日、岡崎中央総合公園体育館で、第71回愛知県中学校総合体育大会　バレーボール競技大会が開催されました。いまや全日本を代表するエースアタッカー石川祐希選手を輩出したバレーの聖地・岡崎に、男子バレーボール部が夢の舞台で再挑戦しました。

　１回戦の相手は、西尾張地区から勝ち上がってきた稲沢市立祖父江中学校。同じ尾張の雄として、練習試合でもほぼ互角に闘ってきた相手です。エースアタッカーの強烈な攻撃にもブロック、レシーブが光り、大会の緊張など感じさせない大接戦となりました。１セット先取されてから、崖っぷちからの粘りのバレーが開花し、自分らしさを出して２セット目を取ることができました。フルセットも終盤まで接戦を繰り広げてきましたが、最後の２５点目のボールが無情にもコートに落ちてしまいました。泣き崩れる３年生、その溢れる涙は、「もっとこのメンバーでバレーボールがやりたかった」という熱い想いそのものでした。

　ここまで支えてくださったご家族の方々、今日も遠い岡崎までお越しいただき、応援を最後までしてくださったことを感謝しています。部員がケガをした時も、いつもそばで見守ってケアをしてくださり、大会に向けて温かく励まし、送り出してくれたことが、ここまでの結果につながったと思います。顧問一同心よりお礼申し上げます。また、尾張・愛日・三河地区で共に闘い、これまでアドバイスをしてくださった先生方からも、会場で温かい激励の言葉をたくさんいただきました。様々な人達から支えられ、今日という日を迎えられたことを、生徒たちは感謝している様子でした。

　３年生の夢の舞台への挑戦はここで区切りとなりますが、次の自分の進路に向けた闘いはここからスタートです。だれにも負けない、自分に負けない「克己心」を持って、自分の道を切り開いていくよう心から応援しています。また、３年生が築き上げてきた誇り高き「清洲魂」は１・２年生へと引き継がれていきます。「打倒清洲」をめざす愛日地区の学校を相手に、「新生チーム清洲」で明日からスタートです。