最新更新日:2024/04/29 | |
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当たり前初めて良い経験をしたときは感動する。 ありがたいと感じる。 それが続くと慣れがでてきて、当たり前という感覚になる。 これが怖い。 一瞬の出来事に、当たり前はない。 ありがたいの連続である。 [志水廣の公式ホームページ] 「WHY」よりも発問では、「なぜ□□なの?」「どうして□□なの?」ときくと、 詰問調になる。だから、なるべく使わない方がよい。 ではどうすれば、よいか。 「どうやって考えたの?」・・・・・how 「□□ってどういうことなの?」・・what 「□□はどこにあるの?」・・・・・where がよい。 これは、10年ほど前に研究してわかったことである。 授業で使ってみてほしい。 [志水廣の公式ホームページ] マイナスでもマイナスの状況下でいかにして、明日への明るい光を見いだすことができるか。 そこを常に問われている。 [志水廣の公式ホームページ] もくもく「私の○つけ法はもくもくと○をつけていた」と。 つまり、あまり、声をかけることに重点を置いていなかったと。 声をかけることで、子どもは嬉しい。 声かけで、教師も嬉しいよと言ってほしい。 声をかけることで、支援のポイントを焦点化できる。 「もくもく○つけ法」から、「声だし○つけ法」へと転換してほしい。 [志水廣の公式ホームページ] ねばり強い教職経験が若年者向けの研修である。 今回は加藤梓先生が挑戦した。 1年生にもかかわらず、五時間目の授業にねばり強くついていった。 教師と子どもとの一体感をみるのはとてもほほえましい。 授業後、反省会で、どこがよかったか、どこを改善すればよいか話し合った。 まず、授業のビデオを再生し、分析した。そして、改善すべきところを模擬授業の形で行った。 加藤先生も他の先生も黒板の前で再挑戦である。すると、それぞれの教師の持ち味がでてきた。 教師の目線の移動や動機付けの言葉など、みんなで考え合った。 とても有意義な研修会だった。 学年主任によると、加藤先生は、今回の研究授業のために志水廣の「算数力がつく教え方ガイドブック」を読んだりして勉強したという。教材の準備の面白さもわかってきたという。どんどん伸びてほしい。 [志水廣の公式ホームページ] 授業は、学級は授業では、どの子も本時のねらいを達成することが大事。 学級は、全ての子どもにとって安心感のあるところ、自己重要感のあるところでなければならない。 一部の子どもだけがヒーローではいけない。 理解の早い子どもも、普通の子どもも、理解の遅い子どもも、満足するような空間。それが学級である。 ○つけ法も理解の早い子どもだけに○をつけるとしたら、とんでもない誤解である。 他の子どもたちも教師であるあなたの○を待っている。 ○を待つということは、○にする手だてをうつということである。 時間をかければ、自力解決できるであろうという仮説は全く空虚である。 5分間も手が止まっている子どもに、一言も声をかけないというのは、罪である。 これを放置罪という。 放置してはいけない。救うことである。 困っている子どもは教師であるあなたの支援を待っている。 [志水廣の公式ホームページ] おにぎり志水塾の朝、後藤先生がおにぎりを作ってくばってくれた。これが温かい。 みんな元気がでた。 学級の子どもたちと一緒に作った米で炊いたという。 1このおにぎりに詰められた子どもたちの思いがみなんを元気にさせてくれる。 [志水廣の公式ホームページ] お仕置きへたをすると、お仕置き復唱法になってしまう。 温かい気持ちで教師も復唱し、子どもにも復唱させてみよう。 できないことの一宮の指導主事からうかがった話。 1.「体育科の授業では、できない子どもの気持ちを考えてくださいよ。 跳び箱でも『できない子どもは飛べないという事実を人前でさらすことになるのですよ』この気持ちを考えてやってくださいよ。だからこそもどの子どもにも『できる』ことを保障すべきなのです。」 2.運動の技は簡単なものから高度なものまであります。「できる」子どもにより高度なことを求める授業は可能です。でも、体育科の授業ではそれを求めません。どの子も「できる」技があればそこをまず求めます。 この話をうかがっていて、『「愛」で育てる算数数学の授業』の精神と全く同じだと感じた。 算数・数学科の授業でも特定の「できる」子どものためになってはいないか。 「できないこと」をみんなの前にさらすことの危険性を感じて授業をしてていないか。 「できない」事実が分かれば、できるように 指導したか、また、できるようになったかどうか、確認と見届けをしたかどうか。 「いいでーす」「わかりました」「伝わりました」と一斉連呼で終わる授業で本当によいのだろうか。考えてみてほしい。 [志水廣の公式ホームページ] 目立つこと世の中では目立ったらいけないと言われている。 それは、変なことをして目立ったらいけないからであって、良いことでは目立つ方がよい。 いてもいなくても良いような存在であっては困るのである。 あなたの特徴を出して、世の中を改善していくことについて目立つような人であってほしい。 だから、教育の役割は、改善・改革していくことができるような人材の育成である。 [志水廣の公式ホームページ] 愛知県豊橋市立向山小学校 研究発表会公開授業・研究協議会・全体会があった。 テーマは、「自分の考えをもち、伝え合い、活用する子どもの育成」である。 副題は、「確かな言語力に支えられた算数の授業をめざして」である。 算数に真剣に取り組む教師と子どもの算数的活動が見られた。 また、当日いただいた研究紀要の小冊子はとてもわかりやすくまとめられていた。 ありがたい資料である。 向山小学校のHP http://www.mukaiyama-e.toyohashi.ed.jp/mukaiyam... 下に<「話すこと・聞くこと」6年間の系統>がある。ぜひとも参考にしてほしい。 http://muka-kocho.up.seesaa.net/image/A1D6CFC3A... 一宮市学校教育推進会議2点報告したい。 1.推進プランが提起され、ほぼまとまった。 その中に、「わかる」授業への手だてのなかで、一宮市の現場では、「○つけ法、復唱法、音読計算練習法」などが使われているという文言があった。 現場に浸透している証拠である。14年度当時のプランにはこの文言は見られなかったが近年は少しずつ現れてきた。とても嬉しいことである。 2.一宮市の小中学校のホームページ更新率が全国二位となった。 これはすごい記録である。約40万人の都市での学校では珍しい記録である。 とにかく「べた」な情報を流すことに徹している。 学校への信頼づくりの基盤整備と言えるだろう。 [志水廣の公式ホームページ] 数学教育論文発表会 静岡大学題目は、「算数科における語彙指導のあり方」である。 たくさんの方に発表を聞いていただけた。ありがとうございました。 [志水廣の公式ホームページ] 活用力の育成活用力の育成のためには、教師の目利きがいる。 身の回りの生活のなかで、かけ算はありますか。わり算はありますか。 比例はありますか。 などと、考えてみることである。 30円というのは、10円玉が3こである。 10を単位とした考えとみることもできるが、10の3こ分だから、かけ算である。 さて、1円玉にはどんな数学があるでしょう。 よく知られているのは、1円玉は1グラムということ。 次に、直径が2cm。だから、半径は1cm。 さて、ここで質問。1円玉の面積は、何平方センチメートルでしょうか? ほら、1円玉にも数学がある。 [志水廣の公式ホームページ] 数学的コミュニケーションとは数学的コミュニケーションの定義(2009.11.8 志水) 「算数・数学科の授業において、数理情報について教師と子どもとの「知」と「心」の変容をもたらす交流過程」 子どもだけではなくて、教師も変容することも大切な要素と考える。 [志水廣の公式ホームページ] 行きつ戻りつ人間は、何かを「わかろう」とするとき、一つのことばかり考えていると飽きてしまう。 特に、子どもは飽きが早くくる。 だから、45分間同じ問題を考え続けるのは普通は苦痛である。 途中で何か面白い事実にでも出会わないと飽きてしまう。 まして、また、少しわからなくなると投げだす。 だから、同じ内容でも目先を変えて提示すればよいのである。 すると、気を戻してまた考えることができる。 幸いなことに人間の頭は 全部が完全にわからなくても、先へ進むことを許す。 これがパソコンと大違いなところ。パソコンは、手順を間違えると先へ進まない。 人間は融通がきくのがよいところである。 [志水廣の公式ホームページ] 教えたとしても教えたとしても「分かる」とは限らない。 子どもが「分からなければ」、授業が成功したとは言えない。 [志水廣の公式ホームページ] 楽しい算数の授業 編集会議木山麻衣子さん、有海有理さんとともに作っています。 読者のみなさんが使いやすいような話題を提供するために知恵をしぼっています。ご愛読をお願いします。 [志水廣の公式ホームページ] 優しい言い方一昨日の講演会でのできごと。 ○つけ法を教えていた。ペアで参加者は○つけ法をしていた。その中でとても上手な声かけをしていた男性がいた。思わず、「優しい言い方ですね」と話した。すると、その後ろの方が「そうです。この方は優しいんです」という。 後でわかったのだけれど、その方は保護者だった。 教員ではなかった。それでも、優しい声のリズムと高さ。 声かけに、教員も保護者もないんだ。あるのは、人間性なんだと思った。 [志水廣の公式ホームページ] 江戸川区立新田小学校研究発表会<「愛」で育てる算数数学の授業>の本がきっかけとなって、今年度学校訪問して指導した。田中校長がこの本を読まれたからである。 志水メソッドを使っている。東京でははじめての学校である。 研究主題は、「伝え合い、学び合い、高め合う 児童の育成」 3つの合い(愛)のある授業をめざしている。 一学期に訪問したときよりもはるかに授業力が向上していた。 ご苦労様でした。 こんな研究発表でもない限り特定の教科の力をつけることはなかなか難しい。 その意味では、算数のよさがわかった授業であった。 そこにいたるまで、2年間の歩みがある。地元の教育委員会やOBの校長先生らの指導によって基盤が作られていた。 授業風景に「なるほどな」と入った受け応えは、意味付け復唱法を意識してのことである。 私の講演は、「愛のある算数の授業」であった。一時間を楽しくやらさせていただいた。 ありがとうございました。 [志水廣の公式ホームページ] |
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