最新更新日:2024/06/04
本日:count up101
昨日:306
総数:922165
瀬戸のすべての子どもたちが「瀬戸で学んでよかった」 瀬戸のすべての親たちが「我が子を瀬戸で育ててよかった」 瀬戸のすべての市民が「瀬戸で生きてよかった」

卒業式 その1

3月3日(水),雲一つない快晴のもと,第41回卒業証書授与式を行いました。

コロナ対策で,在校生と来賓の参加はなし,君が代や校歌,来賓祝辞,祝電披露も割愛して行いました。保護者の方は,体育館に入れる方を各家庭1人までとし,それ以上の方は1年生の教室でライブ中継をご覧いただきました。

体育館に入場する前に,中庭で,先日の卒業生を送る会で歌った隊形で,「群青」の最後の練習をしました。1年生の教室にいらっしゃる方にはその様子をご覧いただきました。

9時30分,卒業生が体育館に入場し,卒業式が始まりました。はじめの,証書授与は,校長から一人ずつ証書を手渡ししました。その前に,担任から名前を呼ばれた際,それぞれの生徒らしい返事をしました。

校長式辞では,次のような話をしました。

「昨日の雨が上がり、今日はまぶしいほどの明るい日差しがこの体育館に降り注いでいます。ここに、水野中学校第41回卒業証書授与式が挙行できますことをうれしく、そして、ありがたく思います。体育館にお越しいただいた保護者の皆様、そして、1年生の教室で中継をご覧いただいている保護者の皆様、お子様のご卒業心よりお喜び申し上げます。義務教育を修了するという大きな節目に際し、感慨もひとしおのことと推察いたします。

さて、卒業生の皆さん、改めて、卒業おめでとう。卒業証書を手にして、今、どんな気持ちでいるでしょうか。
新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振う中、あなたたちは、中学校生活を終えようとしています。一生で一度しかない中学校時代の三分の一を、コロナ禍の中で過ごすことになりました。
3年生になり、5月下旬にようやく学校が再開しました。そこで始まったのは、これまでとは大きく変わった学校生活でした。
毎朝の体温を測って登校する。マスクをつけて生活する。教室では席を離して座る。給食や掃除の仕方も大きく変わりました。
部活動の最後の大会や発表会は、例年のような形では実施できませんでした。
行事も、いろいろな変更を余儀なくされました。体育祭は、『三密』を避け、種目や競技方法を大きく変更しました。文化祭では、前後左右を大きく空けた状態で、合唱コンクールをすることになりました。
そして、修学旅行。『中止』という言葉が世間で取り沙汰される中、実施できるということを最優先し,行き先を三重県方面に変更しました。

皆が、いろいろな制約を受け、難儀な生活を余儀なくされる中、あなたたちは、いつも前向きさを忘れず、落ち着いて過ごしてきました。入学以来、学年の先生たちから『中学校は子どもから青年になるところ』とよく諭されてきたあなたたちの、成長ぶりを実感した1年でした。

先日、2月24日に卒業生を送る会を開催しました。コロナ禍にあって、送る会をどうするか、さまざまな検討をしてきました。『今年は中止にする』という選択肢もありました。しかし、3年生のために何とかして実施できないかという1・2年生や先生たちの強い思いのもと、開催を前提に考えることにしました。しかし、緊急事態宣言が出されるような状況になり,『やはり送る会は中止にすべきではないか』とも考えました。そんな中,国や県から示されている学校での感染予防対策について改めて吟味してみました。そこで思ったのが,方法を工夫すれば,きちんと対策を行った上で,送る会が実施できるのではないかということでした。その結果行ったのが、声を出さずに行う演舞やダンス、そして、中庭とそれを囲む校舎全体を使っての合唱でした。1・2年生の、あなたたちへの感謝の思いは届いたでしょうか。あなたたちが最後に歌った『YELL』は、あの時、あの場所にいた全員にとって、きっと忘れられない思い出となることでしょう。

本日、あなたたちは卒業の時を迎えました。明日からは,一人一人の人生を歩んでいきます。中学校生活で培った力を礎に,新しい世界に向かって大きく羽ばたいていってください。

皆さんの巣立ちにあたり、私の好きな短歌を一つ、あなたたちに贈ります。明治時代の歌人、正岡子規の短歌です。

真砂なす 数なき星の其中に 吾に向ひて 光る星あり

砂浜の砂のように、夜空の星は無数にあるけれど、その中に必ず自分に向かって光ってくれている星があるという意味です。

これからの人生の中で、うれしいことにたくさん出会うことでしょう。それと同時に、あるいはそれ以上に多くの困難に出会うことでしょう。人間関係で辛い思いをすることもあるかもしれません。誰も自分のことをわかってくれていないと嘆くこともあるかもしれません。そんな時に、この歌を思い出してほしいと思います。あなたのことを見ている人がいる。気にしてくれている人がいる。あなたを応援してくれる人がきっといるはずです。
あきらめず、夢を失わず、これからも前を向いて、がんばっていってください。皆さんが送る会で後輩たちに送ったエールのお返しに、私からのエールを送って式辞とします。」


その後,在校生の代表生徒が一人だけ登校し,「送辞」を読み上げてくれました。卒業生に対するあこがれ,感謝の気持ちと,これからの水野中学校を引っ張っていく決意を話してくれました。

卒業生代表生徒による「答辞」では,仲間と協力して取り組んだ行事の思い出や部活動で体験した苦労や喜び,そして,コロナの中で苦労しながらも皆でがんばった喜び,最後に,両親への感謝の気持ちを語ってくれました。
画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
学校行事
3/7 公立B入試
3/8 全校集会 公立A入試 あいさつ運動(〜12)
3/9 6→木3
3/11 公立B入試
瀬戸市立水野中学校
〒489-0004
愛知県瀬戸市日の出町34
TEL:0561-48-4698
FAX:0561-48-5269