最新更新日:2024/09/24 | |
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詩(1年国語)
1年生が中学校の国語の授業で,最初に出会う教材は,谷川俊太郎の詩,「朝のリレー」です。教科書の表紙の裏に,カラー印刷されています。この詩を読んで,生徒たちはどう思い,どう感じるでしょうか。中学校の思い出とともに,いつまでも覚えておいてほしい詩です。
「朝のリレー」 カムチャッカの若者が きりんの夢を見ているとき メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている ニューヨークの少女が ほほえみながら寝がえりをうつとき ローマの少年は 柱頭を染める朝陽にウインクする この地球で いつもどこかで朝がはじまっている ぼくらは朝をリレーするのだ 経度から経度へと そうしていわば交換で地球を守る 眠る前のひととき耳をすますと どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる それはあなたの送った朝を 誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ |
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