最新更新日:2024/09/24 | |
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カウンセラーの窓(光陵だより9月号より)
こんにちは。ピークを越えたとはいえ,9月はまだまだ暑く,体調管理には気を抜けない毎日が続きます。お医者さんのお世話にならなくても済むように気をつけたいですね。
さて世の中には,お医者さんの白衣を始め,所属する集団や組織,職業によって制服を着ることが義務あるいは慣習化されている場合があります。制服は役割を象徴するもので,制服を着ることはその役割に基づいた行動が求められます。 それはあくまでも役割としての振る舞いでありその人のすべてを決めてしまうものではありません。でも私たちは制服を着ている人を見ると,警察官なら警察官として,看護師なら看護師として,こうあるべきと期待するイメージを当てはめて考えてしまいがちです。 また逆に制服を着ている側も,役割として与えられている権限を自分個人の力と思ってしまうと自分の論理を周りの人に押しつけたりということも起こりえます。 制服を脱いでしまえば生身の人間ですが,それが分からなくなってしまうところが人間の心の危うさといえるのかもしれません。 誰しも自分は周りからの情報をそのままダイレクトに受け取っていると思っていますが,実は思った以上にバイアスがかかっていることが多いのです。制服についての話はその中のほんの一例です。でもそういう人間の心理についての理解を広げていけば,失敗を避けられたり,自分の周りの人の行動が理解できたりして,毎日を過ごしやすくしていけるのではないかと思います。 今は一般の人向けの心理読み物も数多く出版されています。皆さんも興味のある人はぜひ心理学の本を開いてみてくださいね。 |
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