最新更新日:2024/09/25 | |
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カウンセラーの窓(光陵だより6月号)
1学期も半ばが過ぎ,空はまぶしく木々の緑が青々と茂り,気持ちの良い季節になりました。この時期,気になるのはクラスや部活でうまくやろうと気を張り詰め続けてきた子どもたちの心の疲れです。
身体の疲れは大人も気づきやすく,休めば元気になれますが,心の疲れはわかりにくいため見過ごされやすく,長引いてしまうことがあります。それでも気をつけてみてみると子どもはいろいろなサインを出しています。 例えば, ○無気力になり,動くことをおっくうがるようになる。 ○好きなものなどに興味や関心を示さなくなる。 ○イライラして,ささいなことで怒ったりする。 ○人と関わりたがらなくなり,部屋に閉じこもったりする。 というような態度がみられます。 ではこのようなときにどうしたらいいでしょうか?元気がない様子をみると思わず「元気を出して」,「何か気分転換したら」と言いたくなるかもしれませんが,それだと「ほっておいて!」と言われてしまうかもしれません。 そんなときは「最近元気がないみたい。何かあったの?」とさりげなく聞いてあげてみて下さい。その時話してくれたら,こちらのアドバイスはなるべくひかえて,まず子どもの話を聞いてあげましょう。そうやって話を聞いてもらうことで少しずつ元気を取り戻していけるでしょう。もし話してくれなくても無理強いせず,一日の出来事やその子の興味のありそうな話など,さりげないコミュニケーションを続けていくと,段々と心がほぐれ,話してくれるようになっていくでしょう。 (スクールカウンセラー 永田美恵子) カウンセラーの窓(光陵だより4月号)
皆さん,こんにちは。スクールカウンセラーの永田美恵子です。新学期が始まってそろそろひと月と思ったら,もうゴールデンウィークが迫ってきていますね。いろいろと楽しい計画を立てている人も多いことでしょう。
さて,今回は今年度の第一回ということでスクールカウンセラーは何をする人か,少しお話したいと思います。 何か悩み事や問題が起こったときに,誰かに話すことで気持ちが軽くなったり,解決のヒントが見えてきたりしたことはありませんか?大まかに言うと学校内でそのような手助けをするのが,スクールカウンセラー(略してSC)です。 誰かから相談されたら,普通は自分の経験を参考にしてアドバイスをするのではないかと思います。ではSCの場合は実際にどう関わっていくのでしょうか?SCになるには人の心の発達や仕組みについてのさまざまな専門知識や技能を身につけることが求められます。SCはそのような知識や技能を使って相談者の心の状態を理解し,どうしていくのがその人にとってよりいいのかを考えながらサポートしていくのです。 また私が心がけているのは,SCが悩みに対して簡単に答えを出すのではなく,相談者自身が自分の力で解決できるように支えたりアドバイスするということです。すぐに答えを出さないのは,その人が考え試行錯誤していくのをサポートしていく中で,誰かに寄りかかることなく自分で問題を解決していけるようになることが大切だと考えているからです。 …何だかちょっと堅苦しくなってしまいましたね。とにかくSCはいつでも皆さんのお役に立ちたいと思っていますので,何か困ったことがあったら「こんなことでもいいの?」というようなことでも気軽にお話しに来てくださいね。 (スクールカウンセラー 永田美恵子) |
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