最新更新日:2024/09/24 | |
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カウンセラーの窓(光陵だより6月号)
1学期も半ばが過ぎ,空はまぶしく木々の緑が青々と茂り,気持ちの良い季節になりました。この時期,気になるのはクラスや部活でうまくやろうと気を張り詰め続けてきた子どもたちの心の疲れです。
身体の疲れは大人も気づきやすく,休めば元気になれますが,心の疲れはわかりにくいため見過ごされやすく,長引いてしまうことがあります。それでも気をつけてみてみると子どもはいろいろなサインを出しています。 例えば, ○無気力になり,動くことをおっくうがるようになる。 ○好きなものなどに興味や関心を示さなくなる。 ○イライラして,ささいなことで怒ったりする。 ○人と関わりたがらなくなり,部屋に閉じこもったりする。 というような態度がみられます。 ではこのようなときにどうしたらいいでしょうか?元気がない様子をみると思わず「元気を出して」,「何か気分転換したら」と言いたくなるかもしれませんが,それだと「ほっておいて!」と言われてしまうかもしれません。 そんなときは「最近元気がないみたい。何かあったの?」とさりげなく聞いてあげてみて下さい。その時話してくれたら,こちらのアドバイスはなるべくひかえて,まず子どもの話を聞いてあげましょう。そうやって話を聞いてもらうことで少しずつ元気を取り戻していけるでしょう。もし話してくれなくても無理強いせず,一日の出来事やその子の興味のありそうな話など,さりげないコミュニケーションを続けていくと,段々と心がほぐれ,話してくれるようになっていくでしょう。 (スクールカウンセラー 永田美恵子) |
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