最新更新日:2024/09/24 | |
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カウンセラーの窓(光陵だより9月号)
こんにちは。夏休みは終わりましたが、まだまだ厳しい残暑が続きそうですね。
長い休みが明けたこの時期は、子どもたちの心身は変調しやすく、注意が必要です。休み中は生活のリズムが乱れやすいものです。学校が始まるとそのリズムをすばやく整えていかなければなりませんが、それができない場合、朝なかなか起きられなかったり、授業や勉強に取り組む意欲が低下したりしがちになります。 このような状態が続くと、学校に行きたがらない、体調を崩して休みがちになるなどということがあります。そんな時、生活のリズムを整えられるよう気を配ったり、本人に直接注意したりすることは大切なことですが、それでもなかなか改善しない場合は、無理強いせず見守ることも必要です。親があまり不安や焦りをみせてしまうと、子どもは不安を感じたり、殻に閉じこもったりしてこじらせてしまうこともあります。 こういう場合、朝ちゃんと起きることに関心がいきがちですが、時間にはこだわりすぎず最低限、朝起きて夜寝るというリズムをくずしていないなら大丈夫と考えて、家庭だけで抱えず担任の先生と相談しながら対応を考えていくとよいと思います。2週間ほどたっても変化がなかったら、この状態が長引くことが予想されますので、あせらずじっくりと取り組んでいくことを考えた方がいいでしょう。 このようなことが起きるとはあまり想像したくないかもしれませんが、いざという時の対応の仕方を知っていることで、不安が和らぎ対処しやすくなるのではないかと思います。 また何か不安や心配事があったらどんなことでもかまいませんので、遠慮せずスクールカウンセラーに相談してください。 (スクールカウンセラー 永田美恵子) カウンセラーの窓(光陵だより7月号)
皆さん,こんにちは。早いものであと数週間もすると夏休みが始まります。大人から見ると羽を伸ばしすぎるのが心配なところもあるでしょうが,今回は夏休みだからこそチャレンジできることについてお話ししたいと思います。
とにかく夏休みは時間がたっぷりあります。ですから,いろんな制約があって今までできなかったこと,興味はあったがやらずにそのままになっていたことなどに,とことん取り組んでみるというのもいいのではないでしょうか。そうやっていつもとは違った世界を体験できるのは,夏休みならではだと思います。 今は何かにのめり込んだり,熱くなったりすることを敬遠しがちな雰囲気がありますが,自分はこれが好き,あるいは,誰にも負けない,というものを持っていると,自信をもって人とつきあうことができるようになり,毎日が生き生きとしたものになるでしょう。また関心があることを通じてこれまでの身近な人とは違う世代,境遇の人と知り合うことができ,その交流から自分では思いつかないような見方や考え方を知ることができるかもしれません。 思春期は好奇心をもち様々なことを経験し吸収しながら大人への準備をしていく時期です。そばにいる大人が,子どもたちのチャレンジする気持ちを厳しくも温かい目で見守っていけば,子どもたちものびのびとたくましく成長していけるのではないでしょうか。 (スクールカウンセラー 永田美恵子) |
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