小学校からこんにちは
平成２４年の新しい年が始まりました。毎年、
年の始まりは今年も頑張るぞという、新たな気持ちになります。地域の皆様にとって良い年になりますよう願っています。本年もよろしくお願いいたします。
６日の始業式の朝、子どもたちが笑顔で登校してきました。元気な姿を見てとってもうれしくなりました。家庭で過ごしてきた冬休みの2週間。おおみそか、正月と、年の移り変わりの伝統的な行事が続く時ですが、家族と一緒に過ごす日々は子どもたちにとっては心休まる時間ではなかったかと思います。たっぷりの愛情と様々な経験をしてきた子どもたち。いろいろな意味で成長したことでしょう。
さて、昨年３月１１日の東北大震災は未曾有の被害を日本にもたらしました。その時の日本人の冷静で秩序あるモラルや行動は素晴らしいものだと世界中から評価をうけました。しかし、先日ある会合で、少しずつ日本全体で規範意識が薄くなってきているという話を聞きました。祖父母、父母、孫と受け継いでいかなければならないことが欠けてきており、伝えるべき社会の規範が日本人の心の中に十分備わってきていないというのです。それを聞いて、ふと子どもの頃よく聞いた言葉を思い出しました。何か迷惑をかけたり、悪いことをしたり、約束を守らなかったりしたときに言われた“おてんとさまが見ているよ”という言葉です。“誰も見ていないと思っても、誰かが見ているのだよ。いけないことはやっちゃだめだよ。おてんとさまが見ているよ”と母親によく言われました。このおてんとさまは、いってみれば、人としての規範意識の土台といえます。小さいころからその存在を心の中に育んでいくことも大切だと思います。マナー、思いやりの気持ち、助け合い、冷静な判断、おもてなし・・など、家庭で、地域で、学校で子どもたちに教え伝えていくことはもっともっとあるのではないでしょうか。
食育の話　　≪　全国学校給食週間の話　≫
日本で学校給食が始まったのは明治２２年です。戦後まもなく、食べるものもなく飢えで苦しんでいた日本の子どもたちを助けるために世界中から脱脂粉乳や小麦粉，缶詰などが送られてきました。戦争のため一時中止となっていた給食がそれらを使い再開されたことで、昭和２５年に「全国学校給食週間」が制定されました。１月２４日〜３０日までがその週間です。瀬戸市では昭和２２年から、学校で育てたサツマイモなどを使って給食が再開されたそうです。
“おすすめは　家族そろって　あさごはん”　　　　　食育元気カレンダー１月より
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成２４年１月　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西陵小学校長　長　江　保　広

　　　　小学校からこんにちは
今年も残すところあとわずかになってきました。
　１年間、地域の皆様には多くのことでお世話になりました。見守りボランティア、自治会、老人会、・・・など多くの方々が子どもたちの指導だけでなく、学校の行事に参加していただいたり、協力をしていただけたりと、西陵小学校は地域の皆さまに守られている学校だとしみじみ感じています。
年末になるといつも、“時が過ぎゆくのは早い”と感じます。そして、“来年もいい年でありますように”と願う思いが心の中にひろがってきます。１年間、子どもたちは大きく成長してきました。体の成長はもちろんですが、心も大きく成長したと感じています。視野が広がり、周りや友達を思いやる気持ちも大きくなってきました。でも、まだまだ成長途中の子どもたちですので、様々な視点からのご支援、ご指導をこれからもよろしくお願いいたします。
１２月の初めにランニング大会がありました。放課になると、運動場を一生懸命走る姿もたくさんみることができました。苦しさに負けまいと、歯を食いしばって走る姿は、体の中で心を強くしていく力が増しているかのようです。これも成長したことの１つの表れでしょう。
☆　心も体も強くする・・・学校の教育目標の１つ。
２年生が、体育館にてフェスティバルを開催。神輿を担ぎ、太鼓をたたいてのお祭りです。見守りボランティアの方を招待しました。生活科の一環なのですが、なくなりつつある伝統文化を子どもたちも体験するべく、神輿も本物には負けますが、手づくりでいっしょうけんめい力を合わせて作りました。“ワッショイ、ワッショイ”の大きな掛け声とともに体育館を練り歩きました。
　　☆　みんなと協力できる・・これも学校の教育目標の１つです。
２学期に実施した児童への学校生活アンケートでは”学校が楽しい”と９５％の児童が回答しています。がんばって、協力しあって、より楽しい学校生活を送ってほしいと思うと同時に、１００％をめざして私たち教師もがんばっていきます。
食　育　「感謝する」
５年生が、お米づくりの『収穫祭』を市や農協、地域の方を招待して行いました。協力していただいた方々への感謝とお米づくりの大変さを知り、農家の方々への感謝を再確認するとともに、毎日食べているお米のありがたみも感じ取ったのではないかと思います。どんなことにも素直に感謝の気持ちを持つことは、人としてとても大切なことです。
「感謝」の言葉と「感謝する」気持ちを心に持ち続けて大人へと成長していく子どもたちであってほしいと強く願っています。
　　　☆　思いやり、感謝の気持ちが持てる・・これも学校教育目標です。
“朝ごはん　心もからだも　あたたまる”　　　　　１２月食育元気カレンダーより
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成２３年１２月
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西陵小学校長　長　江　保　広