最新更新日:2024/04/26
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卒業おめでとう(式辞より)

 6年生の皆さんにとって小学校生活最後の年である令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大の中で学校生活を送った生涯忘れ得ぬ年になることでしょう。延長に延長を重ねた4月・5月の臨時休校、学校が再開しても、密を避け、友達との距離を取り、マスクを外せないという制約の多い学校生活へと一変しました。夏休みは大幅に短くなり、皆さんが楽しみにしていた運動会や修学旅行も、実施が危ぶまれました。
 しかし、このような状況の中でも決して腐らず、前を向いて進もうとする姿、コロナ禍から学ぼうとする姿に、とても勇気づけられました。特に印象に残っている皆さんの姿が二つあります。一つ目は運動会での応援旗づくりです。運動会は開催できたものの、種目での接触や大声での応援は避けなければなりませんでした。そのような中で、皆さんは応援旗をつくることを全校に提案してくれました。各チームごとに工夫を凝らしたすばらしい旗が完成し、運動会当日は、大きな旗を翻して一生懸命応援する皆さんの姿が、私の目に焼き付いています。
 二つ目は修学旅行です。本来なら、修学旅行は6年生になれば行けるのは当たり前で、純粋に楽しみな気持ちで待っていればよいものでした。ところが今年度は、11月に延期はしたものの、本当に行けるのかどうか不安な気持ちでいっぱいだったことと思います。実施できることが決まった時の喜びは本当に大きかったことでしょう。しかし、皆さんがすばらしかったのは、喜びだけで終わらず、感謝の気持ちを抱くことができたということです。「修学旅行に行けたことに感謝したい」という言葉が私の胸に強く残っています。このように、逆境をプラスに転じ、困難を乗り越えてきた皆さんは、西浦南小学校の誇りです。
 さて、中学校へ旅立つ皆さんへ、私の大好きな詩を贈ります。題名は「たった一度」です。一度というのは、角度の一度のことです。

少しずつ、ほんの少しずつ、ずーっと頑張る
それが人生、勝つ方法です
その頑張りは、角度にしたらたったの一度です
でも一度の先は、大きく離れています
たった一度なら、誰でも努力できるはずです
(「100の言葉」ヨシモトブックスより)
 
分度器を思い浮かべてみてください。一度はとても小さいですね。でも、一度をずっと先へ伸ばしていくと、少しずつ少しずつ高いところへ上っていきます。一度の頑張りを、1年、5年、10年と続けていくことで、過去の自分よりもずいぶん高いところへ行き着くことができます。誰かと比べなくてもいいのです。昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分と、少しずつ高いところへ上っていけるように、一度の頑張りを続けられる人であってほしいと思います。
 6年生の皆さん、西浦南小学校が皆さんの母校であること、皆さんのことをいつまでも応援している人がいることを忘れないでください。
 皆さんの将来が、輝かしいものであることを願っています。

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