最新更新日:2024/04/30
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光陵中学校の校訓は、「アンビシャス(夢)」「プライド(誇り)」「フレンドシップ(友愛)」

カウンセラーの窓(光陵だより11月号)

 皆さんは腹が立ったときどうしますか? 
 一般的に怒りを直接出すことは良くないことと考えられています。かといって怒らないようにすることは難しいでしょう。怒りというのは瞬間的にわき起こってくるものなので,人によっては気づいた時には何かやってしまっていたということもあります。
 日本では怒りだけでなく感情をおおっぴらに表現することは,はしたないこととされているので,抑え込んだり我慢したりすることが多いと思います。時間がたつと静まるので効果があるように思いますが,実は怒りは心の奥に押し込められただけで何らかの形で表現しないとそのまま心の中でくすぶり続けるのです。そういう小さな怒りがたまっていって限界を超えると,キレるという形で爆発したり,頭痛・腹痛などの体調不良を起こしたり,うつ症状が出てきたりと不自然な出方をして私たちを困らせるのです。
ではそんなやっかいな怒りとどうつきあっていけばいいのでしょうか?一時的に押さえるという方法は悪いことではありません。それをどう出すかがポイントになります。たとえば体を動かしたり,紙を破ったり,カラオケで歌ったりという直接表に出す方法があります。そうやって少し落ち着いたら,どうして腹が立ったのか書き出すことによって,振り返り考えてみるといいと思います。書き出すという方法は怒りにまかせて行動してしまった場合にも役に立ちます。
そうやって怒りを観察しその正体が見えてくると少しずつ怒りに振り回されないようになってくるでしょう。怒りを悪者扱いせず,それを理解し適切に表すことが大切なのだと思います。
(スクールカウンセラー 永田美恵子)

カウンセラーの窓(光陵だより10月号)

 こんにちは。今回は思春期の子どものこころの変化や秘密との関わりについてお話ししたいと思います。
思春期になり,それまで学校や友達のことなど,いろいろなことを話してくれていた子が,話をしなくなったり,親に隠し事をしたりすることがあります。そんな子どもの変化に戸惑っている人もいるのではないでしょうか。
しかし,それは自然な子どもの成長のプロセスなのです。思春期にさしかかると,子どもは「男性」,「女性」として,大きな体の変化を体験します。そのような体の変化は恥ずかしく親に言えない秘密となりやすいため,そこから自分は親とは別の人間だという意識が生まれ,親の思い通りにはなりたくないという気持ちを持つようになっていきます。
子どもにとって秘密を持つことは誰にも邪魔されない自由な世界を手に入れることであり,その魅力に引き付けられる一方,まだ子どもでいたいという気持ちも残っていて,急に甘えてくることもあるかもしれません。そのような矛盾する態度が思春期の子どもをわかりにくくしているところもあります。
秘密を持ち続けるということは,自分でそれを抱えていかなければならないということでもあり,それに耐えられる強さも必要となってきます。これは自分の力で対処するという責任感が育つ機会ともなります。
 親に秘密を持つようになると子どもの気持ちが見えなくなり,不安を感じることもあるかもしれません。そんな時は必死に話を聞き出そうとはせず,また逆に好きなようにさせればいいと無関心になるのでもなく,子どもの世界を尊重するという気持ちで見守ることが,子どもの成長にとっては大切なのではないかと思います。   
(スクールカウンセラー 永田美恵子)
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