今年最後の新しい月が始まりました。１２月の献立表の用意もしていただけましたか。
今日の献立は、ごはん、牛乳、すいとん汁、さばの銀紙焼き、ほうれんそうおひたしです。（上段写真）
すいとん汁は室町時代の書物にも見られたり、江戸時代から庶民に親しまれていたりした歴史が古い食べ物だそうです。
小麦粉の生地を手で丸めて小さなかたまりをだし汁と具で煮込んだもので、各地にある日本の郷土料理です。戦時中の食糧事情が悪い時に食べたすいとんは、小麦粉を水でといて水だけの汁とさつまいもの葉を入れたすいとん汁で昔のすいとん汁とはかなりちがっていました。
給食のすいとん汁は、かつおのだし汁にしいたけ、はくさい、にんじん、ねぎ、油揚げ、こんにゃくの具だくさんに水でといた小麦粉をスプーンですくい汁に落としながら仕上げていきます。子どもたちは、すいとんがどんなものかあまりわからないで食べていました。ぜひ家庭でも作ってください。
（中段写真）
久しぶりに登場したさばの銀紙焼きです。今が旬。日本近海のさばに米こうじのみそと砂糖、みりん、小麦粉でポッテリ甘みそをのせて蒸し焼きです。魚嫌いの子どもも食べていますよ。
（下段写真）