最新更新日:2024/04/29
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2024.4.15 ラーケーションの日 その1

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本日から、江南市立の小中学校では、今年度の「ラーケーションの日」が取得できる期間となりました。

そもそも、「ラーケーションの日」は、なぜ、昨年度から設けられたのか。その確認をしたいと思います。

「ラーケーションの日」は、愛知県全体の「休み方改革」プロジェクトの中で生まれました。
この「休み方改革」プロジェクトというものは、働く人たちが、「家族が一緒に過ごせるようにするために」「ワークライフバランスを充実させるために」「生産性向上により経済を活性化させるために」作られた、愛知県が全国に先駆けて設けた、独自の施策です。

しかし、「家族が一緒に過ごせるようにするために」と言いつつも、休み方に関する課題として、「学校は祝休日が休みであるものの、企業の業種・職種や規模によって、保護者が祝休日に仕事をしていることも多く、家族が一緒に過ごす時間がつくりづらい」という現実があります。
そこで、「1.子どもの休みを契機に家族が一緒に休める」「2.家族の休みに合わせて子どもも活動できる」仕組みをどうつくっていくかということを考え、生まれたのが、「1.県民の日学校ホリデー」「2.ラーケーションの日」となります。

特に、「ラーケーションの日」に関しては、こんなデータに着目すると、そのねらいが、わかりやすいかと思います。
現在、国の調査(総務省「令和3 年社会生活基本調査」)によると、土曜日に勤務している方が、全体の約50%、日曜日に勤務している方が、約30%いるという結果があります。
これらの家庭のお子様は、学校が休みであっても、保護者と過ごすことがしづらい状況にあります。
そこで、保護者の勤務が休みとなる平日に、子どもたちが、家族と学びを深める過ごし方をするのであれば、学校に登校しなくても「欠席扱い」とせず、家族との時間を過ごすことができる制度として設けられたのが「ラーケーションの日」なのです。

このようなデータと合わせて、県が行った、昨年度1月実施の「ラーケーションの日」のアンケート結果によると、保護者を対象に「良いと思うことは」と聞くと、「土日に休みにくい家庭でも、子どもとのふれあいが増える」という回答が、64.5%と、全体の約2/3にも及んでいます。
こうしたことから、この制度をポジティブに価値付けしている方が多いことが分かります。

しかし、これは「できる規定」であり、「ねばならない規定」ではないことを確認しておきたいと思います。「学校へ行くのが楽しいから、ラーケーションの日を取得しなくてもいい」というお子様もいるでしょう。また、「わが家は、週末に仕事が休みで、家族と共に過ごす時間が作れています」という家庭は、取得しなくてもよいかもしれません。

実際、昨年度1月実施の「ラーケーションの日」のアンケート結果によると、「既に取得した」「取得する予定」が合わせて35%であり、「子どもが取りたがらない」「取得するつもりはない」が、合わせて30%あります。このように、「ラーケーションの日」に対する考え方はそれぞれです。

少し長くなりましたが、そうした状況を受けて、「取得するのか」「しないのか」を考えていただければ、と思います。
「その2」では、「教育」という視点で、その価値について、お伝えしたいと思います。
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