最新更新日:2024/04/29
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「利他共生」「24時間をデザインする」「凡事徹底」で、校訓「誠実・創造・剛健」を体現していきましょう

2024.4.29 街ガチャin江南

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今日は、四方山話を一つ…。

現在、「街ガチャ」が、全国各地でウケています。
街ガチャとは、「地元の人ならだれもが知っているランドマークやマニアックなスポットなどを絵柄にした、地域限定のご当地ガチャ」です。(「株式会社funbox」HPより引用)

この度、市政70周年を記念して、江南市の名所や名物などがデザインされたアクリル製のキーホルダーが入ったご当地ガチャ「街ガチャin江南」が、4月15日より販売されています。

販売場所は、江南市役所、KTXアリーナ、名鉄江南駅など、市内8カ所(藤まつりの開催期間のみ販売の曼陀羅寺公園を含む)になります。

ついつい気になり、とある場所で、早速2回チャレンジ…。
すると、ご覧のようなグッズをGET!
(※左から、「北野天神社」「toko+toko=labo」「森永乳業中京工場」)
結果的に、「ダブった」という心優しい友人が1つ譲ってくれたので、3つになりました^^
全て揃えるには、かなり投資しないといけないと思うので、2つでやめておきましたが、今後、第2弾など、続編が出ることを期待するところです。

ちなみに、6月1日(土)には、「市政70周年記念式典」が、Home&nicoホールで開催されます。今後も、江南市が、益々発展することを願うところです。
そして、ぜひ、こうした楽しい企画に、引き続きトライしてほしいですね。

※以下のサイトに、詳細な内容が掲載されています。興味がある方は、ご覧になってはいかが?

4月15日(月曜日)から各種記念グッズを販売します! | 江南市地域交流センター (konan-koryu.jp)

2024.4.28 ジャネーの法則

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気付けば、4月も残すところ、あと2日。つい、この前、入学式、始業式をしたばかりのような気がするのは、私だけでしょうか…。

「歳をとればとるほど、時間の流れを早く感じる」と言います。
これは、19世紀のフランスの哲学者、ポール・ジャネーが発表した「ジャネーの法則」というものです。

「生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢の逆数に反比例する」ということです。
つまり、「10歳の1年は、その人生の『10分の1』(10%)だが、50歳の1年は、その人生の『50分の1』(2%)である」ということです。
ということは、50歳の人は、10歳の子どもより、5倍速く感じることになります。どうりで、早いわけです(笑)。

そんな中、新たな気付きを与えてくれた瞬間がありました。
週末、他校の先生と、「もう4月も終わりますね」と話していたら、「そうなんですよ。でも、1年の『1/12』が終わったのではなくて、子どもたちと接する時間で換算すると、『1/11』か『1/10』くらいが、既に終わったことになるんですよね。」と。
「そうだった!」と思いました。
土日・祝日、夏休みなどの長期休業期間を除くと、登校日数は、約200日。4月の登校日数は17日ですから、改めて、そんな考え方をする必要があることに気付かされました。

今年一年間も、あっという間に過ぎていきそうです。
しかし、「24時間をデザインする」ことで、その時間の使い方は、無限になります。
「ジャネーの法則」のような感覚的なことにとらわれているのではなく、残り、11か月、生徒と共に私自身も24時間をデザインし、濃密な時間にしていきたいと思うのでした…。

2024.4.27 さ、ひっくり返そう

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 大逆転は、起こりうる。
 わたしは、その言葉を信じない。
 どうせ奇跡なんて起こらない。
 それでも人々は無責任に言うだろう。
 小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。
 誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。
 今こそ自分を貫くときだ。
 しかし、そんな考え方は馬鹿げている。
 勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。
 わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。
 土俵際、もはや絶体絶命。



そのまま読むとネガティブな文章ですが、続きとして、こう書かれています。
「ここまで読んでくださったあなたへ。文章を下から上へ、一行ずつ読んでみてください。逆転劇が始まります」
一行ずつ逆さに読むと…。

これは、株式会社そごう・西武の2020年の正月広告(コーポレートメッセージ)です。
幕内最少の力士である、炎鵬関を広告モデルに起用した右上のようなポスターには、「さ、ひっくり返そう」とあります。
上記のメッセージを「ひっくり返す」と、逆境にも簡単にあきらめない、炎鵬関の取組が目に浮かぶような、メッセージになります。
当時、このメッセージを見つけたとき、「これは、秀逸なメッセージだ!」と、すぐに、手帳に記録したのでした。

「逆境にあっても前向きに生きる」ことの大切さを説いてくれるメッセージは、私たちの様々なピンチのときに、「いや、もうひと踏ん張り頑張ってみよう」という気持ちにさせてくれるようです。

古中生の皆さんも、どこかにメモっておいてはいかがですか^^

2024.4.26 ぴよちゃん、愛知県に住んだら?

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中日新聞朝刊の「四コマ漫画」で連載されている「ねえ、ぴよちゃん」をご存じでしょうか。
個人的には、推しのマンガで、毎日、楽しく拝見しています。

さて、その「ねえ、ぴよちゃん」ですが、4月19日(金)付けのマンガは、以下の通りでした。

■1コマ目
 お父さん(5月のカレンダーを見ながら)
     「火水木の3日間 有給休暇をとれば10連休だ」
■2コマ目
 お母さん「有給とれる?」
 お父さん「それは権利だから大丈夫」
 (笑顔で話を聴くぴよちゃん)
■3コマ目
 お母さん「じゃあ旅行しちゃう?」
 お父さん「子どもたちの休みに合わせると 遠くは行けないけどね」
 (憮然としながら話を聴くぴよちゃん)
■4コマ目
 (ぴよちゃんが学校に行き…)
 ぴよちゃん「先生 火水木 有給とりたいんですけど」
 桜川先生「小学生には ないの」

このマンガを見たとき、「ぴよちゃん、愛知県に住んでたら、『ラーケーション』があるから、10連休も可能だったのに…」と思ったのは、私だけでしょうか…。

と言うものの、実は、この「ラーケーション制度」、愛知県が、昨年度9月に、全国に先駆けてスタートさせましたが、現在、大分県別府市、茨城県、栃木県日光市、沖縄県座間味村がスタートしており、山口県、熊本県も、今後、導入する動きとなっています。

ということで、ぴよちゃん、これらの該当地区に住み、「学びの要素」を取り入れた活動を「火水木」に実施すれば、10連休になりますよ。

しかし、エッセンシャルワーカーや、サービス業の皆さんは、この期間の連休はなかなか取得しにくい状況かと思います。そのような人のおかげで、GW中も安心して暮らせたり、観光地等に出掛けられたりします。そんな皆さんに感謝ですね。

(※画像は、新聞に掲載されているマンガのタイトルカットです)

2024.4.25 本物に触れる

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自分の趣味の1つに「美術館巡り」があります。 先週の日曜日(21日)には、大阪に行き、2つの美術館を回ってきました。

1つは、大阪中之島美術館で開催されている「没後50年 福田平八郎」展。
もう1つは、中之島香雪美術館で開催されている「特別展「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより 」展です。

どちらも大阪・中之島にある美術館で、徒歩5分程度の距離にあることから、移動も苦にならず、効率的に回ることができる美術館です。

福田平八郎と言えば、「鯉」「漣(さざなみ)」「雨」「雲」など、メジャーな作品がたくさんありますが、特に、精密すぎるその写実性に驚かされる作品が多く、「ここまで再現するのか」と驚きの作品の数々を見ることができました。

そして、「北斎と広重」と言えば、葛飾北斎の「富嶽三十六景」、歌川広重の「東海道五拾三次之内」「名所江戸百景」などが有名ですが、今回の展覧会は、まさに、それらの作品の数々を目の当たりにできる展覧会でした。

この展覧会も、「ここまで緻密に描くのか」と驚かされると同時に、絵は「版画」ですから、それを再現した「彫り師」「刷り師」の確かな腕にも驚かされながら、見入っていました。

展覧会に出掛けると、いつも思うのは「本物に触れるよさ」です。
教科書やテレビなどで、見て知っていることは多いものの、自身の目で、実際の作品に触れることで、作品の相対的な大きさ、細かな筆さばき、絶妙な色使い等を知ることができ、多くの新たな知識を獲得できる喜びがあります。

さて、40歳を超えた辺りから、「人生の折り返し地点」を過ぎたことを自覚すると、「本物に触れる」機会を多くもつことを心掛けるようになりました。
多くの感動を得ていますが、残りの人生を考えると、その感動を振り返られるのも、あと30年前後かもしれません。
そう考えると、10代のときに観たり、体験したりして得た感動は、その先、70〜80年の間、振り返ることができます。また、改めてもう一度観たり、体験したりして、さらに深い味わいを得ることもできます。
そんなことを考えると、若いときの体験は、とても大切なように思うのです。

機会があれば、ぜひ、様々な「本物」に「触れる」ことをしてみてはいかがでしょうか。

(※写真の作品は、会場で撮影が許可されたもので、実際に撮影したものです)

2024.4.24 学校ホームページの効果・効能

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21日(日)の記事に、「なぜ、学校ホームページの記事を作成したり、閲覧したりするとよいのか。『ホームページの効果・効能』についてお伝えします」と書きました。本日は、そのことについて記載します。

学校ホームページは、「学校の様子を伝える」ことはもちろんですが、以下のようなこともねらいながら、作成しています。

■家族
・ホームページをきっかけに、家族の会話が広がる。
・年に数回の行事等の特別な日しか、学校に足を運ぶことがないため、毎日の記事から、日常の様子がよく分かる。

■生徒
・自分たちの頑張りやよさが認められ、自己肯定感が高まり、楽しく学校に通える。
・上級学年の授業や行事などの活動を知ることができ、今後の中学校生活のイメージがもちやすい。

■教師
・他学年や、その他の校内の様子を知ることができる。
・記事を主体的に作成しようとすると、ネタ探しをせねばならず、必然的に生徒の良さをとらえるアンテナが高くなる。

などがあります。

また、「2024.4.7 学校ホームページを活用して…」でお伝えしたように、本校の経営方針が伝わるよう、「校長室より」というカテゴリで、経営方針の一端を紹介しています。
なかなか、校長の考えを知ることはないと思います。しかし、こうしてお伝えすることで、どのような学校づくりがしたいのか、ご理解いただく一助になるかと思います。また、記事によっては、私自身の人となりもつかんでいただけるでしょう。

ホームページをご覧いただくことで、これまで以上に、学校についての理解が進むと思っています。引き続き、ご覧いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

2024.4.23 神田ごくら町職人ばなし

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今日は、自分のマンガコレクションの中の一つを紹介しつつ、「キャリア教育」にまつわる話をしたいと思います。

「このマンガを読め!2024」で第1位、「このマンガがすごい!オトコ編」で第3位を獲得したのが、見出しの「神田ごくら町職人ばなし」というマンガです。

マンガの帯には、
「桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官。
 伝統の手仕事を圧倒的ディテールと
 珠玉のドラマとともに描く歴史的傑作。」

とあります。

読み進めると、職人の心意気と、人間模様が丁寧に描かれており、自分の知らない時代と、知らなかった職種の内容に引き込まれ、ページをめくる指が進みます。

個人的には、「技術科」教員であることから、こうした、ものづくりに関わる職種は、実に興味深く、機会があれば、「体験してみたい」とさえ思うほどです。

今もなお、こうした職人は存在しますが、素材や製作上のコスト、手間などから、扱う数が減り、時代と共に、年々、伝統的な専門の技術をもつ職人が減っていると聞きます。しかし、我が国で、何百年と渡って継承されてきた技術であり、この先、我が国の独特の文化・技術を絶やすこととなっては、寂しい限りです。

そんな中、最近では、あえて、こうした職種の道に進む若い人や、会社勤めを辞めてその道に進む人もいると聞きます。

「日本の伝統技能を継承する」という高い誇りをもちながら、できる仕事です。そして、技術を身に付ければ、会社勤めのように「定年退職」もなく、一生、関わることができる職業でもあります。

ひょっとしたら、今の古中生の中から、こんな道に進む人がいるかもしれませんね。もし、そんな卒業生が誕生したときは、ぜひ、「キャリア教育」の講師に呼びたいものです。

中学生にとって、世の中には、まだまだ知らない仕事や職業がたくさんあります。今後も、様々な仕事や職業を紹介したいと思います。

2024.4.22 1人1台タブレットを活用して

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少し前の話になりますが、数年前にはなかった、生徒の創造性を高める教育活動の一端を紹介します。

それは、見出しにもあるように、1人1台タブレットを活用した実践です。
写真は「新入生歓迎会」の「部活動紹介」のワンシーンです。

上の写真は、左にいる舞台下で椅子に座る生徒が、自身がプレゼンテーションソフトで作成した、スクリーンに映るスライドショーを操作しているところです。
下の写真は、次に順番が回ってくる部活動の生徒が、すぐにスタンバイできるように、スライドショーのファイルを開いて待機したり(左)、最終確認をしたり(右)している生徒の様子です。

1人1台タブレットが導入されるコロナ禍前は、生徒の実演による紹介をしたり、教師が作成したスライドショーを映したりしていたのですが、今や、生徒自身が、スライドショーを作成・操作する形になりました。
まさに、1人1台タブレットが導入され、文房具のように、日頃から活用していることが伝わるものです。中には、仲間同士で作業を分担しながら、協働的に1つのスライドショーを作成した部活動等もあったようです。

このことは、社会の在り方が劇的に変わる「Society5.0時代」を生き抜くために、現代の生徒が身に付けてほしいスキルや、創造性を育む機会の1つとなっています。

今後は、「2024.4.19 協働的な学び」の記事のように、授業の中での活用がもっと進むよう、1人1台タブレットの機能を存分に駆使し、「協働的な学び」につなげていきたいと考えています。

2024.4.21 HPアクセスに感謝

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いつも、本校ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
今年度になって、1日あたりのアクセス数が1,000件を超える日が、4日もあったことから、「多くの方にご覧いただいてありがたいなぁ」と肌感覚で思っていたところです。
 
ちなみに、週末を2回含めた4月14日までの2週間分の、昨年度と今年度の、1日あたりの平均アクセス数を比較してみました。すると、昨年度より多くのアクセスをいただいていることが分かりました。

 R5:700.5件/日
 R6:874.0件/日

昨年度比、約1.25倍です。各学年のページも充実をしていることから、それだけ、生徒や保護者が見てくれているのだと思うと、ありがたいことです。また、ある意味身が引き締まります。
実際、保護者から「ホームページの記事が充実していて、見応えがありますね」と、言っていただけることもあり、励みになります。
そして、なぜか、他校の教員から、「密かに古中のページをチェックしてます」と言われることもあります。広く本校の教育活動に注目していただいているのも、嬉しいところです。

いずれにしても、本校の「応援団」が増えたことが、この2週間で分かりました。
これからも、無理のない範囲で、記事の更新をしていきますので、よろしければご覧いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

後日、なぜ、学校ホームページの記事を作成したり、閲覧したりするとよいのか。「ホームページの効果・効能」についてお伝えしますね。

2024.4.20 ハナミズキ

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色鮮やかな「ハナミズキ」の花が咲き誇る季節になりました。
このハナミズキですが、生徒が毎日、予定やその日の出来事等を記述している冊子のタイトル「はなみずき」にもあるように、長年に渡って愛されてきた、本校のシンボルツリーです。
現在の中学生が着用している、制服のブレザーのワンポイントにも、写真のように、ハナミズキをモチーフにした刺繍があしらわれています。

このハナミズキですが、歴史を紐解いてみると、昭和52年(1977年)の2月23日に、14本が植樹された記録が残っています。
卒業アルバムにも、昭和54年度(1979年度)の本体中身の1ページ目に若いハナミズキの樹の花の写真が初登場しており、さらにページをめくると、南校舎の前に、苗木のようなハナミズキが写った写真を見ることができます。

1977年の苗木ですから、約50年の樹齢になります。まだ、祖父母・父母・子供の3代に渡ってハナミズキを知っている世代はほとんどいらっしゃらないと思いますが、そろそろ、そんな家庭も現れてきそうな、半世紀の歴史を刻む、シンボルツリーとなりました。

ちなみに、このハナミズキの「花」と言われる部分は、実際は、「花」でないことはご存じでしょうか。いわゆる花の付け根の「総苞片(そうほうへん)」と呼ばれる部分が、彩り鮮やかに、白やピンクや赤になっており、その総苞片の中央にある、「雄しべ・雌しべ」と間違えそうな、黄色い小さな部位が「花」になります。

ハナミズキの花言葉の一つに「永続性」という言葉があります。この言葉のように、古知野中学校もハナミズキも、永遠に地元に誇れるものでありたいと思っています。

2024.4.19 協働的な学び

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現在の学習指導要領は、「『主体的・対話的で深い学び』を実現する授業改善をしていきましょう」というテーマで、中学校分が2018年(平成30年)に改訂されました。
しかし、ご承知の通り、令和2年春に「新型コロナウイルス感染症」が蔓延すると、人との関わりを重視した先のテーマでの授業の実現は難しくなり、授業改善が停滞する学校が増えました。
本校も例外ではありません。アフターコロナとなり、ICT機器を活用し、生徒同士の対話をしながら、学びを深めようとする場面はありますが、その効果はまだ一部に留まっています。

写真は、1年生の道徳の授業のワンシーンですが、全体を「コの字」にした学習形態をとっています。
これは、意見が聴きやすいでだけでなく、互いの表情を見ることができ、コミュニケーションがとりやすい形です。実際に、写真を見ると、自然な雰囲気で、やりとりがされている様子が分かると思います。「協働的な学び」のきっかけとなります。

他にも、学習形態には、「4人グループ」「ペア学習」など、様々な形がありますが、それぞれにねらいやメリットがあり、場面に応じて使い分けることで、「協働的な学び」につながります。

「そもそも『協働的な学び』とは?」と思う方がいると思います。平たく言うと、「自分とは異なる考え方に触れながら、学びを深める学習スタイル」となります。極端なことを言えば、クラスメイトだけでなく、異学年の生徒、地域の人々、専門家など、自分以外の人であれば誰でもよく、対話を重ね、自分以外の考えに触れながら、学びを深めていくものです。
これが、「主体的・対話的で深い学び」の肝になります。

ちなみに、上記の学習形態は、20年近く前からスタンダードになっている形です。コロナをきっかけに、この形をとらなくなってしまったのです。
しかしながら、アフターコロナとなり、これらの学習形態を積極的に取り入れたり、さらに進んでいる学校では、1人1台タブレットのチャット機能などを存分に駆使したりし、「協働的な学び」を進めている学校が増えています。

本校も、「学力向上」というねらいだけでなく、「自ら学ぶ」「課題解決をする」という、「生きる上で大切な姿勢」が身につくよう、アフターコロナ元年の今年度からは、そうした授業改善も図っていきたいと考えています。

2024.4.18 全国学力学習状況調査

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本日(4/18)は、全国学力学習状況調査が全国的に実施され、本校も行いました。

今年度は、生徒を対象に、国語と数学の「教科に関する調査」が行われ(年度によっては、理科や英語を実施するときも有り)、学習意欲,学習方法,学習環境,生活の諸側面等に関する、「質問調査」が行われました(質問調査は、オンラインで実施。回線の混線を防ぐため、学校毎に実施日は異なる)。

調査の目的は、以下の通りです(文部科学省HPより)。

義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における 児童生徒への学習指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。さらに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。

とあります。
また、教科に関する調査の内容は、以下の通りです(同HPより)。

(1) 身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能等
(2) 知識・技能を実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力等

上記の(1)と(2)を一体的に問う問題が出題され、中には、記述式の問題もあります。問題は、明日以降、新聞公表公表されると思いますので、よろしければ、ご覧ください。

さて、この調査、夏以降に結果が出ますが、大切なのは、本校の学力や生徒の生活面の傾向をつかみ、今後の指導に生かす方策を考えるということです。
正答率に一喜一憂するのではなく、特に、「質問調査」の結果を分析することで、本校の授業が、生徒に身に付けさせなければならない力をつけられる授業ができているか、ICT機器は適切に活用されているか、生徒は適切な生活習慣を送ることができているか、等の分析をし、課題改善につなげられると考えています。

古中生につけてもらいたい力を確実につけてもらえるよう、調査を有効に活用していきます。

2024.4.17 ラーケーションの日 その3

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今年度の本校の「ラーケーションの日」の取得の仕方については、以下の通りとなります。

●今年度の開始日:4月15日(月)〜

●届出の方法:(1)欠席連絡アプリ「tetoru」に送付した「Googleフォーム」へのリンクにアクセスし、必要事項を入力・送信する(推奨)(※昨年度から変更)
 (2)連絡帳、電話等

●届出締切日:取得日の前日まで

●給食の欠食扱い取得曜日の2週間前の曜日まで。2週間前が祝日の場合は、さらに1日前の曜日とします(※昨年度から変更)。届出後、取得2週間前までのキャンセルは、給食を復活することは可能ですが、2週間を切ったタイミングでのキャンセルは、弁当等の準備が必要となります。

●取得を認めない期間:特にありませんが、年間の学校行事予定や教育活動を確認のうえ、取得してください。

●出欠席の扱い:「出席停止・忌引き等」の扱いとなります。

●取得可能日数:3日まで。連続で2日間、3日間の取得も可能。ただし、取得しなかった日数を次年度に持ち越せません。
→ 4日目以降の取得を申し出た場合は、「欠席」扱いとなります。

●取得日の学習補充:学校では、特別の補充は行いません

●保護者の有無:子供だけでの計画は取得できません。
→ そのようなことが把握できた場合は、「欠席」扱いとなります。

●計画書・報告書の提出:特に求めませんが、ラーケーションの日の趣旨に則った活動ができるよう、家庭で計画をしてください。
→ 趣旨に逸脱していたことが把握できた場合は、「欠席」扱いとなります。

ルールを守っていただき、有意義な「ラーケーションの日」となることを願っています。

2024.4.16 ラーケーションの日 その2

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「その2」では、「教育」という視点で、その価値について、お伝えしたいと思います。 

まず1つ目に、学校でできない体験ができるということがあります。
学校では、各教科学習の他に、体育祭や文化祭などの行事や、宿泊行事など、様々な体験をしてもらいながら、学びを深めていく場面があります。
しかしながら、教員が「体験してほしい」「学んでほしい」と思っても、学校が定める教育課程には、ハードやソフトの面から、できることの限界があります。

そのようなときに、生徒の「学びたい」「経験したい」という意欲を、ラーケーションの機会に反映することができます。

極端なことを言えば、教室の窓から3,776mの景色を見せることはできませんが、家族で富士山に登れば、それも可能である、ということです。しかも、週末や夏休みを外した平日であれば、人も少なく、活動しやすいということがあります。

県によれば、「高校の学園祭に出掛け、サイエンス部の実験を体験することが出来た」「音楽の授業で興味をもった、バイオリン工房に出掛け、製造過程を実際の目で確かめることができた」などの活動があったと、報告されています。なかなか学校ではできない経験です。

2つ目に、家庭教育の充実というものがあります。
「教育基本法」には、第10条に「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする」というものがあります。

ようするに、「家庭教育も大切ですよ」ということです。学校に通わせていただくことは、もちろん家庭の義務ではありますが、家庭においても、「心身の調和のとれた発達を図るよう努める」ようにしてください、と国は示しています。

県のアンケート結果には、「子どものやりたいことや行きたい場所、見てみたいものなどについて、普段とは違う会話ができ、新しいことに挑戦するきっかけとなった」という自由記述もありました。これなどは、まさに、家庭教育の充実を示すものだと思います。

このように、「ラーケーションの日」を取得することで、学校では学んだり、体験できない教育的効果があるのです。世の中が「主体的に学びましょう」と言っているのですから、上手に活用しない手はありません。

しかし、だから「取得しましょう」と言っている訳ではありません。そうした効果や、家庭の考えや都合、本人の思いなどを総合的に考えていただき、判断をしていただければよいと思います。

2024.4.15 ラーケーションの日 その1

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本日から、江南市立の小中学校では、今年度の「ラーケーションの日」が取得できる期間となりました。

そもそも、「ラーケーションの日」は、なぜ、昨年度から設けられたのか。その確認をしたいと思います。

「ラーケーションの日」は、愛知県全体の「休み方改革」プロジェクトの中で生まれました。
この「休み方改革」プロジェクトというものは、働く人たちが、「家族が一緒に過ごせるようにするために」「ワークライフバランスを充実させるために」「生産性向上により経済を活性化させるために」作られた、愛知県が全国に先駆けて設けた、独自の施策です。

しかし、「家族が一緒に過ごせるようにするために」と言いつつも、休み方に関する課題として、「学校は祝休日が休みであるものの、企業の業種・職種や規模によって、保護者が祝休日に仕事をしていることも多く、家族が一緒に過ごす時間がつくりづらい」という現実があります。
そこで、「1.子どもの休みを契機に家族が一緒に休める」「2.家族の休みに合わせて子どもも活動できる」仕組みをどうつくっていくかということを考え、生まれたのが、「1.県民の日学校ホリデー」「2.ラーケーションの日」となります。

特に、「ラーケーションの日」に関しては、こんなデータに着目すると、そのねらいが、わかりやすいかと思います。
現在、国の調査(総務省「令和3 年社会生活基本調査」)によると、土曜日に勤務している方が、全体の約50%、日曜日に勤務している方が、約30%いるという結果があります。
これらの家庭のお子様は、学校が休みであっても、保護者と過ごすことがしづらい状況にあります。
そこで、保護者の勤務が休みとなる平日に、子どもたちが、家族と学びを深める過ごし方をするのであれば、学校に登校しなくても「欠席扱い」とせず、家族との時間を過ごすことができる制度として設けられたのが「ラーケーションの日」なのです。

このようなデータと合わせて、県が行った、昨年度1月実施の「ラーケーションの日」のアンケート結果によると、保護者を対象に「良いと思うことは」と聞くと、「土日に休みにくい家庭でも、子どもとのふれあいが増える」という回答が、64.5%と、全体の約2/3にも及んでいます。
こうしたことから、この制度をポジティブに価値付けしている方が多いことが分かります。

しかし、これは「できる規定」であり、「ねばならない規定」ではないことを確認しておきたいと思います。「学校へ行くのが楽しいから、ラーケーションの日を取得しなくてもいい」というお子様もいるでしょう。また、「わが家は、週末に仕事が休みで、家族と共に過ごす時間が作れています」という家庭は、取得しなくてもよいかもしれません。

実際、昨年度1月実施の「ラーケーションの日」のアンケート結果によると、「既に取得した」「取得する予定」が合わせて35%であり、「子どもが取りたがらない」「取得するつもりはない」が、合わせて30%あります。このように、「ラーケーションの日」に対する考え方はそれぞれです。

少し長くなりましたが、そうした状況を受けて、「取得するのか」「しないのか」を考えていただければ、と思います。
「その2」では、「教育」という視点で、その価値について、お伝えしたいと思います。

2024.4.14 懐かしい顔を拝見して

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今日は、古知野南小学校へ、「古知野まつり(古知野町神社献馬奉納)」を見に行きました。
1997〜1998の2年間、担任をした学年が本厄で、まつりの主役のため、お祝いと共に、四半世紀ぶりの懐かしい顔を拝見したかったからです。
いざ、登場すると、勇ましく練り歩く姿に、当時のあどけなさはなく、立派に成長した姿を拝見でき、とてもうれしく思いました。

また、うれしかったのは、前後の年次の教え子はもちろんのこと、20年前まで古中で勤めていたときにお世話になった古知野区の地域の方や、県教委に出向する7年前まで江南市でお世話になった方など、多くの地元にゆかりのある方々が「先生、お帰りなさい!」と声を掛けてくださったこと。多くのサプライズの再会がありました。

改めて、多くの方にお世話になっていたんだな、と実感するとともに、そうした方たちの思いに応えるような、古知野中学校にしていかねばと、身が引き締まる思いになりました。

着任式や、始業式で、「人との出会いは奇跡である」ということを話しましたが、様々な縁がこうしてつながっていることも「奇跡」であることを実感しました。

これからも、これらの縁を大切にしながら、古知野中学校を地域の誇れる学校にしていきたいと思っています。
地域の皆様、どうぞ、よろしくお願いいたします。

(※写真は、本厄「亥孞会」の主役の面々と、配付されたタオルです)

2024.4.13 そのうち

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   そのうち 上所重助

 そのうちお金がたまったら
 そのうち家でも建てたら
 そのうち子供から手が放れたら
 そのうち時間のゆとりができたら
 そのうち‥‥‥
 そのうち‥‥‥
 そのうち‥‥‥と
 出来ない理由を
 くりかえしているうちに
 結局は何もやらなかった
 空しい人生の幕がおりて
 頭の上に淋しい墓標が立つ
 そのうち そのうち
 日が暮れる
 いまきたこの道
 かえれない

上記の詩は、大人の生き方に対する詩ですが、自分には、少々、耳が痛い言葉です。
しかし、この考え方は、主体的に行動できる年齢になった中学生にも通じるところはあるように思います。

「そのうち勉強するから…」
「そのうち進路を考えるから…」
なんて「そのうち、そのうち…」と、していると、あっという間に卒業間近になっている…なんてことも起きる可能性は、十分にあります。
始業式から、1週間が経ちました。
古中生の皆さん、4月に立てた、それぞれの目標は、達成・継続できていますか…?

「24時間をデザインする」ということは、誰にも共通の時間である「24時間」を、「自分なりに、どう過ごすか」がポイントになってきます。

今日の「心に刻みたい言葉」のように、「微差、僅差」は、24時間をデザインする「日々の小さな差」であり、その積み重ねが、人生に大きな影響を与えるかもしれませんね。

2024.4.12 新入生歓迎会

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昨日午後は、「新入生歓迎会」でした。
コロナ禍では、校内オンラインの形式による会となっていましたが、今年は、コロナ前のように、全校生徒が体育館に集まっての開催となりました。

2・3年生が工夫を凝らしながら、学校紹介、委員会紹介、部活動紹介などをしてくれ、楽しく、そして温かな会となりました。

私自身、20年ぶりの参加となりなりましたが、久しぶりの会は、とても楽しく、あっという間の時間となりました。

今回のような、全校生徒が一堂に集まる会は、昨年度末の「3年生を送る会」以来の、コロナ後2回目となる会です。今後は、こうした会を増やしていき、学校の一体感を高めていきたいと考えています。

会の終わりには、会全体の価値づけをしながら、次のような話をしました。以下の「詳細はこちらをクリックしてください」に掲載いたします。
よろしければ、ご覧ください。
詳細はこちらをクリックしてください

2024.4.11 お祝い献立によせて

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今日は、給食2日目。今日も、給食にまつわる話になります。

献立は、「赤飯、牛乳、ニシンの生姜煮、アスパラのきんぴら、さくら蒲鉾のすまし汁、お祝いクレープ」でした。「入学・進級お祝いの献立」になっています。

よって、今日は、お祝い事のときしか登場しない、「赤飯」が登場です。
給食主任の先生からは、その赤飯にまつわる、以下のようなメッセージをいただいているので、紹介します。


 赤色は古くから呪力があると考えられていて、災いを避ける力があると信じられてきました。魔除けの意味を込めて、お祝いの席でふるまわれるようになったのが歴史です。
 昔は赤米を使用していたところ、小豆を使うようになったのは江戸時代の中ごろからと言われています。この小豆が苦手で食べられない生徒もいますが、小豆には、脂質が多めの他の豆類と違い、食物繊維やたんぱく質が豊富で、ビタミンB群も含まれています。「低脂質・高たんぱく」な小豆は、便秘や貧血の解消に効果があり、ポリフェノールも含まれているので美容業界でも注目を集めています。


なるほど、とても体によいということを知りました。

「食」という言葉は、「人が良くなる」と書きます(人+良)。
栄養のバランスやエネルギー量等がしっかりと考えられた給食です。
明日以降も、「見えない努力」に感謝しつつ、人(自分自身)が良くなるよう、しっかり「食」べることを心掛けられるとよいですね。

2024.4.10 見えないものでできている

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本日から、給食がスタートしました。
個人的には、7年ぶりの給食で、とても楽しみにしていました。
久しぶりの給食は、とても美味しくいただけ、完食しました。

さて、この給食、基本的には、多くの皆さんが、小学校から毎日いただいてきているので、今となっては、ある意味「当たり前」の学校生活のワンシーンになっていることと思います。

よく「感謝していただきましょう」と言いますが、では、何に、誰に感謝をするのでしょうか…。
知っている人は多いと思いますが、給食ができるまでには、実に多くの人が関わっています。ここに、その一部をあげてみます。

・どんな献立がよいか考案し、物資を調達してくれる栄養士さん
・野菜や魚、肉など、農業・漁業の生産者のみなさん
・工場等で加工物などの食品を作ってくれるみなさん
・給食センターに物資を届けてくれる流通業界のみなさん
・給食センターで調理をしてくれる調理員さん
・給食センターから各学校に給食を届けてくれるドライバーさん
・学校に届いた給食コンテナを仕分けてくれる配膳員さん
・各教室で食缶等からつけ分けてくれる当番のみなさん ・・・・

細かなところまで突き詰めていくと、他にも関わっている人がいます。
このように、とても多くの人の手によって、給食をいただくことができていることに気付きます。

給食のみならず、家庭での食事や外食でも同様なことが言えると思いますが、まさにこのことは、入学式式辞で伝えた「見えるものは 見えないものでできている」ということです。
そういうことで「感謝していただきましょう」なんですね。

ということで古中生のみなさん、今年一年、美味しい給食に「感謝していただきましょう」ね。

※写真は、今日の給食です。献立は「牛乳、クロスロールパン、ハンバーグのトマトソース、カラフルサラダ、春野菜のスープ」です。
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