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2024.5.21 鉛筆の濃さ

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美術の授業で、複数の濃さの違う鉛筆を用いて、その違いを確認している場面がありました。

「どう違いますか?」と聴かれたら、おそらく、多くの人が「HBが一般的で、Bになると濃くて、Hになると薄くなるのよね」というイメージを持っていると思います。間違いではありません。

「JIS」(日本産業規格)では、「9H、8H、7H、6H、5H、4H、3H、2H、H、F、HB、B、2B、3B、4B、5B、6B」の計17種類があります。メーカーによっては、「10B」「10H」など、さらに別の規格を作っているものもあります。

ちなみに、登場するアルファベットの「H」「F」「B」とは、何を指しているのでしょうか。これは、「H:HARD(硬い)」「F:FIRM(しっかりした)」「B:BLACK(黒い)」の略になっています。したがって、Hの数字が大きくなるにつれ、より硬くなることから、色が薄くなり、Bの数字が大きくなるにつれ、柔らかくなることから、黒々と濃くなります。Fは、HとHBの間にあるとおり、中程度の硬さになっています。

ところで、この鉛筆の濃さですが、マークシートの「大学入学共通テスト」では、指定されているのはご存じでしょうか。「H、F、HBに限る」とされており、それ以外は、薄くて読み取れなかったり、濃くて、消しても残ったりするためです。
また、「日本漢字能力検定」は、「HB、B、2B」だったりします。

現在、小学校では、「B」か「2B」を使う児童が増えており、HBを好まない傾向にあります。中学校でも、シャープペンを使うようになり、しっかりした文字色にするために、「B」の替え芯を使う生徒も一定数います。
かくいう私も、かなり昔ではありますが、中学生時代は「B」を好んで使っていましたが…。

自身の筆圧に応じて芯の硬さを選んでよいと思いますが、試験などの用途に応じた対応もできるような準備が必要なようです。
みなさんの好みの硬さは何ですか?
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