最新更新日:2024/05/04
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「利他共生」「24時間をデザインする」「凡事徹底」で、校訓「誠実・創造・剛健」を体現していきましょう

2024.4.25 本物に触れる

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自分の趣味の1つに「美術館巡り」があります。 先週の日曜日(21日)には、大阪に行き、2つの美術館を回ってきました。

1つは、大阪中之島美術館で開催されている「没後50年 福田平八郎」展。
もう1つは、中之島香雪美術館で開催されている「特別展「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより 」展です。

どちらも大阪・中之島にある美術館で、徒歩5分程度の距離にあることから、移動も苦にならず、効率的に回ることができる美術館です。

福田平八郎と言えば、「鯉」「漣(さざなみ)」「雨」「雲」など、メジャーな作品がたくさんありますが、特に、精密すぎるその写実性に驚かされる作品が多く、「ここまで再現するのか」と驚きの作品の数々を見ることができました。

そして、「北斎と広重」と言えば、葛飾北斎の「富嶽三十六景」、歌川広重の「東海道五拾三次之内」「名所江戸百景」などが有名ですが、今回の展覧会は、まさに、それらの作品の数々を目の当たりにできる展覧会でした。

この展覧会も、「ここまで緻密に描くのか」と驚かされると同時に、絵は「版画」ですから、それを再現した「彫り師」「刷り師」の確かな腕にも驚かされながら、見入っていました。

展覧会に出掛けると、いつも思うのは「本物に触れるよさ」です。
教科書やテレビなどで、見て知っていることは多いものの、自身の目で、実際の作品に触れることで、作品の相対的な大きさ、細かな筆さばき、絶妙な色使い等を知ることができ、多くの新たな知識を獲得できる喜びがあります。

さて、40歳を超えた辺りから、「人生の折り返し地点」を過ぎたことを自覚すると、「本物に触れる」機会を多くもつことを心掛けるようになりました。
多くの感動を得ていますが、残りの人生を考えると、その感動を振り返られるのも、あと30年前後かもしれません。
そう考えると、10代のときに観たり、体験したりして得た感動は、その先、70〜80年の間、振り返ることができます。また、改めてもう一度観たり、体験したりして、さらに深い味わいを得ることもできます。
そんなことを考えると、若いときの体験は、とても大切なように思うのです。

機会があれば、ぜひ、様々な「本物」に「触れる」ことをしてみてはいかがでしょうか。

(※写真の作品は、会場で撮影が許可されたもので、実際に撮影したものです)
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