最新更新日:2024/05/30 | |
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清風学園
以前、瀬戸に少年院とともに青少年の健全育成・矯正教育を行った学園がありました。それは清風学園というところであり、現在のやまて坂南公園のあたりにあったそうです。この学園は、少年院を仮退院した少年の更生にたずさわっていたそうです。その碑が現在、東山小学校と南山中学校の間の道の一画にひっそりと立っています。そこで、今回は、碑の裏に記されていることを、以下に書かせていただきました。
清風学園の記 恩賜記念財団清風学園は真宗大谷派名古屋教区が創始した愛知自啓会付属の少年保護施設として昭和8年その創立をみた。 御下賜金を基に翌9年11月には施設も落成して開園式を挙行し、少年院を仮退院した少年を収容・保護する学園として活動を始め昭和16年2月には愛知自啓会より独立して財団法人清風学園と改称した。 爾来幾多の試練を経つつ、大乗仏教の精神に則って健全な社会人としての道を教え、少年の保護・育成に尽力し、着々とその成果をあげ、関係各位方面より高くその業績を評価されたが、昭和23年新少年法の制定にともない学園の施設、土地等を瀬戸少年院へ譲渡移管し、清風学園としての歴史を閉じるに至った。 清風学園の精神並びに財団組織を継承する当協会は今日更生保護事業を助成する団体として鋭意活動中であるが、当初の目的に添うべくここに学園の沿革を記して記念とす。 昭和63年3月 財団法人真宗大谷派清風更生保護事業協会 会長 加来 玄雄 「↓清風学園の碑」 |
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