最新更新日:2024/05/27 | |
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南風あったかげん記−736−「情報源はどこから?」と、よく尋ねられます。 私の主な情報源は、メールマガジンです。今回は、特にお薦めのメールマガジンを紹介します。それが、JMM(ジャパン・メール・メディア)です。 JMMは、Wikipediaでは次のように説明されています。 −−−−−−以下引用−−−−−− 1999年から始まった村上龍が編集長を務めるメールマガジン。2005年10月31日現在、発行部数約13万部。特に経済分野に関して比重が大きい。執筆者は、冷泉彰彦、春具、アン・ヨンヒなど。書籍化もされている。 月曜日の配信 は、『村上龍、金融経済の専門家たちに聞く』と題して、一週間前に出された村上からの質問に対する専門家の回答と、村上からの新たな質問が提示される構成となっている。これがJMMにおいて編集長である村上からのコメントが定期的に掲載される唯一の配信である。 −−−−−−引用終わり−−−−− 『村上龍、金融経済の専門家たちに聞く』は専門的ですが、毎回楽しみにしているものです。多くの識者が、それぞれの立場から村上氏の質問に回答していきます。 また、火曜日にはケニア『マサイマラ・レポート』、木曜日は『大陸の風−現地メディアに見る中国社会』、金曜日は『アン・ヨンヒの韓国レポート』『オランダ・ハーグより』、土曜日は『from 911/USAレポート』、 その他『平らな国デンマーク/子育ての現場から』など、海外の様子を紹介するレポートが配信されます。どれも、テレビや新聞では得ることのできない、生の情報です。その他、『絶望の中の希望〜現場からの医療改革レポート』なども、かなりの情報量で読み応えがあります。 まずは、バックナンバーをご覧ください。 JMM(講読無料)の登録、バックナンバーは、次のサイトから ;http://ryumurakami.jmm.co.jp/index.html 南風あったかげん記−号外−昨日の各学校のホームページより、初日の特集を組んでみました。日本全国では、何人の人が初日を見たのでしょうか。 これらの学校のホームページは、私も毎日楽しみに見ていると共に、参考にさせていただいているものです。南中ホームページ同様、応援よろしくお願いします。 扶桑東小学校;http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=... 古知野北小学校;http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=... 古知野中学校;http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=... 布袋中学校;http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=... 黒田小学校;http://www.school.city.ichinomiya.aichi.jp/kuro... 南風あったかげん記−735−「学ぶ」は「真似ぶ」に由来するという説があります。真偽の程はわかりませんが、十分あり得る話です。私のスキーの上達法は、「こんな風に滑れたらいいな…」と思った人の後をついて一緒に滑ることです。姿勢や重心移動などをそのまま真似ると、何となくそれらしくなってくるから不思議です。 このためには、自分の実力より、少し上の人を選ぶのがポイントです。あまり差があると、あこがれのままに終わってしまいます。 これは、吹奏楽部の指導の時にもよく使う手です。上手な人を連れてきて、練習している曲を吹いてもらうのです。4小節ずつ交互に吹いたり、一緒に吹いたりしていると、だんだん似てきます。ところが、金管の高い音などは、すぐに出るわけではありません。目標にはなりますが…。 これは、技術的なものだけとは限りません。たとえば学習方法。自分より少し実力のある人の学習方法はとても参考になります。また、良い意味での競争相手としてイメージすると、意欲も沸いてくるものです。 これは、私たち教員も同じこと。中堅やベテランになってくると、若い先生方に「真似てみたい」と思われる存在にならないといけません。そのためには、私ももっと努力をしないと! 南風あったかげん記−号外−南風あったかげん記−734−改めまして、あけましておめでとうございます。本年も校長日記をよろしくお願いいたします。 今日は、比較的暖かく、よいお正月になりました。初日の出を見るために学校へ行ったのですが、早く着きすぎてしまいました。そこで、4階の窓から、日の出前の徐々に明るくなっていく情景をじっくりと観察していました。 空が明るくなるにつれて、店の看板を照らす照明や街路灯が、ポツ、ポツと消えていきます。その下を、犬を連れて散歩している人が行き交います。おそらく顔見知りなのでしょう。元旦のあいさつが聞こえてきそうです。カラスがグランドの一画に集結しています。矢戸川にはコサギが集まっています。縄張りがあるかのように、距離を保っているようです。春日井のあたりは靄がかかり、幻想的な光景です。日の出までの20分ほどでしたが、普段気にも留めなかったことが興味深く見ることができました。 さて、元日恒例といえば、各社の朝刊を読み比べることです。元日の朝刊は、量が多くても料金は同じでお得です。それ以上に、各社が知恵を絞って、一年を展望するので読み応え十分です。今年最も興味深かったのは…、おっと内緒にしておきましょう。元日の新聞をみなさんにもお薦めします。 元日の新聞の意味については、次のコラムが参考になります。 「正月企画で新聞社の実力がわかる」 http://news.ohmynews.co.jp/news/20070410/4443/p... 南風あったかげん記−号外−美術室から見た初日の出の様子です。昨年と同様、美しい日の出でした。国旗を掲げ、南中生と職員、そしてその家族、地域の皆さんの健康と幸多きことを祈願しました。 本年もよろしくお願いします。 南風あったかげん記−733−世の中、何とか検定だらけですが、「ニュース時事能力検定」というのもあります。名誉会長が養老孟司、理事長が毎日新聞特別編集委員でテレビでおなじみの岸井成格、理事には私が尊敬する池上 彰、他にも嶌 信彦、田丸美寿々といったそうそうたるメンバーです。 その内容も、新聞やテレビのニュース報道を読み解くための「時事力」を認定するもので、毎日のニュースが問題です。 ホームページからは模擬問題に挑戦できます。例えば次のような問題で、毎月変わります。 Q1 公共事業などの入札談合に、発注する国や自治体側の公務員がかかわる「官製談合」が後を絶たない。官製談合防止法が初めて適用された自治体を次から一つ選べ。 Q2 税金には多くの種類があるが、幅広い分野に使える「一般財源」と、使い道が限られている「特定財源」に分けられる。次の中で、一般財源に分類されるものを一つ選べ。 漢字や英語に比べて、勉強しにくいのが時事問題。この検定を受ける受けないは別にして、時事的な問題について考える機会として、こういったサイトを活用するのはよい方法だと思います。 「ニュース時事能力検定」 http://www.newskentei.jp/index.cgi 南風あったかげん記−732−今年は、朝礼で二人の画家を紹介しました。 一人は野田武男さん。ふれ愛ギャラリーで絵画展も行いました。そしてもう一人が長丸修一さん。「手足の不自由な子どもを育てる運動」での絵はがきの絵の作者です。このお二人は、首から下が動かず、口で絵を描くことが共通しています。 実は、日本には他にも、このような芸術家がたくさんいます。 「口と足で絵を描く芸術家たち」というサイトがあります。口と足で描く芸術家協会という団体のホームページです。ここでは、27名の日本人が紹介されています。 昨日は、ホテル名古屋ターミナルアソシアで、その中の一人、南正文さんの講演を聴いてきました。南正文さんのプロフィルをこのサイトから引用して紹介します。 −−−−−−−−以下引用−−−−−−−− 小学校3年生の春休みに製材業を営む父を手伝い、機械のベルトに巻き込まれて両腕を失った。事故のため2年遅れて、養護学校へ4年生から入学。口、足、肩を使って勉学と生活訓練に励んだ。14歳の時、今は亡き口筆画家大石順教尼に師事、口での描画と生き方の修行を始めた。師事後1年で口筆画“若武者”が堺市展に初入選。その後も公募展で入選、受賞を繰り返す。 1995年には堺市展の審査員となり、現在は展覧会を離れ個展を中心とした活動をしている。 1996年に堺市身体障害者相談員となる。 1999年には財団法人ソロプチミスト日本財団より社会貢献賞を受賞した。 −−−−−−−−以下終わり−−−−−−−− 「できないことと、しないことは意味が違うんだ。」、「体はいくら障害があっても致し方ないが、心の障害者になってはいけない」という順教尼の教えを受けて南さんは次のようにいわれました。 「障害を持つことが不幸ではないのです。それをどう生きていくかが大切です。できないのではなく、やろうという努力からいろんな事が学べるのです。」 「口と足で絵を描く芸術家たち」http://www.mfpa.co.jp/index.html 南風あったかげん記−号外−「歴史の館」;戦国や江戸、幕末など、広く浅く書かれているため、概観するにはかえって使いやすくできて言います。作者は坂本龍馬が好きなようです。 http://s-mizoe.hp.infoseek.co.jp/index.html 「維新の志士たち」;維新の頃の日本のことならおまかせください。 http://jpco.sakura.ne.jp/shishitati1/shishitati... 「幕末維新館」;写真などの資料が多く、役に立ちます。 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/3799/ どれも情報量が膨大で、見ているだけで時間が過ぎていきます。ぜひご覧ください。 南風あったかげん記−731−原子力発電は、一時期世界的に停滞していました。スリーマイル島(1979年)、チェルノブイリ(1986年)での原子力発電所の事故により、原子力発電から撤退した国もありました。というより、フランスと日本以外は事実上手を引いた状態でした。 しかし、原油価格高騰、さらにいえばその根っこにある原油枯渇への不安、そして地球温暖化対策で、原子力発電が一躍クローズアップされています。 アメリカではブッシュ大統領が30年ぶりに原発推進を打ち出しました。原発の段階的廃止を決めたイギリスや国民投票で原発を中止したイタリアも方針を撤回しました。 サウジアラビアやカタール、アラブ首長国連邦の産油国ですら、将来の原油枯渇に備えて、建設の方向です。 これらの動きは、アメリカが発表した国際原子力協力計画(Global Nuclear Energy Partnership、GNEP)が加速させています。これは、発電により発生する使用済み核燃料の再処理時のプルトニウムを、核発電用燃料へ再利用は可能でも、核兵器への転用を防止するための核拡散防止計画の1つです。原子力発電の普及が、核保有国の増加につながる可能性があるからです。 しかし、技術的には、まだまだ前途多難です。再処理技術の研究では、日本の役割が期待されています。 GNEP; http://www.gnep.energy.gov/ (英語) 外務省サイトより;http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/atom/gnep.html 南風あったかげん記−号外−以前、Webサイト「武士の時代」を紹介しましたが、すごいサイトはまだまだたくさんあります。 「戦国浪漫」の情報量は膨大です。「戦国今日の出来事」コーナーがあり、毎日の出来事が紹介されています。「時代考証」や「人物合戦録」、「武将抜粋録」、「言行逸話録」など、読み応えは十分。表現が易しいのが素晴らしい!「戦国浪漫」http://www.m-network.com/sengoku/ 昨日紹介した、○○家、○○宮など、江戸大名や公卿について知りたければ「江戸大名公卿net」。よくまとめたものです。「江戸大名公卿net」http://www1.parkcity.ne.jp/sito/ 「風雲戦国史」も、家紋あり、出自事典あり、戦国大名探究ありと情報量は膨大です。 http://www2.harimaya.com/sengoku/index.html ぜひ一度ご覧ください。 南風あったかげん記−730−何でもランク付けをするのはいかがなものかとは思いますが、平和度までがランク付けされています。 世界平和度指数(英:Global Peace Index)といい、イギリスの経済専門週刊誌「エコノミスト」に関連する研究チーム、「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が、世界140の国や地域の平和度を今年の5月に発表しました。昨年に続いて2回目ですが、今年は対象国が増えました。 ベスト10は次の通りです。 1位 アイスランド、2位 デンマーク、3位 ノルウェー、4位 ニュージーランド、5位 日本、6位 アイルランド、7位 ポルトガル、8位 フィンランド、9位 ルクセンブルク、10位 オーストリア ちなみに、136位 イスラエル、137位 アフガニスタン、138位 スーダン、139位 ソマリア、140位 イラクです。アメリカは97位でした。 それでは、その根拠は? 対外戦・内戦の数、およびその死者数、近隣国との関係、人口に対する難民・追放者の割合、政治的不安定さ、人権尊重のレベル(政治テロの程度)、テロ活動の潜在的可能性、殺人事件の数、暴力犯罪の程度、小型武器・携帯兵器の入手しやすさなど、24項目について数値化して比べたものです。 このランキングについては、若干の批判もありますが、賛同者は多く、指導者の良い意味での目標になってくれれば、世界平和は前進するのではないかと思います。 平和度上位の国は小国が多く、いわゆる大国では、日本の平和度が飛び抜けています。犯罪を減らし、さらに平和度を高めてほしいと願います。 ランキングは、次のサイトでみることができます。英語ですが…。 http://www.visionofhumanity.org/gpi/results/ran... 南風あったかげん記−729−徳川歴代将軍の正室となった女性は18人います。どうやって選ばれたのでしょうか? 家康と秀忠の相手は大名家出身でした。戦国期を生き延び、勢力伸長を図るための政略結婚といえるでしょう。 三代家光以降は、公家が続きます。他の大名との格の違いを示すためです。家光が鷹司家、家綱は伏見宮、すなわち宮家から正室を迎えています。綱吉、家宣は鷹司家、近衛家から迎えました。 そして七代家継は皇女との縁組みが成立します。この時家継は6歳、相手の八十宮は生後一ヶ月でした。しかし、結納の儀を終えた2ヶ月後に、家継はわずか8歳で亡くなりました。八十宮は以後未亡人として生涯を過ごしました。これは、大奥内の権力争いの結果生じたことです。映画「大奥」で有名な「絵島生島事件」も一連の事件です。 吉宗、家重、家治は、それぞれ宮家から迎えました。 一橋家から将軍になった家斉は、島津家から正室を迎えています。それが茂姫、それまで篤姫といいました。天璋院が「篤姫」を名乗ったのは広大院にあやかったものです。ここからも一橋家と島津家の関係がわかります。家斉は55人の子がいましたが、その子の縁談や毎年の化粧料が財政の大きな負担になりました。 家慶は宮家から迎えています そして家定。鷹司家、一条家から迎えた正室を亡くし、3人目が篤姫(写真左)であることは皆さんご存じの通り。外様である島津家から迎えた点、そして家茂は公武合体政策で和宮(写真中)を迎えたことなど、まさに幕末動乱期の政局であることがわかります。 最後の慶喜は、一条家の養女美賀子(写真右)と結婚したが、美賀子は大奥に入ることはありませんでした。 このように、徳川家御台所は、政略結婚期、安定期の各上げ期、動乱期と、それぞれの時代における重要な役割を果たしていたのです。 南風あったかげん記−728−またまた篤姫関連です。 昨日の総集編は、編集の巧さに感心しました。 さて、篤姫の人気を支えた一つに、あの豪華な“衣装”があったことは間違いないでしょう。 それでは、実際に、御台所はどれぐらい衣装を着替えたのでしょうか。調べてみました。 御台所は、午前7時に起床。髪をとかされ、口をすすぎ、朝食は髪を結いながらとり、食後に化粧。この間が「朝御召し」、次に大奥に将軍がやってくる9時までに「総触れ御召し」に着替え、10時には総触れを行います。御目見以上の女中たちの挨拶を受けます。 終えると「昼御召し」に着替えます。午後2時からはくつろぎの時間。茶の湯や双六などで過ごしたのでしょう。 午後4時には「夕御召し」夕食をとり、読書などで過ごし、夜は「御寝御召し」に着替えます。 こうして、毎日5回着替えを行うのです。しかも、「総触れ御召し」「昼御召し」は、毎日違うものを着ることになっており、係が帳面に記録をしていました。 大奥で使う大量の衣装は、「呉服之間」の女中たちが仕立てていました。生地の選定や縫製を行っていたのです。その女中達は専門職で、お役替えはなかったそうです。 針が1本でもなくなった時には、大騒動だったようです。 総集編2日目は、篤姫が大奥に入ります。豪華絢爛な衣装を、とくとご覧ください。 南風あったかげん記−727−長期休業恒例、“社会科こぼれ話”シリーズを復活させます。 今日から篤姫の総集編が始まりますので関連した話題を…。 私がよく目を通すサイトに、「武士(もののふ)の時代」というサイトがあります。 http://homepage1.nifty.com/SEISYO/index.htm 「徳川将軍家」や「江戸武士」、「戦国武士」「知られざる名将列伝」「歴史散歩」など、当時の人々の暮らしぶりなどがよくわかります。また、「徳川将軍家と大奥のブログ」もあり、マニアックな話題も豊富です。 そして、今回紹介するのが、「篤姫基本問題」です。3問間違えた時点で失格というものです。例えば、次のような問題です。 Q 篤姫が生まれ育ったのは何藩でしょうか 薩摩藩 土佐藩 加賀藩 長州藩 水戸藩 Q 近衛家から篤姫付老女として大奥に入ったのは誰でしょう お志賀 お須賀 滝山 姉小路 幾島 ぜひ挑戦してみてください。 このほかにも、「武士の時代基本問題」、「将軍家・江戸武士問題」「戦国武士問題」とバリエーションがあります。なかには、1問の誤答で失格というものもあります。手強いですよ! 南風あったかげん記−726−すでにお知らせしたとおり、今日はアンサンブルコンテストでした。 写真でもおわかりの通り、広い舞台に照明が当たる中でわずか数人で立ち、多くの聴衆の前で演奏をします。今回のメンバーは1・2年生なので、こうした舞台は半数の生徒は初めての経験です。 夏のコンクールでは、指揮者が前に立ち、多くの仲間と演奏するのでまだよいのですが、今日はさすがに緊張したと思います。 みなさんはいかがでしょう。こうした経験はありますか?また、初めての時はどうでしたか? 私も、こうした舞台を何十回も経験し、さすがに慣れましたが、初めての頃は緊張しっぱなしで、演奏もむちゃくちゃでした。本番前に何度もトイレに行き、のどは渇き、目はうつろ。頭は真っ白で、事前の約束はどっかへ飛んでいく。それも経験です。 写真は今日の生徒の楽譜です。いろいろ書き込んであるのは練習の足跡です。しかし、本番はほとんど目に入る余裕はなかったのではないかと思います。それも経験です。 世の中の多くのことは、やってみなければわからないことが大半です。今日の舞台の緊張は、立ったものしかわかりません。説明のしようがないのです。 実は、学校の教科で教えることは、あくまでも机上のこと。実生活の基礎の部分であり、応用の部分は経験からつかむしか方法はありません。当然失敗もあり得ますし、それで次につながるのです。 今日の舞台は、彼女らの大きな財産です。 南風あったかげん記−725−
☆★☆ サウンドトラック−2− ☆★☆
篤姫関連を取り上げると、いつもメールをいただきます。人気の高さがわかります。 質問の要旨は「クラシックで好きな曲は?」というものでした。 思いついたまま列挙します。 基本的には交響曲が好きです。特にブラームス、マーラー。ブラームスは全部好きですが、特に2番、4番。マーラーーも全部好きですが、選ぶなら2番、9番、5番の順でしょうか。 ベートーベン9番はやはりはずせません。実際に合唱を歌うようになってから、特に好きになりました。次に3番、7番。共に特に2楽章が気に入っています。 チャイコフスキーの6番、5番も人類の宝です。ラフマニノフ2番、ベルリオーズの幻想もすばらしい。ブルックナーなら7番を選びます。 交響曲以外では、ヴェルディ、続いてフォーレ、モーツアルトのレクイエム。これらもはずせません。 そしてワーグナーの歌劇からもいくつか。 ピアノ協奏曲では、まずブラームス2番、次にラフマニノフ、モーツアルトのいくつかが続きます。 バイオリン協奏曲では、ブラームス、ベートーベン、シベリウス、チャイコフスキーの順です。 室内楽ではブラームスのクラリネット五重奏曲。奇跡的な曲だと思っています。 バッハのマタイ受難曲もはずせません。レスピーギの交響詩も好きです。 ソナタでは、バッハのバイオリン、チェロ、ピアノの平均率。ラベルの夜のガスパール。ラベルといえば、ボレロ、ダフニスとクロエなどのバレエ音楽。ストラヴィンスキーの春の祭典も大音量で聴きます。 他にもよく聴く曲はあり、ここに挙げたの好きな曲の代表です。 お薦めの曲があればぜひ教えてください。 南風あったかげん記−724−今日は、久しぶりに丸1日吹奏楽部の練習に付き合いました。曲想は言葉で伝えます。「ここはロシアの田舎の村。朝、霧が立ちこめている中、太陽の光が差してきた。霧が薄くなり、村人が家から出て仕事を始める…」という感じです。映画のBGMのイメージです。 私は映画が好きですが、映画音楽も好きです。映画音楽がよくて映画がよくないものもありますが、ヒットした映画のほとんどすべての映画音楽はよくできていると思います。音楽を消して見る映画ほど味気ないものはありません。私は、BGMの映画に占めるパーセンテージは、かなり高いと思っている一人です。 さて、大ヒットした大河ドラマ「篤姫」。これも、音楽が成功の一役を買っていると思っています。 音楽は吉俣 良。NHK連ドラの「こころ」、サンデースポーツ、フジテレビ「Dr.コトー診療所」など、著名な作品も数多く手がけていますが、何といっても、今回の「篤姫」が代表作になるのは間違いありません。 というわけで、帰りに「NHK大河ドラマ オリジナルサウンドトラック 篤姫」「同 篤姫其ノ二」の2枚を買ってしまいました。 私は、クラシックか70年代のロック以外、CDを買うことはまずないので、とても珍しいことです。 「篤姫」が26曲、「其ノ二」が27曲収録されていました。 まずはメインテーマ。これは、曲の良さもさることながら、井上道義の情感たっぷりの指揮が見事でした。お気に入りは、「其ノ二」の「いとおし意」。ピアノの伴奏でソプラノがせつなく歌います。 なかには、ロック調あり、アコースティックギターありと、従来の大河ドラマにはない音楽ですが、ドラマの場面を思い出させます。 26日からの総集編が楽しみです。 南風あったかげん記−723−今日は、サッカー部の秋季大会優勝などの表彰伝達の後、2学期終業式を行いました。 ここでは、式辞のおよその内容をお知らせします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今日で、2学期76日間の課程を終わります。その証としての通知表を後ほど担任の先生から渡します。自分を飛躍させる材料にしてもらえればと思います。 ここで、2学期の活動を写真で振り返ってみましょう。始業式には、笑顔の大切さの話から始まりました。(ここで93枚の写真のスライドショー) 本当にいろいろありましたね。 ここで、みなさんに感謝しなければなりません。 この2学期間に、実に多くの笑顔に出会えることができました。その笑顔も、単に自分がおもしろいから、楽しいからというものだけではなく、相手を大切に思う気持ちから出た笑顔、心のこもった温かい笑顔が多かったように思います。あたたかくて元気な学校をつくってくれたみなさんに感謝します。 相手のことを思いやって生きることができるようになる。実は、これが「子どもと大人の違い」だと私は思っています。 人は生まれたすぐには、自分の力で生きて行くことはできません。親に育てられて、自分を守るだけで精一杯です。これは仕方のないことです。 しかし、だんだん心が成長してくるとまわりが見えるようになってきます。相手の気持ちもわかるようになってきます。どんな言葉をかけると相手が傷つき、どんな言葉で相手が勇気付けられることかもわかってきます。 たとえば、「おはよう」というよりも、笑顔で「おはよう」と言った方が相手は気持ちいいだろうな。そう考えるのが大人です。 また、出された食事。体質に合わないものは別として、単たる好き嫌いで残すのは、食事を作ってくれた人、生産した農家の人に申し訳ないなと、ということを考えるのが大人です。 しかし、社会では、年をとれば、法律上では大人になります。世の中には、大人になりきれていない大人がいるのも、残念ながら事実です。 毎朝学校の周りをぐるっと回りますが、昨年よりも減ったとはいえ、今でも時々コンビにの弁当の容器が平気で捨ててあります。それは拾う人への思いがありません。大人になりきれていない子どもの行為です。 南中生は、この2学期で、心も体も大きく成長しました。そうした行為が大人の行為かどうか、分かるようになっているとおもいます。せひ大人の行動を実践できるようになってください。 さあ、2008年、平成20年がおわります。 新年に、再びこうして全員が元気に集えることを願って、以上で式辞といたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この後、校歌を斉唱して終業式を終えました。引き締まった中にも、温かさを感じる式になりました。 南風あったかげん記−722−
☆★☆ 能・狂言公演 ☆★☆
教育界では、「知識が先か、興味・関心が先か」というのはよく行われる議論です。今日は、知識を得てから実物を見ると、いかに興味・関心が高まるかというのを身にしみて実感しました。 生の狂言や能を見るのは初めてではありませんが、説明を聞いての公演は初めての経験です。そこでは、いくつかの疑問が解けました。一例を挙げましょう。 Q「なぜ右手と右足がいっしょに出るのか?」A「農耕民族である日本人は、鍬を右手で振り下ろすときに右足が出る。それと同じ。」 Q「なぜすり足で歩くのか?」A「能面は微妙な角度の違いで表情が変わってしまう。角度を安定させるためにすり足で歩く。」 Q「目付け柱の目的は?」A「面(おもて)をつけた能楽師は、極端に視界が狭くなり、しかも下を向けないため、柱を目印に、自分の位置を把握する。ないと舞台から落ちそうで怖い。」 そして、実際に狂言「蝸牛」、半能「高砂」を間近で鑑賞しました。 音響機器のない時代のこと、その発声には何度聞いても驚かされます。また、大鼓や小鼓の声を出しながらの演奏には圧倒されます。タイミングをどうはかるのか、その秘密は今回もわかりませんでした。 やはり、生はすごい。能楽堂へ行ってみたくなりました。 |
岩倉市立南部中学校
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