最新更新日:2024/05/23
本日:count up49
昨日:941
総数:742689
校訓「正しく 明るく 健やかに」

準備が人を成長させる

 今日の集会では,本番に向けての「準備」について話をしました。

 衣替えの季節になりました。集会でも夏服を着ている生徒がずいぶんと増えました。まさに初夏。新緑が目に鮮やかですが,次第に深い緑に変わっていく樹々の姿も楽しみです。
 さて,明日から3年生は修学旅行に出かけます。2週間後には,2年生が野外活動で佐久島へ,1年生も校外学習で,瑞浪市のサイエンスワールドに出かけます。それぞれ,準備は進んでいるでしょうか。「備えあれば憂いなし」。準備をしっかりしておけば心配はない,といった意味です。逆に,心配なく事を進めるためには,きちんとした準備が必要だ,という戒めでもあります。3年生については,明日出発ですので,準備は万端ですね。
 3年生は,明日からの修学旅行の準備として,係の人を中心に,様々なことを決めてきました。修学旅行の目的は何か,ルールやマナー,持ち物は? 時には仲間同士で衝突したこともあったでしょう。こういった準備を通して,修学旅行について,何が大切なのかを深く考えたり,仲間との絆や学年や学級の和を深めたりしてきたと思います。準備とは,本番を心配なく迎えるだけではなく,準備することを通して様々なことを考えたり感じたりする,成長の場でもあります。
 先日行われた中間テストでも,皆さんは,準備の計画を立て,それをもとに準備(勉強)をしてきたはずです。中間テストなどの定期テストは,現在の学力を測るといった目的があります。しかし,テストに向けて準備することで,それまでの学習内容を振り返り,学力の伸びと定着をさせる,といった大切な目的もあります。何も準備せずにテストを迎えても,テストを受ける意味はあまりありません。
 また,部活動でも,大会で成果を残すために,一生懸命準備(練習)をします。ここでも,準備を通して,その種目の技能を高めたり,体力や精神力を増強したり,あるいは部員同士の絆を深めたりします。何も準備をすることなく大会を迎えても,やはり意味はありません。
 「努力は報われるか?」とよく言われます。準備に力を入れ,努力することで多くのことが得られるわけですから,テストや大会などの本番で,結果が思わしくなくても,「努力は報われる」と言い切ることができます。
 日々の授業でも,予習や復習は次の授業の準備です。はやり,ここにも力を入れたいですね。
 中学校では,様々な活動を行います。いかに備えるか,その内容や質,量が,本番のでき具合を左右します。と同時に,準備そのものが,皆さんの成長にはなくてはならないのです。是非,準備に力を入れ,一人一人が伸びていってくれることを期待しています。

陰口とアドバイス

 昨日の集会では,室長,議員,委員長の認証を行い,その後,部活動で優秀な成績を収めた生徒の表彰を行いました。名前を呼ばれたときには,はっきりとした返事が聞かれ,とても頼もしく感じました。また,認証状や表彰状を受け取った生徒全員にインタビューをしましたが,誰もが自分の言葉で堂々と決意や感想を述べてくれました。
 さて,昨日の集会では,「陰口とアドバイス」について話をしました。
 陰口とは,陰で人の悪口を言うことです。アドバイスとは,その人に,直した方がいい点や意見などを教えてあげることです。陰口とアドバイスの違いは何でしょうか。それは,その人本人に,直接言うか言わないかです。
 例えば,嘘ばかりを言い,ほとんど信用されていない人がいたときに,本人のいないところで「あの子は嘘ばかりつくよね。だから信用できないよね」と,何人かで言っていたとしたら,それは陰口です。しかし,「君の言うことは嘘ばかりだ。そんなことでは信用されないよ」と,本人に向かって言ったとしたら,それはアドバイスです。
 アドバイスは,本人に直すべき点を教え,よい方向に向かわせることができます。また,何かの事情があってそのようになっていれば,本人の弁解を聞くことができ,互いに納得することができます。
 しかし,陰口は何も生み出しません。生むとすれば,陰口を言っている者同士の,陰湿な仲間意識ぐらいでしょうか。
 ただ,何でもかんでも本人に言った方がいいのかと言えば,決してそうではありません。本人の努力では何ともできないような内容。例えば身体的なことです。また,人を傷つけてしまうような,「死ね」「うざい」といった言葉。また,意地悪な言葉です。また,本人に言えないような内容は,本人のいないところでも言うべきではありませんね。
 同じ内容でも,本人に向けて言えばそれはアドバイスとなり,本人のいないところでの悪口は,それは陰口ということです。そして,内容によっては決して本人には言わない方がいいものもあるということです。
 言葉は,人を幸せにすることもあれば不幸にすることもあります。言葉には力があります。だからこそ,思いやりの心を持って言葉を遣い,誰もが温かい気持ちになれるよう心がけたいものです。

入学式式辞

画像1 画像1
 新1年生の保護者の皆さま,お子さまのご入学,おめでとうございます。心よりお祝いいたします。2・3年生の保護者の皆さま,今年度もよろしくお願いいたします。

 さて,昨日は,入学式と始業式を行いました。そこで,入学式で述べた式辞の一部を載せたいと思います。

 新入生の皆さん,人にとって最も大切なものは何でしょう。やはり,それは命です。命はかけがえのないものです。自分の命はもちろん,自分以外の命も大切にしてください。まずはそのことを,強くお願いしたいと思います。
 次に,命と同じぐらい大切なものは何か。それは心だと思っています。人がどんな行動をするのか,どんなことをしゃべるのか,こういったことは,その人の心の持ちようによります。ですから,心はとても大切なのです。皆さんは,中学校生活3年間を通して,ぜひとも,心を鍛え,育てて欲しいと思います。
 では,どういった心を育てて欲しいか。
 多少苦しいことがあっても,頑張ってやり抜き,善悪の判断をきちんとし,悪いことは絶対にしない,という強い心。美しいものを美しいと感じたり,自然に感動したりする,感性豊かな心。人を思いやり,その人の気持ちになって考えられる,優しい心。
 このような心を持った人になって欲しいと思っています。そして,心を鍛え,育てるために,品野中学校では,様々な活動に取り組みます。毎日の,授業や部活動,生徒会活動や清掃活動など。また,体育祭や文化祭などの行事。こういった取り組みは,すべて,人との関わりを通して行われます。友達や先生たちと,ふれあい,話し合い,互いに助けたり助けられたりしながら,より充実した活動を目指していきます。新入生の皆さん,大いに心を鍛え,育ててください。
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
学校行事
6/1 2年野外活動 給食後下校 教育実習開始
6/2 野外活動 佐久島
6/3 野外活動 佐久島
6/4 野外活動 佐久島 1年校外学習
6/5 2年自宅学習
瀬戸市立品野中学校
〒480-1203
愛知県瀬戸市広之田町2-5
TEL:0561-41-0019
(番号表示でおかけください)
FAX:0561-41-3116
☆ご感想・ご意見をお寄せください。お手数ですがアットマークを「@」に直して送信をお願いします。
shinano-jhアットマークcity.seto.aichi.jp