最新更新日:2024/05/31
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

修了式 式辞

 今日は,修了式を行いました。そこで述べた校長式辞を載せたいと思います。

 先日19日,名古屋でも桜の開花が観測されたと発表がありました。今年の冬は暖かく,例年よりも7日早い開花だそうです。しかし,寒の戻りでしょうか,朝夕などはまだ寒く,春が足踏みをしているようです。その分,長く桜を楽しむことができるかも知れません。
 毎年,桜の開花が見られるこの時期に修了式が行われます。修了式とは,修了証を皆さんに渡す式のことですが,そもそも修了証とは何か分かりますか? そこに書いてある文面の通りですが,つまり,それぞれの学年で学ぶべき内容が全て終わったことを証明するものです。その内容には,9教科の学習や道徳はもちろん,体育祭や文化祭などの行事,学級活動や生徒会活動,日々の当番活動も含まれます。こういった内容の全てがこの1年で修了したということです。ですから,修了証を受け取った皆さんは,晴れて次の学年に進級することが認められたということです。今日の修了式を,このように受け止め,4月から始まる新しい学年に向けて,気持ちを高めて欲しいと思います。
 さて,1年生は2年後に,2年生は1年後に卒業,そして,新たな進路に向かって進んでいきます。よく「進路選択」という言葉が使われます。中学校を卒業したら,就職しようか進学しようか,進学するとしたら,普通科にしようか,工業系などの専門学科にしようかなど,様々な選択肢の中から進路先を選ぶわけですから,進路選択,というのも頷けます。しかし最終的に選ぶのはあなた達でしょうか。実はそうではありません。選ぶのは,就職先の事業所の人であり,進学先の学校の先生です。こういった人たちが,多くの中学生の中から,そこできちんとやっていける人を選ぶのです。ですから,皆さんが希望する進路に進むためには,選ばれなくてはなりません。では,選ばれるためにはどうすればいいか。もちろん,学力は必要です。しかし,それ以上に,あいさつや掃除がきちんとできたり,時間や人との約束,ルールを守ったりするなど,当たり前のことを当たり前にできることが,何よりも大切です。そしてこのことは,人として最も大切なことの一つです。でも大丈夫。品中生としての誇りを持ち,当たり前のことを当たり前にすることを心がけて生活していけば,必ず今以上に身に付きます。
 4月からは新しい仲間が入ってきます。皆さんが先輩の姿を見て育ったように,新1年生も,あなた達を見て育ちます。これからも,品中生全員で,誇れる学校にしていきましょう。
 最後に,4月の始業式には,みんなが希望を持ち,元気でこの場に集まれることを願い,式辞といたします。

引き継ぐ

 今日は,3年生が卒業後に行う初めての集会がありました。3年生から引き継いで欲しいものについて,1・2年生の生徒に話しました。

 先週の金曜日に卒業式を行いました。厳粛な中にも心に残る,とても素晴らしい式でした。来賓の皆様も「良い式でしたね」と口々にほめてくださいました。
 卒業式を行うに当たり,1・2年生の皆さんは,一生懸命に,掃除や飾り付け,椅子並べなどの準備をしてくれました。また,良い式にしようという気持ちの伝わる,立派な態度で式に臨んでくれました。素晴らしい卒業式ができたのは皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。
 今日の集会に3年生はいません。普段,当たり前のようにいて,当たり前のように一緒に生活していた人たちがいないのは寂しい気がします。しかし,3年生がいなくなっても,皆さんの心の中には3年生の姿が残っていると思うし,残して欲しいと思います。特に,3年生が態度や行動で示してくれた品野中の良い伝統は,1・2年生の皆さんが引継ぎ,更に良いものにしていって欲しいと思っています。
 思えば,3学期は皆さんと3年生が共に取り組む行事がたくさんありました。卒業式はもちろん,送る会もありました。また,それぞれの行事に向けて一緒に練習をしました。全校道徳で「品野中の誇りとは何か」について話し合いました。更に,3年生の授業の様子を1・2年生が見る機会もありました。
 3学期は,まさに引継ぎの時間。様々な行事を共に過ごし,品野中の良い伝統を3年生から引き継ぐための,最後の時間だったように思います。
 あいさつや掃除,学び合い,応援合戦や合唱への取り組み方など,多くを引き継いでくれると思っています。これらは目に見える一つの形であり,態度や行動です。もちろん,これらを引き継ぐことは大切であり,引き継いで欲しいと思っていますが,もっと大切なことは,「心を引き継ぐ」,ということです。
 品野中を大切に思う心,更に良くしていこうとする心,誇りに思う心。こういった心を引き継いで欲しい。心のないところには,態度や行動は伴いません。逆に,心があれば,自然に態度や行動が伴います。
 是非,心を引き継いでください。期待しています。

卒業式 式辞

 先週の金曜日に卒業式を行いました。そこで述べた校長式辞の一部を載せたいと思います。

 卒業生の皆さん,先日,この体育館で全校生徒による道徳の授業を行ったことは憶えていますね。テーマは「品野中の誇りとは何か」,でした。各学年が2名ずつ集まり,6名ほどの班を作って話し合いをしました。そして,その後,全体で意見の発表を行いました。あいさつ,掃除,学び合い,合唱,生徒,自然など,様々出されました。発言は,先生から指名されるのではなく,卒業生の皆さんを中心に,生徒自身によって,次々に進められました。このような姿を見て,皆さんの成長を感じずにはいられませんでした。この授業の後,1年生が次のような感想を書いています。「意見を全員で発表するときに,3年生の先輩を,すごいなあ,と思いました。ただ発表するだけでなく,理由と根拠がはっきりしていて,最後に問いかけることもできていて,見習いたいなと思いました」
 思えば,卒業生の皆さんは,1・2年生に,多くのことを自らの行動や態度で教えてくれました。あいさつや掃除,応援合戦や合唱への取り組み方など。また,授業や家庭学習についても,教えてくれました。皆さんの授業を見た2年生が,「やっぱり3年生はすごい。班の中で,分からないところは,自分が納得するまで聞いていた。分からない人がいたら,なぜそうなるのかを優しく教えていた。自分も3年生のようになりたい」と,感想を述べています。
 大きな行事に一生懸命取り組み,成果を残すことはもちろん大切です。しかし,毎日の授業や掃除,あいさつなど,当たり前のことを当たり前に行うことは,もっと大切です。このことがきちんとできる皆さんを改めて素晴らしいと思うと同時に,皆さんは私たち職員の誇りでもあります。

 さて,人生は,よく山登りにたとえられます。卒業生の皆さん,これからの長い人生,皆さんにとっての山や山頂とはいったい何でしょうか。目標,夢でしょうか。それとも生き甲斐でしょうか。
 山は,見る位置,見るときによって,それぞれ違った姿を見せてくれます。
 山頂までの道は一つだけではありません。さまざまな道があり,体力や経験などによって選ぶことができます。
 道に迷ったら,地図や周りの様子などをよく見て,ときには後戻りして確認することによって,進むべき道が定まります。
 山頂に近づくほど,登山道の傾斜は急になり,苦しみも増します。
 しかし,どんなに苦しくとも,時間がかかろうとも,一歩一歩確実に進んでいけば,必ず山頂に立つことができます。
 山は,苦しみを乗り越えて山頂に立った者のみに,すばらしい景色を見せてくれます。そして,苦しみが大きいほど,山頂に立ったときに大きな達成感を与えてくれます。
 山頂に立って周りを見渡してみると,たくさんの山が見えます。そして,新たな山頂を目指す意欲が湧いてきます。
 人生は山登り。自分の山を見つけ,山頂を目指して充実した日々を送って欲しい。そして,幸せを感じながら日々を過ごして欲しい。心から願っています。
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学校行事
4/1 学年末休業日 6日まで
瀬戸市立品野中学校
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