最新更新日:2024/05/02
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鴨ケ池

 東山小学校の場所には、以前「鴨ケ池」という大きな池がありました。この鴨ケ池は以前、溜め池として使われ、多くの鴨が集まっていたというところから、池の名前に鴨がついたのではないかと言われています。この池は1841年(江戸時代後期)の地図にも鴨ケ洞池上池として載っていて、また「寛文村々覚書」(1670年前後)にも鴨ケ洞上池と記されていることから、古くからあった池ということがわかっています。池ができた年代はわかりませんが、おそらく水利や治山のため、この池を造ったのではないかと考えられます。鴨ケ洞池上池だけでなく、鴨ケ洞池下池もあることから、干害の時の水の確保とともに、山から水が一度にあふれ出ないようにし、作物もとれるようにしようと段々に溜め池をつくり、水路で池をつなぎ、さらに水路(おそらく勘右衛門川)で田畑に水を送るようにするため、これらの池がつくられたのではないかと思われます。
 この池は昭和46年まであり、コイやフナなどの多くの魚がいたそうです。特に池の西側に面したフタコブラクダのような小山が絶好の釣りのポイントであったそうです。また3年に一度、池の底の土砂を取り除くため、水を抜いたとき多くの魚を地域の人々で捕まえたそうです。
 昭和46年、東山小学校造成のため、池のほとんどが埋め立てられ、池の一部が校舎の東側にも残っていましたが、その後グランド・プール改造のため、その池も埋められ、現在は東山小学校と元UFJ銀行瀬戸総合運動場の間にある池となってしまいました。しかし現在の鴨ケ池は、池の周りに、遊歩道や東屋などが造られ、多くの地域住民によって親しまれています。
(↓埋め立てられる前の鴨ケ池)

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