最新更新日:2017/06/28
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資源(古紙・アルミ缶・牛乳パック)回収,随時おこなっています 体育館前が資源回収場です

山は哲

 今日の集会では,3年生の姿や「しなのday」の様子,登山について話をしました。

 今日の集会のとき,体育館に早めに集まっていた1・2年生が待つ中を,3年生が入ってきました。騒ぐことなく静かに,そして,少しでも待たせる時間が少なくなるように小走りする姿も多く見られました。中には一礼をする人もいました。1・2年生にとって,とてもよいお手本になったと思います。
 土曜日に「しなのday」を行い,体育館では全体合唱と各学年による合唱を披露しました。それぞれの学年で,今持てる力を存分に発揮し,素敵な合唱を聴かせてくれましたが,やはり3年生の合唱は素晴らしかったです。これも1・2年生にとって,目指すべきよいお手本です。各学年共にまだまだ完成ではありません。伸びしろは残っています。今後もさらに素敵な合唱を目指して欲しいと思っています。当日は学校評議員の方も参観され,合唱の素晴らしさだけでなく,あいさつや授業で学び合う姿を口々にほめてくださいました。
 さて,先日私は山に登ってきました。行き先は八ヶ岳。実は,八ヶ岳という山はありません。八つの山が集まったところを八ヶ岳と呼んでいるのです。私が先日登ったのは八ヶ岳の権現岳という山でした。既に雪はほとんど残っていませんでしたが,遠くに見える北アルプスや中央アルプスにはまだまだたくさんの雪が残っており,とても美しい姿を見せてくれました。
 登山家の岩崎元郎さんが,「山は哲」と言ってみえます。深い意味があると思いますが,私は,山に登るといろいろなことを考えさせてくれる,ぐらいにとらえています。実際,山頂を目指して登っているときは,一歩ずつ足を前に出したり,ときには岩場をよじ登ったりすることぐらいしかすることがありません。ですから,自然といろいろなことを考えます。
 山は,見る位置,見るときによって,それぞれ違った姿に見えます。こちらの方向から見ると三角形に見えても,別な方向からだと台形に見えるなどします。また,同じ山でも朝夕や季節によっても違います。
 山頂までのルートはさまざまあり,体力や経験などに応じて選択することができます。先日登った権現岳も,長野県側や山梨県側,あるいは県境の道をたどるなど,いくつかあります。
 山頂を目指して道に迷ったときに,なんとかなるだろうと無理に進むと遭難するなど,大変なことになる場合があります。迷ったときには一旦立ち止まり,周りの様子を眺めたり地図を確かめたり,後戻りしたりすることによって,目指す方向が定まります。
 多くの山は頂上に近づくほど登山道の斜度は増し,苦しみも増します。そして,苦しみが大きいほど頂上に立ったときの達成感は大きいものです。さらに,苦しみを乗り越えて頂上に立った者にのみ,すばらしい展望を見せてくれます。
 この,山について考えた文章の中の,「山」「山頂」といった言葉を「夢」「目標」といった言葉に置き換えてみてください。何か感じることがあるのではないでしょうか。

自浄(じじょう)作用

 今日の集会では,「自浄作用」について話をしました。

 生徒の皆さんの中で,北海道に行ったことのある人はそれほど多くはないと思いますが,北海道への行き方は知っているでしょうか。飛行機やフェリーを使う方法,青函トンネルを通って行く方法など,いくつかあります。青函トンネルとは,青森県と北海道との間にある津軽海峡という海の下を通るトンネルで,今から30年ほど前に完成しました。この青函トンネルができる前は,青函連絡船という船が運航し,本州と北海道との間を行き来をしていました。これは80年の歴史があり,多くの人や物を運んだようです。
 先日読んだ本の中に,こんなことが書かれていました。作者が昭和の30年代前半,今から60年ほど前,青函連絡船に乗ったとき,ゴミが出たら海に捨ててください,と言われたそうです。今では考えられません。ゴミが出たらゴミ箱に捨てるか,自分で持ち帰ってきちんと処分するか,これが今では当たり前です。当時はなぜゴミを海に捨ててもよかったのでしょうか。海には自浄作用というものがあります。少しぐらいのゴミなら,海は自分の力で分解し,きれいにすることができるのです。ところが今ではゴミが大量に出るようになり,また,ビニールやプラスチックなど,海では分解できない物を人間は発明し,使うようになったのです。これではいくら海に自浄作用があるとはいえ,限界を超えています。
 自浄作用は海に限ったものではありません。我々人間の中にもあります。守るべきルールやマナーを破ってしまえ,今が頑張りどきなのに怠けてしまえ。こんな気持ちになったことは誰にもあるはず。しかし,そんなときでも,これではいけないと考え直し,するべきことをきちんとする。こんな経験もあるはず。これが人間の自浄作用です。自律,とも言えます。
 自浄作用は個人だけでなく,集団の中にも存在します。授業中集中すべきなのに,他ごとをしてしまう人がいる,ゲーム機を学校に持ってきて遊んでいる人がいる。そんな人たちに,「きちんとやろうよ」「もって来ちゃダメじゃない」と注意ができ,注意したことを冷やかすこともなく,注意をきちんと聞いて正せる人たちの集団,こういった集団は自浄作用があると言えます。
 自浄作用のない集団は,どんどん悪い方向に進んでいきます。人は,たいてい苦しいことや我慢することは避け,楽な方,楽しい方に行こうとするからです。一方,自浄作用のある集団は,どんどんよい方向に進んでいきます。
 さて,皆さんの学級や学年には,自浄作用はあるでしょうか。品野中学校には自浄作用はあるでしょうか。
 常に自浄作用のある集団でありたいものですね。

修学旅行

 本校では明日から3年生が修学旅行に出かけます。そこで今日の集会では,修学旅行について,自分の思い出も交えながら話をしました。

 今週は修学旅行と1年生の校外学習,再来週には2年生の野外活動があります。大きな行事がありますが,準備,本番,そして終わってから,多くの体験を通して様々なことを感じ,学んで欲しいと願っています。
 3年生は明日から修学旅行に出かけますが,2年生は来年,1年生は再来年の今頃,やはり修学旅行に行きます。今から40年以上前,私も小学生や中学生時代に修学旅行に行きました。しかし,そのときの記憶はあまり残っていません。教員になってから何度も修学旅行に行っていますから,記憶がごちゃ混ぜになって薄いのかも知れません。でも,いくつかの記憶はしっかり残っています。
 中学生のとき,1泊目は東京都内でした。夜の東京を,バスに乗って宿に向かいます。車窓から眺める夜の東京は,ネオンサインでキラキラと輝き,とても美しく明るく,さすがに大都会東京だと強く印象に残りました。
 小学生のときは伊勢,鳥羽方面に行きました。学校に集合し,バスに分乗して名古屋駅に向かうわけですが,3台来るはずのバスが1台来ません。名古屋駅を出る電車の時刻も迫っています。そこで急遽,保護者の方が自家用車を出してくださり,バスに乗れない人を分乗させて名古屋駅に向かい,無事に電車に乗ることができました。こんな出来事が思い出として残っています。また,今では考えられませんが,小遣いを持って行かなかったのです。では,土産代などはどうしたのかというと,電車に乗ってから,担任の先生から500円札を一人ずつに配ってもらいました。お札を受け取るときの情景は,今でもよく憶えています。
 当時の修学旅行は,見学地での行動はクラス単位でした。ガイドさんを先頭にクラスでまとまって移動し,説明を聞きます。そして次の見学地に移動し,また説明を聞く。こんな修学旅行が当たり前の時代でした。
 今は自分たちで見学先を決め,交通機関を使いながら自力で移動します。現在でもクラス単位でしか行動しない学校もあると聞きます。いろいろな理由があるとは思いますが,少なくとも品野中ではそうではありません。
 様々なトラブルに巻き込まれても,自分たちで解決できるだろう。移動中や見学先で,ルールやマナーを守れる人ばかりだろう。集合時刻に間に合うように行動できるだろう。体験を通していろんなことを学んでくれるだろう。皆さんに対するこんな思いや信頼が先生たちにあるからこそ,自分たちで見学先を決め,自分たちで行動できるのだと思います。このことは,修学旅行だけに限らず,校外学習や野外活動でも言えます。自分たちは先生たちから信頼されているのだ,ということを,常に頭の隅に置いておいて欲しいと思います。

テストの目的

 本校では今週,中間テストを行います。そこで今日の集会では,テストの目的について話をしました。

 本校では衣替えの期間に入りました。気象条件に合わせ,夏服でも冬服でもどちらを着用しても構いません。今日の集会では,ざっと見渡したところ,夏服を着ている生徒はチラホラといった感じでした。これから気温が上昇してくると,多くの生徒たちが夏服になり,衣替えの期間が終わる頃には全員が夏服に替わります。
 先回の集会講話では「穀雨」の話をしました。この頃の雨はあらゆる穀物に恵を与えますが,穀物だけではなく,全ての植物がぐんぐん成長する時期です。ちょっと前までは枝に全く葉がついていなかった木々も,すっかりと新芽が吹き,優しい淡い緑色が目に鮮やかです。そんな緑も季節が進むにつれて深い色合いに変わり,目にしみるほどになります。そして,やがては実りの秋を迎えます。
 今年度がスタートして1か月。毎朝校門付近にいると,1年生も,ほとんどの人たちが自分から進んであいさつしてくれるようになり,随分品中生らしくなったなと感じると共に,うれしく思います。中間テストの後からは,部活動に1年生も正式に参加し,3学年がそろって本格的に活動が始まります。部活動だけではなく,修学旅行や野外活動など,各学年の行事や委員会活動など,様々な取り組みが本格化します。生徒の皆さんも,これらの活動を通してぐんぐん成長し,どのような実りを見せてくれるのでしょうか。とても楽しみです。
 さて,もうすぐ中間テスト。1年生にとっては初めての経験です。
 ところで,テストを行う目的は何でしょうか。一つは皆さんの学習に関する成績を付けるための資料です。ですから,この目的が大切なものであるには違いありませんが,もっと大切な目的があります。それは,テストを通して学力,特に得点力を高めることです。テストに向けて勉強し,努力すること。このことが皆さんの得点力を高めます。ですから,何の準備,勉強もすることなくテストをただ受けるだけでは意味がありません。テストとは嫌なものです。しかし,テストに向けて準備をしっかりとすることによって,その成果がテストによって確かめられると考えれば,嫌なテストも楽しみになってきます。テストを楽しめるように準備を進め,前向きにテストをとらえたいですね。
 テスト終了後は答案用紙が返却されます。得点も気になるところですが,正解や不正解の内容に注目してください。不正解だった問題については,なぜ正解できなかったのかをきちんと把握すること,そして同じ問題に出合ったときには今度こそ正解できるようにしておくこと,これが皆さんの得点力をさらに高めます。
 テストの目的をしっかりと意識して頭を働かせ,行動する。頑張ってください。

「合う」あれこれ

 今日の集会では,先週の「穀雨」について触れた後,「合う」について話をしました。

 随分暖かくなり,そろそろ衣替えかなと思う季節になりました。先週の木曜日,20日は二十四節気の一つ「穀雨」でした。二十四節気とは,1年を24の節に分け,それぞれに名前を付けたものです。「立春」「夏至」「秋分」「大寒」なども二十四節気で,これらは生徒の皆さんもよく知っていますね。
 「穀雨」は種まきや田植えの頃に降る雨,という意味で,この時期の雨はあらゆる穀物に恵を与えると言われています。ですから,この時期から農作業の準備を始める農家も多いようです。雨降りの日はちょっと残念な気がしますが,恵みの雨と思えば,雨に対しても感謝の気持ちを持つことができるかも。ちなみに,「穀雨」の次の二十四節気は「立夏」。暦の上では春も終わりを告げ,夏に向かっているということですね。
 さて,話は変わり,「合う」について。
 たくさんの物をみんなで「分け合う」のと「奪い合う」のとでは,それぞれの人の手元に物が残るという意味では,結果的にほとんど変わりがありません。しかし,その人たちの心の中身は随分違います。分け合っているときは,他の人にも心を配り,自分はこんなにもたくさんもらっていいのだろうか,あの人にももっと受け取ってもらおう,なるべくみんなが同じになるように,といった他を思いやる心が働きます。奪い合っているときにも他の人に心を配ります(他の人が気になります)が,そのときの心は,人よりも少しでも自分がたくさん手に入れよう,人のことはどうでもよく,自分さえよければ,と。そこには思いやりの心はありません。みんなが物を手にした後も,分け合ったときは誰もが満足し,ゆったりとした心に包まれることでしょう。しかし,奪い合った後には,必ずと言っていいほど不満に思う人がいます。また,何となくギスギスした雰囲気にもなるでしょう。
 現代は競争の社会と言われます。同じ競争でも,「競い合う」のと「足を引っ張り合う」のとでは随分違います。競い合うとは,互いに成長し,向上することを期待します。ですから,競い合うところには相手の成長や向上を喜ばしく思う気持ちがあり,そこには前進があります。一方,足を引っ張り合うところに前進はありません。自分が前進しなくても,相手が自分よりも後ろにいればいいのです。さらに,自分が後ろに下がったとしても,相手がもっと下がればいいのです。そんなところには成長も向上もありません。もちろん本当の幸せを感じることもないでしょう。あるとするならば,それはゆがんだ自己満足です。
 本校の授業で取り入れている「学び合い」は,どのような「合う」なんでしょうか。また,どのような「合う」にすべきなんでしょうか。

年度の初めに

 今年度も新学期がいよいよスタートしました。昨年度に引き続き,「校長室より」原稿を載せていきます。内容は,集会での講話や式辞を中心に,日頃考えていることや,本校の生徒への,校長としての思いを綴っていくつもりです。つたない文章ですが,ご一読いただければ幸いです。

 本日は,入学式と始業式を行いました。そこで,始業式で述べた式辞の内容を載せたいと思います。
 先ほどは,新1年生84名を迎え,入学式を行いました。また,新しく品野中学校に転入した職員の紹介を行いました。そして,始業式。新しい仲間を迎え,いよいよ平成29年度のスタートです。こうして3学年がそろい,無事にスタートできることを,まずは喜びたいと思います。
 先ほどの入学式では,次のような話をしました。2・3年生の皆さんには以前から折に触れて伝えていることですが,改めて意識してください。
 まずは,命を大切にして欲しいということ。自分はもちろん,自分以外の命も大切にしてください。これを強くお願いしたいと思います。
 次に,心を鍛え,育てようということ。行事や授業など,日々の生活の中で,強い心,感性豊かな心,優しい心を鍛え,育ててください。
 さて,2・3年生の皆さん,昨年,全校生徒が体育館に集まって行う全校道徳では,いろいろなテーマで話し合いをしました。その中の一つに,「残したい品野中の伝統は何か」というテーマがありました。合唱やあいさつ,掃除,応援合戦など,様々な意見が出されましたが,その中に,「伝統を引き継ぐという伝統」といったものもありました。これは,上級生の良い姿を下級生が見て,それを引き継ぐということです。例えば,3年生の合唱を1・2年生が聴き,その素晴らしさを1・2年生が引き継ぐ。あるいは2・3年生が自ら進んであいさつをする姿を1年生が見て,自分もあいさつしようとする。こういった姿勢を皆さんが持つことによって,品野中のよい伝統が,これから先もずっと引き継がれます。そして,皆さん自身の成長につながります。このことを常に意識して学校生活を送って欲しいと思います。
 昨日,3年生が学校に来て,入学式の準備をしてくれました。掃除や会場作り,教科書の配付など,本当に一生懸命活動してくれました。おかげで立派に入学式を行うことができました。3年生の皆さん,ありがとうございました。
 さあ,今日から新しい年度が始まりました。皆さんがどのような素晴らしい姿を見せてくれるか,楽しみにしています。みんなで品野中学校をより良い学校にしていきましょう。

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