最新更新日:2024/04/26
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

忘れ物

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 今日の集会では,忘れ物をしたとき,家の人に連絡して届けてもらうことについて話をしました。

 最近少し気になっていることがあります。学校に持ってくるべき提出物や授業の用意などを家に忘れてしまい,それを学校まで届けてもらうため,職員室から家の人に電話をする姿を時々見かけることです。届けてもらう理由は様々だと思います。例えば,叱られたくないから,授業が満足に受けられないから,周りの人に迷惑をかけるから。忘れ物を届けてもらえば,確かにこういったことは解消されるでしょう。しかし,これは忘れた本人にとって本当に良いことなのでしょうか。
 中学校は,生徒の皆さんが大人になったときに困らないよう,色々なことを身につける場です。もちろん,忘れ物をしない,ということも,身につけるべき大切な内容です。ですから,忘れ物をした場合,その場だけを何とか取り繕うのは,本人にとって決して良いことではないと思うのです。忘れ物をしても届けてもらえばいい,といった安易な気持ちになることが怖いのです。実際,忘れ物を届けてもらう人の中には,何度も繰り返す人がいるようです。
 忘れ物をしたら正直に申し出て叱られればいい,その授業を満足に受けなくてもいい,周りの人に迷惑をかけたことを謝ればいい,こう思っています。大切なことは,こういった辛い経験を通して,二度と忘れ物をしない,と心に誓い,忘れ物をしないような努力をすることです。
 中学生時代の忘れ物が,莫大な被害を与えたり,取り返しのつかない迷惑をかけたり,あるいは人生を大きく変えてしまったりといったことは,まずありません。自分の忘れ物によって,もしもそのような可能性があれば,例えば人の安全や進路にかかわる場合など,先生に相談すればいいのです。
 集会でこの話をしようと考えたとき,ずいぶん以前ですが,ある先輩教師から私に届いた年賀状を思い出しました。年賀状といっても長文が書いてありました。「私はそのときの感情に流されて,一人の人の働く意欲を失わせてしまった」とありました。どういう意味かと思い,先を読みました。その先輩は,あるアフリカの国へ旅行に行ったとき,空港で一人の現地の人から物乞いをされました。かわいそうに思い,お金を与えたそうです。この行いに対して先の言葉になったようです。つまり,物乞いをしてきた人にお金を与えたことによって,その人の働く意欲を失わせた,ということです。人はきちんと働き,収入を得ることによって生活を安定させ,心豊かに生きることができます。物乞いという方法でお金が手に入れば,働く意欲は失われます。一時的には何とかなるかも知れませんが,安定した生活を手にすることができず,心豊かに生きることもできないでしょう。
 この話と忘れ物を届けてもらう話とでは,状況や深刻さが大きく違います。しかし,その場を何とかしのいでも,後々のことを考えると本当に良いことなのかどうか,といった点では同じです。
 忘れ物を届けてもらうことは禁止,といった決まりを作ることは簡単です。また,決まりを守ることも大切です。しかし,私が期待するのは,決まりではなくても,自らの成長のために安易な方法を選ばない,といった姿勢です。品野中の生徒ならそれができるのではないでしょうか。

キャンプファイアー

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強かった風も収まり、炎が真上に上がっています。
いよいよキャンプファイアーの始まりです。

夕食

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今日の夕食は、タイのお造り、丸ごとゆでダコがつきました。
佐久島の楽しみのひとつがこの夕食です。
夕食の後は、昨日延期になったキャンプファイアーです。

唐揚げ

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今日の昼食は、おにぎり3個、うどんとワカメ入りのアサリ汁、そして、地引き網でとった魚の唐揚げです。
とってもおいしかった。

みんなで調理

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とれた魚を係のみんなでさばきます。なかなかの包丁さばきです。

いっぱいとれました。

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この箱に2はいもとれました。
これでお昼のおかずは確保できました。

地引き網

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二手に分かれて地引き網を引きます。
とれた魚をお昼のおかずにします。さあ、どれぐらいとれるでしょうか。

操縦しました

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運転席に入り、実際に船を操縦させてもらいました。
みんな真剣な表情でした。
とても貴重な体験です。
感想は?
「めっちゃ楽しいー」

佐久島へ

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西尾の港から佐久島に向けて船に乗ります。
いよいよ佐久島での3日間が始まります。

出発

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時間通り全員集合し、無事出発しました。
天候が気になるところですが、元気で行ってきまーす。

やるべきこと

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 今日の集会では,中学生としてやるべきことをきちんと行うことの大切さについて話をしました。

 先日,3年生が修学旅行に行ってきましたが,明日からいよいよ2年生は佐久島に行きます。また,1年生は明後日の水曜日に校外学習に行きます。
 佐久島では,キャンプファイアーでトーチトワリングを行います。先週の金曜日,トーチに火を着けたリハーサルを予定していましたが,あいにくの天候のため,体育館で火を着けずに行いました。残念ながら火は着けませんでしたが,その演技は,素晴らしい,のひと言でした。一人一人,難易度の高い技も,見事に演じており,音楽に合わせた動きも,一糸乱れず,といった表現がぴったりとくるものでした。一生懸命練習したことを十分想像することができ,見ていて感動しました。態度も堂々としていて,本番での演技が非常に楽しみです。
 トワリングのメンバーは16名ですが,実は,希望者が30名近くいたそうです。なぜ人数が減ったのかというと,そのうちの数名は,様々な事情で自ら辞退しました。そして,その他は,参加させてもらえなかったそうです。その理由は,家庭学習や部活動など,自分のやるべきことがきちんとできていなかったということです。これは少し厳しいかも知れません。しかし,本来やるべきことをきちんとやったうえでの参加が当然であり,できていない人が参加できないのは仕方がないと思います。もちろん,参加しよう,頑張って練習しよう,という意欲は高く評価できます。しかし・・・。
 今回残念な思いをした人たち。その思いを今後の生活に,是非とも生かして欲しい。参加できなかったことを,よい経験(勉強)ととらえ,やるべきことをきちんとやり通してください。そうでないと,トーチトワリングに参加できなかったことの意味がありません。
 今から2000年ほど前のローマ帝国の政治家に,セネカという人がいましたが,その人は次のような言葉を残しています。
 「幸せになりたいならば,『あの時ああしていれば』と言う代わりに,『この次はこうしよう』と言うことだ」
 人には誰でも失敗やうまくいかないことがあります。しかし,そのようなとき,いつまでも悔やむのではなく,次への一歩を考え,実際に行動することが大切,といった意味ですね。
 先日,卒業生が品中を訪問してくれました。その人たちの進学先は,野球部が甲子園に出場したことのある高校で,来てくれた人の中に,野球部に入った人がいました。やはり今年も甲子園を目指しているそうです。その卒業生が言っていましたが,野球部では,試験で悪い成績を取ると練習に参加させてもらえないそうです。やはり高校生の本分は勉強であり,やるべき勉強がきちんとできないようでは,野球をする資格はない,ということでしょう。このように,やるべきことをきちんとやろう,という考え方だからこそ,甲子園に出場できるほどの強豪校になり得るのだと思います。
 品中生の皆さん,やるべきことは何か,そしてそれをきちんとやっているか,改めて振り返り,できていないようであれば,是非とも今日から取り組んでください。

修学旅行報告

 先週,3年生が修学旅行に行きました。今日の集会では,1・2年生に,その報告をしました。

 3年生は先週,火水木と,修学旅行に行ってきました。私も一緒に行きましたので,簡単にその報告をしたいと思います。
 今回の修学旅行をひと言で言うならば,「とてもよかった」ということです。よかった中身ですが,まずは大きな病気やけが,事故などがなく,無事に行って来られたことです。品野中が出掛ける直前も,東京地方では震度4の地震が発生しました。3・11以来,大きな余震が頻繁に起こっています。実は,修学旅行中,もしも大きな地震が起こり,建物が壊れたり交通が麻痺したりした場合を想定し,緊急の避難場所を都内に数カ所設定しておきました。幸いそれは無駄に終わったわけですが,無駄でよかったと思っています。
 3日間の旅行中,3年生は様々な活動をしました。東京ディズニーシーや都内での班別の活動,あるいは山中湖周辺での体験活動。それぞれの場所で,活動を終えて帰ってくる生徒は,皆,生き生きと明るい表情を見せてくれました。また,「よかった〜」という声もたくさん聞くことができました。楽しく,充実した活動ができ,よい体験になったと思います。
 修学旅行初日,時間が守れなかったり班行動がうまくできなかったりして,叱られたり注意を受けたりした生徒もいました。しかし,その後,全員が時間を守り,班行動も順調にできたようです。さらに,混み合った電車の中で,周りの乗客の迷惑を考えた行動が取れた人たちもいたようです。人間,誰しも失敗やうまくできないことはあります。大切なのは,その後,二度と繰り返さないことです。そういった意味で,叱られ,それを糧としたことも,よい経験だったのではないでしょうか。また,このことから,同時に,品中生の素晴らしさを,改めて感じました。
 修学旅行では,色々な機会で班別に行動します。自分たちの立てた計画に基づき,自由に行動します。私が中学生だった40年前や,20年ほど前に修学旅行を引率した頃は,班別行動は考えられませんでした。今では当たり前のように多くの学校が取り入れています。しかし,これは決して当たり前ではありません。生徒だけで行動するわけですから,何かあったら大変,とんでもないことをやってしまうのではないか,一般の人たちに迷惑をかけるのではないか。こんな心配ばかりしなくてはならない生徒なら,とても班別行動はできません。品野中で班別行動を取り入れられるのは,先生たちが皆さんを信頼しているからです。皆さんなら,きっとルールやマナーを守り,きちんと行動できると信じているからです。そして,その信頼を裏切ることなく,毎年見事にやり遂げてくれているからです。そういった前提があるからこその班別行動であることを,是非とも分かって欲しいと思います。
 来週,1年生はサイエンスワールドに,2年生は佐久島に出かけます。それぞれよい経験をし,多くを学んで欲しいと思っています。

写真は,山中湖でのカヌー体験の様子です。
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学校行事
4/1 学年末休業日 4日まで
4/4 入学式準備 新3年8時45分登校
4/5 入学式 始業式 新2,3年9時15分登校
瀬戸市立品野中学校
〒480-1203
愛知県瀬戸市広之田町2-5
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