最新更新日:2024/04/26
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

選ぶ,選ばれる

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 今日の集会では,生徒会の代表と役員の認証を行いました。これを元に,「選ぶ,選ばれる」ことについて話をしました。

 たった今,生徒会代表と役員の認証を行いました。これで正式に決まりました。今日認証した6名は,選ばれた人たちです。そして,皆さんが選んだ人たちです。
 政治の世界にも,選ぶ,選ばれる,といったことはよくあります。例えば,大臣は総理大臣が正式に任命します。ところが,選ばれた大臣が不祥事を起こしたり,不適切な発言をしたりした場合など,責任をとって大臣本人が辞めることがあります。選ばれた責任が果たせなかったということです。一方,選んだ総理大臣の責任も追及されることがあります。
 政治の世界ほど大きなことではありませんが,生徒会代表と役員の人たちは,選ばれた責任を果たして欲しいと思います。そのためには,全力で生徒会活動の中心として頑張ることです。そして,選んだ皆さんも,選んだ責任を果たして欲しいと思います。そのためには,まずは協力することです。また,選んだ人たちがきちんとやっているかどうかをよく見ていくことも,選んだ人の責任だと思います。
 よくよく考えてみると,選ぶ,選ばれるということは,人が生きていく上で,頻繁に行われていることです。学校でもたくさんあります。
 一つは部活動。1年生のときに,自分で選んで入ったはずです。自分で選んだ以上,全力で取り組むのが当たり前。それが選んだ責任というものです。選ばれた部活動の顧問の先生方は,部員の技術,体力,知識などが高まるよう,精一杯指導してみえます。このことは,選ばれた部活動の顧問として,責任を果たしていることになります。皆さんは,一度,これまでの活動を振り返り,自分で選んだ責任を果たしているかどうかを考えてみてください。
 また,3年生は,卒業後の進路を選びます。これも,家族や担任の先生と相談しながら,最終的には自分で選び,その道に進んでいきます。進路先では全力で頑張って欲しいと思います。これが選んだ責任を果たすことになるのではないでしょうか。選ばれた進路先の人たち,例えば高校では,新入生が力を伸ばせるように,環境を整えたり指導したりして,選ばれた責任を果たそうとしてくれるはずです。
 その他にも,自分で選ぶ場面はいくらでもあります。買い物に行って物を買うとき,言葉を遣うとき等々。これらは,選んだ責任ということをあまり意識する必要はないかも知れません。しかし,以前お話ししたように,言葉については,力を持っています。ですから,自分の言った言葉に責任を持つことは大切です。
 選ぶ,選ばれる。このことについて,ちょっと考えてみてはどうでしょうか。

いのちとは

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 今日の集会では,「いのち」についての話をしました。

 先日,A先生が,ご自身のお子様のへその緒を基に,いのちの大切さについて,集会でお話をされました。また,11月には「命の教室」が本校で行われます。
 ところで,「いのち」とは何でしょう。
 このような投げかけで今日の集会講話を始めました。
 この質問は難しかったようで,生徒たちの反応は今一歩はっきりしませんでしたが,「生きているということ」といったように,一生懸命答えてくれました。

 「いのちは時間。いのちは自分が使える時間」
 これは,東京にある聖路加国際病院の日野原重明さんの著書「いのちの授業」の中の言葉です。なるほど,と思いました。
 いのちがあるということは,いろいろなことができる,ということです。自分のため,人のため,社会のため,地球のため。だからこそ,いのちはかけがえのないものと言えるのではないでしょうか。時間を無駄に使っている人は,いのちを大切にしていない,と言ってもいいのかも知れません。また,人の生き方は,その人がどのように時間を使うかで決まる,とも言えるでしょう。そこで,皆さんに考えて欲しいことは,時間を自分だけのために使っていいのか,ということです。
 日野原さんは,昨年10月に100才になられ,現在は101才です。中学生の皆さんは,12才〜15才。それぞれ生まれてから12年〜15年間,いのちが続いてきたということ。つまり,それだけの時間を使うことができたということです。では,この時間をみなさんはどのように使ってきたでしょうか。
 生まれてしばらく,赤ちゃんの頃は,寝る,泣く,おっぱいを飲むなど,全ての時間は自分のためだけに使われたと思います。やがて幼稚園や保育園に行き,小学校に入る頃になると,家の手伝いをしたり給食当番をしたりするなど,わずかかも知れませんが,人のために時間を使うようになってきたと思います。今はどうでしょうか。1日の生活を振り返ってみたとき,人のために使う時間はどれぐらいあるのでしょうか。
 もちろん,自分のためだけに使う時間は必要であり,大切にして欲しいと思います。しかし,全ての人が全ての時間を自分だけのために使っていたとしたらどうでしょう。人は互いに支え合って生きています。ですからきっと,思いやりや暖かみのないギスギスとした雰囲気に包まれることでしょう。また,なんと言っても,社会生活自体が機能しなくなるに違いありません。
 皆さんが将来大人になったとき,今よりも時間の使い方を自分で決めることができるようになります。自分のためだけに使う時間を大切にしつつ,自分以外のために使う時間も大切にして欲しいと思います。いのちを大切にするとは,こういったことではないでしょうか。
 「いのちは時間。いのちは自分が使える時間」
 これは,「いのち」に対する一つの考え方です。皆さんも「いのち」について,一度じっくり考えてみてください。

日常生活

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 今日の集会では,体育祭やニュージーランドとの交流をもとに,行事で学んだことを日常生活で生かすことの大切さについて話しました。

 ひと頃と比べるとずいぶん涼しくなってきました。今日は,生徒の皆さんの中に,冬服の姿がちらほら見られます。これからは,しばらくの間,気持ちのよい日が続き,勉強をするにも運動をするにも,最適な気候となります。「実りの秋」と言われますが,植物に実がなるように,生徒の皆さんも,大きな実をならせて欲しいと思っています。
 土曜日,体育祭が行われました。当日の校長あいさつの中でも述べましたが,本当に素晴らしい体育祭でした。
 体育祭本番はもちろんですが,本番だけではなく,いろいろな場面で生徒の皆さんのよい姿を見ることができました。各種競技での勝利を目指した熱心な練習。委員会や生徒会執行部,部活動による準備や練習。本番直前の会場作り。そして,体育祭後の後かたづけや,3年生による1・2年生へのあいさつ等々・・・。
 行事は,そこに向けての準備や練習が最も大切です。そういった意味でも,とてもよい体育祭だったと思います。
 また,先週は,ニュージーランドのバルモラル校との交流がありました。様々な授業を共に受けたり体育祭にも参加してもらったり,多くの交流の場がありました。ここでも,バルモラル校の皆さんを温かく迎えようとする姿や,一生懸命コミュニケーションしようとしたり,仲良く遊んだりする姿が見られ,とてもよい交流ができたと思っています。
 今回,大きな行事が二つ終わりましたが,それぞれいろいろな経験をすると共に,学んだこともたくさんあったことでしょう。例えば,仲間と創り上げる苦労と喜び。一生懸命取り組んだ成果が出たときの感動。負ける悔しさ。意見の食い違いの乗り越え方。外国人とのコミュニケーションの楽しさや難しさ等々。それらを,是非とも普段の日常生活で生かして欲しい。大きな行事は,日常的に行うものではありません。時間的には,何気ない平凡な日常の方が,圧倒的に多いのです。だからこそ,学んだことを生かして欲しいのです。そして,それが皆さんの成長に大きく関わってきます。今日からまた普段の日常生活が始まります。実り多き秋となるよう,頑張っていきましょう。

 今日から教育実習生が2名,品野中学校に来ました。実習期間は,3週間と4週間です。「出合いは偶然,別れは必然」などと言われます。数週間後には,別れがやってきます。わずかな期間ではありますが,生徒の皆さんと実習生の二人が,互いに学び合い,多くを得られることを期待しています。
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学校行事
4/1 学年末休業日 4日まで
4/4 入学式準備 新3年8時45分登校
4/5 入学式 始業式 新2,3年9時15分登校
瀬戸市立品野中学校
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