最新更新日:2024/04/26
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

広げて考えてみよう

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 今日の集会では,物事を考えるとき,目の前の事象からだけではなく,色々な見方をして,広く考えることの大切さについて話しました。

 月は地球の周りを回っていますが,その勢い(遠心力)で飛んでいってしまわないのはなぜでしょうか。それは,地球から引力が働いているからです。また,月が地球に落ちてこないのは,その引力と遠心力が釣り合っているからです。
 このように,地球が地上の物を引っ張る力(重力)が月まで及んでいるという考えを持ち,そこから万有引力の法則を発見したのがニュートンです。
 ニュートンは,リンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則を発見したと言われていますが,すぐに万有引力に結びついたのではなく,重力が月まで及んでいるという考えを持った,ということのようです。
 では,なぜニュートンがリンゴが木から落ちるのを見てそのような考えを持ったのでしょうか。
 こんなふうに言われています。ニュートンは,リンゴの木の高さをどんどん上げていったらどうなるかを考えたそうです。10mや100mぐらいでは当然落ちてきます。1000mや10000mでも落ちます。しかし,月の高さまで上げるとどうなるのだろうか。このような発想をし,重力が月にまで及んでいるのではないかと考えたそうです。
 ニュートンのように,ものを見たり考えたりするとき,目の前の現象そのものだけで考えるのではなく,もしも○○だったら,あるいは別の方向から見たら,などと,考えを広げてみると,様々なことが見えてくることがあります。万有引力の法則は,こういった発想がきっかけとなって発見されました。
 人類は,他にもたくさんの偉大な発見をしてきました。
 例えば,いろいろな数の発見です。人類はこれまでに,自然数から,負の数や分数,小数へと,数の世界を広げてきました。このことによって,足し算やかけ算しかできなかった人類は,小さい数から大きい数を引いたり,割り切れない割り算をしたりできるようになりました。このことは,我々も小学校から中学校にかけて経験していることです。人類は,その時代にあった数だけではなく,もっと別な数があれば,という発想をしたのではないかと思います。
 万有引力の発見や数の世界を広げる,などといった大きなことは,なかなかできるものではありません。しかし,いろいろな方向に考えを広げることは,普段の生活や授業の中で,思わぬ発見や問題解決に繋がることがあります。だからこそ,授業でいろいろな考えを出し合うことが大切です。
 生徒の皆さんが物事を考えるとき,このように,広げて考えることができるようになることを願っています。

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学校行事
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