最新更新日:2024/04/26
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

修了式 式辞

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 今日は平成24年度の修了式を行いました。そこで述べた式辞を載せたいと思います。

 今年もインフルエンザが全国的に流行し,品野中も少なからず影響を受けました。しかし,大きな事故や大病もなく,皆さんが元気で今日の修了式を迎えられたことを,まずは喜びたいと思います。
 さて,たった今,1・2年生それぞれ全員に,代表の人を通して修了証を渡しました。修了証とは,それぞれの学年で,やるべきことを全てやり終えたことを証明するものです。ですから,品野中の1・2年生全員が,それぞれの学年を無事に終え,4月からは2・3年生に進級できる,ということの証明でもあります。このことをきちんと受け止めて欲しいと思います。
 ただ,やるべきことをすべてやり終えたというだけで,その学びがどのくらい身に付いたかということは個人差があります。生徒の皆さんは,年間を通して様々な経験をしました。そして,その経験を通して,いろいろなことを考え,感じ,学んできました。しかし,同じ経験をしても,考え方や感じ方は人それぞれだと思います。しかも,そこでの努力は,人によって質や量が違います。だから,どのくらい身に付いたかは,個人によって違うのは当然です。そこで,是非,この一年を振り返り,不十分な点は反省し,十分だったことはさらに上を目指して欲しいと思います。こういった取り組みの積み重ねが人を成長させます。今ある自分は,これまでの経験や学びの結果なのです。
 新年度になると,全員が一つずつ学年が上がります。春休みは,この一年を振り返るとともに,新しい学年に向けて,気持ちを高めるときです。そして,4月5日の始業式には,全員が元気に登校してきて欲しいと思っています。元気というのは,「からだ」と「こころ」の両面です。「からだ」の元気のためには,まずは病気にならない,事故に遭わないことが大切。「こころ」の元気は,新たな学年で何を頑張るのか目標を定め,希望を持つことによってわき出てきます。
 充実した春休みを過ごし,4月の始業式には,全員が元気に登校してくることを願っています。

数学の授業から

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 1年生の数学の授業を見せてもらいました。
 この日は近似値と有効数字の学習で,プリントを使って意味を説明し,その後練習といった流れでした。
 近似値や有効数字は,生徒にとって興味の湧きにくい内容で,授業に集中させるには工夫が必要です。しかし,実際にはなかなか難しく,授業例が書かれた物を見たことがありません。そんな中で,学習内容を一生懸命伝えようとする先生の姿勢を感じました。
 有効数字の例題として,「地球の直径は12750km,有効数字3桁でどのように表すか」を扱いました。これを,生徒と先生のやりとりを通して説明していました。教師は,いきなり「上から3桁取ると」と言ってしまいがちですが,「どこから3桁?」と,まずは生徒に投げかけた点がいいと思いました。上から3桁は,教師(大人)にとっては当然ですが,生徒はそうではありません。
 練習の最中,「よく分からない人は周りと相談してください,先生に聞いてください」といった指示を出すと,すぐに相談し始めたり,挙手して先生に質問したりする姿が見られました。生徒のこういった姿勢が大切で,特に,挙手して分からないことを表明できることが,とてもよいと思います。
 生徒全員が,すぐに理解できるものではありません。ですから,理解に時間のかかる生徒への配慮はとても大切です。
 12750kmを,有効数字2桁で,13000km→1.3×10(の4乗)と表すことの説明の後,理解できたかどうかを挙手によって確認しました。分かった生徒が8割,微妙が2割でした。微妙な生徒が2割いたので,改めて説明しました。また,練習問題の答え合わせのとき,時間切れで全部できなかった生徒に対して,「答え合わせや説明のときによく聞いて理解してね」といった先生の発言がありました。さらに,授業の最後で,理解できなかった生徒に挙手をさせ,授業終了後,すぐに個別で指導していました。
 このように,理解に時間のかかる生徒への配慮が感じられた授業でした。

卒業式式辞

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 今日は,本校第66回の卒業式でした。
 卒業生の皆さん,卒業おめでとう。心からお祝いいたします。
 以下に,式辞の一部を載せたいと思います。

 卒業生の皆さん,皆さんと共に過ごした日々の中で,私が最も強く心に残っていることは,11月6日,体育館での合唱練習です。これは,瀬戸市の音楽会に向けての最後の練習で,私は音楽会に行くことができませんでしたので,練習の様子を見せてもらいました。
 皆さんは,音楽の先生のアドバイスを受け,この日も歌うたびに上手になっていきましたね。そして,何度も練習を繰り返した後,いよいよ仕上げの合唱。心地よいハーモニーと歯切れの良いリズム,迫力ある声量。指揮者を見つめる真剣なまなざしと態度。私は大きな感動を覚えました。心が震えるほどの感動です。練習の最後に,皆さんへの思いを伝える機会をいただいたのですが,感動で胸がいっぱいになり,何も言えませんでした。自分の思いを言葉で伝えることができず,とても悔しかったことを覚えています。
 素晴らしい合唱を創り上げるには,一人一人が,単に歌がうまいだけでは十分ではありません。よりよい合唱を創ろうとする意欲にあふれ,みんなが協力する心を持ち,仲間としての意識を高め,実際に行動しなくてはなりません。思えば,皆さんは,様々な行事を通して,このような姿を随所で見せてくれました。ですから,この日の合唱練習は,卒業生の皆さんの3年間を物語っているような気がします。
 音楽会が無事終わり,後日,皆さんの合唱を聴かれた方々から,お褒めの言葉をいただきました。「品野中の合唱は素晴らしいですね」「コンクールだとしたら間違いなく優勝ですね」。とても誇らしく思いました。自分の学校の生徒が高い評価をいだだけけるのは,何にもましてうれしいことです。教員冥利に尽きるとはこのことです。
 さて,卒業生の皆さん,今,私が皆さんに望むことは,卒業文集に寄せた原稿に書いた通り,「水のように生きて欲しい」ということです。
 今から2年前,東日本を巨大地震が襲い,それに伴った大津波が,尋常ではない被害をもたらしました。また,毎年世界各地で,水による大きな被害が出ています。しかし,水は私たちにとって最も身近なものの一つであり,水は人だけではなく,すべての生物が命を保つために,無くてはならないものです。
 水が,人々ののどを潤し,心をいやすように,人にいやしを与えることができる人になって欲しい。
 水が,熱い水蒸気という形に姿を変え,爆発的な力を発揮するように,大きな力を発揮して欲しい。
 水が,氷という形に姿を変え,岩のように堅くなるように,強くて固い意志で,物事に取り組んで欲しい。
 水が,大きくて力強い流れとなり,物を運ぶように,人を動かすことのできる,信頼を得て欲しい。
 水が,入れられる器によって形を変えるように,柔軟な発想を持ち続けて欲しい。
 水が,いろいろな汚れを洗い流し,きれいにするように,人の気持ちを清々しくさせる,心を持って欲しい。
 水のように生きて欲しい。大きな災害を起こし,苦しみを与える水ではなく,人や全ての生物にとって,優しい水のように生きて欲しい。そして,なくてはならない存在になって欲しい。これが私の願いです。

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学校行事
4/1 学年末休業日 4日まで
4/4 入学式準備 新3年8時45分登校
4/5 入学式 始業式 新2,3年9時15分登校
瀬戸市立品野中学校
〒480-1203
愛知県瀬戸市広之田町2-5
TEL:0561-41-0019
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