最新更新日:2024/04/26
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校訓「正しく 明るく 健やかに」

野外活動で佐久島に行ってきました

 今日の集会では,先週の野外活動で印象に残った,民宿のご主人の言葉について話しました。

 毎年,この梅雨の時期には,光を放ちながら飛ぶホタルの姿が見られます。生徒の皆さんはホタルを見たことがあるでしょうか。(集会のときに聞いてみたら,8割以上が見た経験があると手を挙げていました)
 私は先週の土曜日に,土岐市の鶴里で行われていた「ホタルまつり」に行き,ホタルを見てきました。すうっと光り,すうっと消えるホタルの光は,とても幻想的で美しく,しばし見入ってしまいました。
 さて,先週,2年生は佐久島で野外活動を行ってきました。瀬戸では経験できないことを様々体験し,多くを感じ,学んでくれたと思います。
 3年生の皆さんは知っていると思いますが,佐久島では,クラス別,男女別で民宿に泊まります。私は2組女子がお世話になった民宿に一緒に泊まりました。そこのご主人の言葉がとても印象に残りましたので,紹介したいと思います。
 瀬戸・品野にはあっても,佐久島にはないものは何かをみんなで考えました。コンビニ,スーパー,消防署,病院など,たくさん出されました。例えば夜,お腹がすいて,パンでも買いに行こうと思っても,コンビニがないので行くことができません。そもそも佐久島には店がほとんどなく,小さな雑貨屋さんが1件あるだけです。病院も,小さな診療所があるだけで,お医者さんも,週に3日滞在するだけです。
 普段,コンビニやスーパーがあり,病院もあり,急病のときには救急車も駆けつけてくれるところに住んでいる我々にとって,佐久島は実に不便なところです。しかし,民宿のご主人は,「決して不便だとは思いません。なぜなら,これが当たり前だからです」とおっしゃっていました。
 思えば,当たり前の状況や当たり前に行っていることは,決して辛くないはずです。品野中の生徒の皆さんが毎日当たり前に行っている清掃やあいさつも,辛く感じている人はほとんどいないと思います。どんなことにも言えると思いますが,当たり前と思えるぐらい続けると,それが習慣になってしまい,そのことが辛いとか苦しいとか思わなくなります。つまり,その人の身に付いた,ということになり,その人の能力となります。
 はじめのうちは辛く,苦しいことも,続けることによって当たり前となり,習慣となっていきます。やはり,どんなことでも続けることが大切です。
 民宿のご主人の言葉を聞いて,改めて思いました。

修学旅行に行ってきました

 今日の集会では,先週の修学旅行で印象に残ったことについて話しました。

 昨日はあんなに良い天気で暑かったのに,今日は雨の朝を迎えました。まさに変わりやすい春の気候ですね。このような天候がしばらく続き,やがて梅雨に入ります。そして梅雨が明ければいよいよ夏の到来。こんな季節の移り変わりに目を向ける心のゆとりが欲しいですね。

 さて,先週は3年生が修学旅行に行きました。以前,修学旅行を控えた3年生に,普段は感じない友達の良いところを見つけよう,と話しました。3年生の皆さん,どうだったでしょうか。友達の良いところを見つけることはできましたか?

 私も修学旅行に一緒に行き,印象に残ることがたくさんありましたので,その中から紹介します。
 ディズニーランドやシーに行きました。キャラクターに会ったりアトラクションを楽しんだり,といった目的があったと思いますが,目的はそれだけではありません。ディズニーの大切にしていることやおもてなしの心を学ぶことも,大きな目的でした。ディズニー訪問を翌日に控えた1泊目のホテルで,そのことについて実行委員を中心に,みんなで考えました。例えば,小さな子どもが転んで,持っていたポップコーンを落とし,道を汚してしまったとして,キャストはどのような対応をするのかを考えました。多くの生徒が,「大丈夫だよ」と安心させ,代わりのポップコーンを持ってきてくれる,と考えました。その他には,ほうきを使って,落ちてしまったポップコーンでミッキーマウスの絵を描く,といった回答がありました。また,「ポップコーンは落としてもいいけど,幸せは落とさないでね」と答える,と発表してくれた生徒もいました。どれも素敵な回答で,なるほど,と思わせてくれました。
 翌日,私はディズニーシーに行きましたが,キャストにインタビューをしている生徒たちを見かけましたので,一緒に質問してみました。内容は,前日にみんなで対応を考えたポップコーンの話です。やはり,優しく子どもに声をかけ,代わりのポップコーンを持ってくるそうです。ポップコーンで絵を描く対応や,「幸せは落とさないでね」といった言葉を考えた生徒がいたことを話すと,素晴らしい,と言ってくれました。
 もう一つ印象に残っていることは,帰りのバスのガイドさんの言葉です。私は品野バスセンターで降りるバスに乗りました。生徒が降りた後,ガイドさんが車内を点検しましたが,そのときに,「ゴミ一つ落ちていませんでした。なんてマナーの良い生徒さんたちなんでしょう」と,感心してみえました。普段学校で一生懸命掃除に取り組んでいる品中生。やはり普段の学校生活が,こういった行事のときに現れるのだと,改めて思いました。と同時に,ガイドさんの言葉をとてもうれしく思いました。

修学旅行

 今日の集会では,いよいよ来週に迫った修学旅行について話をしました。

 制服の衣替えの期間に入り,生徒の皆さんも夏服を着ている人が随分増えてきました。
 さて,3年生は,いよいよ来週,修学旅行があります。かなり前ですが,私も小学校と中学校で修学旅行に行きました。いろいろな思い出がたくさんありますが,その中から二つ紹介したいと思います。いずれも小学校の修学旅行でのことです。
 私は祖母懐小学校の出身ですが,当時は伊勢方面に行っていました。伊勢神宮や鳥羽の水族館などに行った記憶があります。学校に集合し,そこからバスで名古屋駅に向かいます。3台来るはずのバスが2台しか来ません。何かの手違いなのか事故なのか,小学生だった自分にはその理由は分かりません。このままだと電車の発車に間に合わないため,保護者の方が何台か自家用車を出してくださり,無事に予定の電車に乗ることができました。私はバスで行きましたが,自家用車に乗った子たちが,なぜかうらやましかった覚えがあります。もう一つの思い出は,修学旅行のお小遣いのことです。今日の集会のとき,生徒の一人に聞きましたが,今の小学生はお小遣いを7000円ぐらい持って行くそうです。私たちのときは500円でした。今では信じられないですが,自宅からお小遣いを持って行くのではなく,行きの電車の中で,担任の先生から配られます。もちろん,先生のポケットマネーではありませんが・・・。しかも,お札でした。受け取るときのなんとも言えないうれしい気持ちが今でも蘇ります。
 以前の修学旅行は,小学校でも中学校でも,全員がガイドさんに連れられて訪問先を見たり説明を聞いたりする,そんなスタイルが中心でした。しかし,今は,グループに分かれ,希望の場所を自分たちで立てた計画を基に訪問することが中心となっています。ですから,以前の修学旅行が「見る・聞く」とすれば,現在は「体験」と言えると思います。修学旅行では,事前の準備を含め,訪問先やそこまでたどり着くまでの道のりなどで,様々なことを体験し,多くを感じ,学んで欲しいと思っています。
 さらに,修学旅行は,学校や家庭から離れ,3日間を仲間と共に過ごします。ですから,普段にはない仲間の姿を見たり感じたりすることができ,思わぬ発見をすることもあるでしょう。是非,そんな仲間の良いところを発見できたらと思っています。修学旅行は,訪問先での思い出はもちろんですが,それだけではなく,私が小学生時代に思い出として残っているように,ちょっとしたことが心に残るものです。仲間の良いところを見つける,そんな気持ちで修学旅行での生活を送って欲しいと思います。

出会いは偶然? 別れは必然?

 今日の集会では,出会いについて話をしました。

 大型連休の狭間。3日ぶりに学校に来てみると,ツツジの花が一気に増えていました。また,国道から上がってくるスロープの脇の木々は,ほんの少しばかり緑を濃く染め,葉が盛大に茂っていることに気づきました。まさに春本番。良い季節になってきました。
 さて,生徒の皆さんは,生まれてから亡くなるまでに,何人の人たちと出会うのか,考えたことはありますか? 現在世界の人口は70億人と言われています。そんなとてつもない人数と比べると,人が出会うことのできる数はごくわずか。人との出会いは奇跡的とさえ言えそうです。
 「因縁(いんねん)」という仏教の言葉があります。全ての事柄は,物事を起こす直接の力である因と,それを助ける間接の条件である縁とによって起こる,という考え方です。人との出会いも同じです。「出会いは偶然,別れは必然」と言いますが,出会いは偶然ではなく,何か大きな力によって出会いが生まれる,そんな気がしてきます。
 私が皆さんの前に,教員として立っているのは,一つの出会いがあったからです。中学生の頃,とても素敵な先生がいました。その先生を見て,自分も教員になろうと決意しました。そして,教員になるために大学に通い,そこで妻と出会い,結婚して娘と出会い(娘が生まれ),さらに孫とも出会い(孫が生まれ)ました。仕事上もプライベートでも,中学生の頃の先生との出会いが全ての始まりだったように思い,因縁を感じずにはいられません。
 一方,「別れは必然」は確かに言えます。出会いがあれば,必ず別れはあります。生徒の皆さんも,やがては卒業という別れがやって来ます。また,その他にも様々な別れがあります。いずれにしても,別れは必ずやってきます。だからこそ,出会いを大切にしたい。出会ってから別れるまでの時間を大切に過ごしたい。そして,出会った人たちを大切に思いたい。
 「一期一会(いちごいちえ)」という言葉が茶道の世界にあります。どの茶会でも一生に一度のものと心得て,招く方も招かれる方も,ともに誠意を尽くすべきである,ということです。人との出会いと通じる言葉ですね。

学ぶ

 今日の集会では,「先輩から学ぼう。仲間から学ぼう」という話をしました。

 昨日の明け方,猛烈な風が吹きました。まるで春の嵐のようで,校門のスロープのわずかに残っていたサクラの花びらがほとんど散ってしまいました。しかし,季節は新緑。山には立体感のあふれる緑の濃淡が満ち,まるで様々な種類の緑をのせたパレットのようです。良い季節になったと,改めて感じます。
 さて,今年は,機会を見つけては生徒の皆さんに言い続けようと思っていることがあります。すでに多くの人が意識しているとは思いますが,それは,「先輩から学ぼう。仲間から学ぼう」ということです。
 「学ぶ」の語源は,「真似る」とよく言われます。「真似る」→「真似ぶ」→「学ぶ」という具合です。一方で,「真似ぶ」と「学ぶ」という言葉は,同じ時代で使われており,どちらが先かは定かではない,という意見もあります。いずれにしても,真似ることによって,人は学んでいきます。人真似なんかはしたくない,自分の創造性を発揮し,どんどん自分を成長させていきたい。こんなふうに考える人もいるでしょうし,是非こうあって欲しいとも思います。しかし,まずは真似ることで学んでいってください。真似ることができない人は,きっと,創造性も発揮できないように思います。
 ここで大切なことは,真似る対象が正しいかどうかということ。正しい対象からは正しいことが学べます。逆に,正しくない対象からは正しくないことを学んでしまいます。もちろん,正しいかどうかは,学ぶ方の判断です。でも,学ばれる方の責任も大きいと思います。
 そういった意味で,品野中学校は素晴らしいと思っています。なぜなら,「先輩から学ぼう」と言い切ることができるからです。これまで多くの品中生たちが,3年生の姿を見て品中の伝統を守り,品中の誇りを引継いできました。今後も,さらに品中を良くし,新たな伝統や誇りを創り上げていくためには,やはり,「先輩から学び,仲間から学ぶ」ことが大切だと思います。
 また,学校には先輩だけでなく,多くの仲間が周りにいます。授業での学び合いはもちろん,普段の仲間とのふれ合いを通して様々なことを学んでください。その人の行動や話す内容を,見たり聞いたりしながら,良いと思うことはどんどん自分の中に取り入れていってください。「学ぶ」とは,真似ることを通して,その人のよさを感じ,その人のよさを受け入れ,自分のものにしていくことです。皆さんが,学びながら大きく成長してくれることを期待しています。

年度の初めに

 新1年生の保護者の皆さま,品野中学校校長の八槇直幸(やまきなおゆき)と申します。お子さまのご入学,おめでとうございます。心よりお祝いいたします。2・3年生の保護者の皆さま,今年もよろしくお願いいたします。
 今年も「学校だより」を発行していきたいと思っています。ここには,集会での講話や式辞を中心に,日頃考えていることや,本校の生徒への,校長としての思いを綴っていくつもりです。つたない文章ですが,ご一読いただければ幸いです。なお,ここでの内容は,本校のホームページにも掲載する予定です。
 本日は,入学式と始業式を行いました。そこで,始業式で述べた式辞の内容を載せたいと思います。

 先ほど入学式を行い,新しい仲間を迎えました。新1年生は,小学校での卒業式を終え,春休みを過ごし,そして,入学式,始業式を迎えました。2・3年生は,修了式を終え,やはり春休み,そして,始業式を迎えました。こうして3学年がそろい,平成28年を無事にスタートできることを,まずは喜びたいと思います。
 先ほどの入学式では,次のようなお話をしました。2・3年生の皆さんも心にとめておいてください。
 まずは,命を大切にして欲しいということ。自分はもちろん,自分以外の命も大切にしてください。これを強くお願いしたいと思います。
 次に,心を鍛え,育てようということ。行事や授業など,日々の生活の中で,強い心,感性豊かな心,優しい心を鍛え,育ててください。
 さて,学校で最も長い時間を過ごすのは何でしょう。それは授業です。授業からは,教科の学習内容だけでなく,いろいろなことが学べます。例えば努力の大切さです。また,授業を通して心を鍛え,育てることもできます。ですから,是非とも授業を大切にして欲しいと思います。
 1年生は,入学式の後,長谷川先生から説明がありましたが,2・3年生はすでに経験しているように,品野中学校では,授業に「学び合い」を取り入れています。難しい問題の解き方を教え合ったり,自分の考えを発表し合ったりして,周りの人と関わりながら学習を進めていきます。授業は受けるものではなく,参加し,自分たちで創っていくものです。積極的に発言し,互いに学び合っていってください。
 昨日,3年生が学校に来て,入学式の準備をしてくれました。掃除や会場作り,教科書の配付など,本当に一生懸命活動してくれました。おかげで立派に入学式を行うことができました。3年生の皆さん,ありがとうございました。
 さあ,今日から新しい年度が始まりました。日々の活動や様々な行事を通して,皆さんがどのような素晴らしい姿を見せてくれるか,楽しみにしています。みんなで品野中学校をより良い学校にしていきましょう。

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学校行事
6/22 部活動停止 28日まで
6/27 期末テスト
瀬戸市立品野中学校
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