最新更新日:2024/09/19 | |
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数学の授業からこの日は近似値と有効数字の学習で,プリントを使って意味を説明し,その後練習といった流れでした。 近似値や有効数字は,生徒にとって興味の湧きにくい内容で,授業に集中させるには工夫が必要です。しかし,実際にはなかなか難しく,授業例が書かれた物を見たことがありません。そんな中で,学習内容を一生懸命伝えようとする先生の姿勢を感じました。 有効数字の例題として,「地球の直径は12750km,有効数字3桁でどのように表すか」を扱いました。これを,生徒と先生のやりとりを通して説明していました。教師は,いきなり「上から3桁取ると」と言ってしまいがちですが,「どこから3桁?」と,まずは生徒に投げかけた点がいいと思いました。上から3桁は,教師(大人)にとっては当然ですが,生徒はそうではありません。 練習の最中,「よく分からない人は周りと相談してください,先生に聞いてください」といった指示を出すと,すぐに相談し始めたり,挙手して先生に質問したりする姿が見られました。生徒のこういった姿勢が大切で,特に,挙手して分からないことを表明できることが,とてもよいと思います。 生徒全員が,すぐに理解できるものではありません。ですから,理解に時間のかかる生徒への配慮はとても大切です。 12750kmを,有効数字2桁で,13000km→1.3×10(の4乗)と表すことの説明の後,理解できたかどうかを挙手によって確認しました。分かった生徒が8割,微妙が2割でした。微妙な生徒が2割いたので,改めて説明しました。また,練習問題の答え合わせのとき,時間切れで全部できなかった生徒に対して,「答え合わせや説明のときによく聞いて理解してね」といった先生の発言がありました。さらに,授業の最後で,理解できなかった生徒に挙手をさせ,授業終了後,すぐに個別で指導していました。 このように,理解に時間のかかる生徒への配慮が感じられた授業でした。 |
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